今回はボルドー、サンテミリオンのグラン・クリュ・クラッセであるシャトー・キノー・ランクロです。
2017年に購入して以来、数年間セラーで熟成させて、ついに抜栓しました。
そして、ヴィンテージは2005年で、グレートヴィンテージです。
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
シャトー・キノー・ランクロ2005 素晴らしいサンテミリオン
サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセである、シャトー・キノー・ランクロの情報は、グループのシャトー・シュヴァル・ブランの公式ページ内のシャトー・キノー・ランクロのページから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(シャトー・シュヴァル・ブランの公式ページ(FR.EN))
2008年のキノー・ランクロ買収は、当初からシュヴァル・ブランの活性化プロジェクトとして計画されていました。これは、チームにとって自由と実験の場として新たな領域を開拓する機会となりました。わずか6キロメートルしか離れていないこの二つのドメーヌは、今もなお互いに刺激し合っています。キノー・ランクロのブドウ畑は、リブルヌのコミューンに位置し、蛇行するドルドーニュ川沿いにあります。町の南部では、ブドウ栽培の歴史はガロ・ローマ時代にまで遡ります。19ヘクタールのキノー・ランクロのドメーヌは、名門サン・テミリオンの都市型ブドウ畑です。この緑豊かな土地は、往年の名高いブドウ畑の証です。
シャトー・キノー・ランクロに植えられたメルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン21%、カベルネ・フラン14%のブレンドは、この土地の砂利質土壌の特徴を完璧に表現しています。これらの品種は豊かな多様性と複雑性をもたらし、2024年からは少量のマルベックをブレンドに加えることで、さらにその魅力が際立ちます。味わいは深く繊細で、緻密で豊かで丸みのあるタンニンが感じられます。熟成を目的として造られたワインでありながら、このワインの特徴は「深みの長さ」にあります。熟成初期から開放的で豊かな味わいが楽しめます。
(deeplで翻訳)
シャトー・キノー・ランクロ’05 素晴らしいサンテミリオンの感想
光にあてると中心部も透き通る、透明度の高い、やや濃いルビーレッド。
サンテミリオンと考えると、非常に透明感があり、そのため、妖(あやかし)のような妖艶な美しさです。
熟したブラックチェリーやブラックベリーなどの果実のエキス、お香、トリュフ、ローストした木、スミレの花、森の下草、清涼感のあるスパイス、バニラ、カシスリキュール、モカなどの香り。
熟成により渾然一体となった複雑で、芳醇な香りになっています。
ワインの色のイメージの通り、濃厚と言うよりは、一定の濃厚さを持ちつつ、やや透明感もイメージする、熟した果実のエキスのような香りが感じられます。
あまりの芳醇さにため息が漏れます。
口に含むと、甘やかさ、少し渋味を感じる。
タンニンは繊細で、かなりの部分は溶け込んでいる印象ですが、僅かに感じます。
しっかりとした濃厚なボディです。
しかし、僅かに透明感もイメージような凝縮し過ぎない、エレガンスを感じます。
絶妙な口当たりです。
熟したブラックチェリー、黒系果実の果汁エキス、バニラ、トリュフ、クレームドカシス、釘、鉛筆の芯などの味わい。
熟した果汁エキスの旨味がたっぷりと感じられる、エレガントな甘やかさがあり、非常に芳醇です。
濃厚さがありながら、濃厚さをあまり感じさせないエレガンス…
そして、旨味たっぷりの芳醇さ…
熟成により、渾然一体となった複雑さ…
香り同様、味わいも思わずため息が漏れてしまう程の美味しさです。
やはりボルドーはある程度熟成した方が全く異なる表情を見せてくれます。
若くて果実味たっぷりなワインも良いですが、個人的には熟成したボルドーが非常にお気に入りです。
今回も高い期待に応えてくれました!
抜栓2時間後、味わいにはカシスリキュールのようなより無駄を削ぎ落としたエキスっぽさが加わりつつ、やはりトリュフなど芳醇な味わいと香りに包まれます。
モカなどの香ばしい、コクのある香りも加わっています。
やはり複雑で芳醇な美味しさです!
抜栓2時間後の方がより透明感をイメージし、エレガントさが増します。
より芳醇さを求めるならば、抜栓直後の方が素晴らしいです。
ここは時間をかけて、両方を楽しむのがおすすめです。
今回はサンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセである、シャトー・キノー・ランクロ2005を抜栓しました。
今回も香り・味わい共にため息が出る程の美味しさでした。
タンニンも少し感じられますので、まだもう少し熟成が可能と感じますが、そろそろ飲むべきタイミングだったと思います。
非常に良いタイミングでした。
やはりサンテミリオンは美味しいですね。
価格は最新ヴィンテージで、7000円台~見かけましたので、美味しさからすると、非常にお値打ちです!
機会があれば、是非!
シャトー・キノー・ランクロ’05(サンテミリオン)に合わせた料理など

・自家製能登豚のテリーヌ
我が家の定番のワインのおつまみでとのペアリングです。
シャトー・キノー・ランクロ2005と合わせると、テリーヌの豚肉の旨味も感じますが、負けずにワインの果汁エキスの旨味もしっかりと感じられます。
渾然一体となった複雑な芳醇さが抑えられ、逆にエキス感がアップし、僅かに若返った果実味が感じられます。
エキス感が失われなかったことに少し驚きつつ、非常に美味しくいただけます。
良いペアリングです。
やはりサンテミリオンのワインは良いですね!
なお、せっかくのワインを目一杯楽しみたいなら、別々に口に含む方がより楽しめます。
シャトー・キノー・ランクロ2005(サンテミリオン)の基礎情報
・ワイン名:シャトー・キノー・ランクロ2005
・ワイナリー:シャトー・キノー・ランクロ
・ブドウ栽培地:フランス>ボルドー>サンテミリオン
・原産地呼称等:ACサンテミリオン・グラン・クリュ
・ブドウ品種:メルロー70%、カベルネフラン17%、カベルネソーヴィニヨン7%、マルベック6%
・気候・土壌等:砂利質土壌
・栽培・醸造法等:2段階選果、ビジャージュ、逆浸透膜、ミクロ・ビュラージュ、澱との攪拌。マロラクティック発酵を樽で行い、澱に触れたまま熟成。新しいハイテクのシステムによって樽が自動的に回転され、澱が常に果汁に混じるようになっている。
・評価・受賞等:パーカー・ポイント94点
・インポーター:ジェノス・ワイン・マーチャント株式会社
・参考価格:7000円台~
・入手時期/抜栓時期:2017.10./2024.01.
・入手先:エノテカオンライン(公式ページはこちら。Instagram:@enoteca_wine )
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、当時6000円台で購入。

シャトー・キノー・ランクロ’05 素晴らしいサンテミリオン関連のおすすめ記事
今回は素晴らしいサンテミリオンのワインである、シャトー・キノー・ランクロ2005を抜栓しました。
熟成により、渾然一体となった複雑で芳醇な香りと味わいの素晴らしいワインでした!
下記は同じくサンテミリオンの素晴らしいワインです。
・シャトー・ド・フェラン2012
まろやかな果実味を楽しみつつ、熟成による複雑な奥深さも楽しめる、素晴らしいワイン!
フランス、ボルドー、サンテミリオン。6000円台~。
熟したブラックチェリー、カカオ、バニラ、シナモン、タイム、西洋杉、砕いた石、少しリコリスやクレームドカシス、スミレの花などの香り。
口に含むと、熟したブラックチェリーやブラックベリー、クレームドカシス、バニラ、カカオやモカ、きのこ、スパイス、少しリコリスなどの味わい。
