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2000円台おすすめ白ワイン サンコムのコート・デュ・ローヌ・ブラン2016
このワインを手に取った経緯ですが、10年以上前の話ですが、コミック「神の雫」でマリアージュがテーマになった際に、この生産者のルージュが登場します。
シャトー・ド・サンコム「コート・デュ・ローヌ・レ・ドゥ・アルビオン」です。
その後、何度となくリピートしていますが、このワインには非常にハマりました。現在でもたまに購入して飲んでいます。その際は、デキャンタを使い、ワインを充分に開かせて、シラー&グルナッシュの華やかな香りを目いっぱい出させて楽しんでいます。10年以上前は2000円弱だったと思いますが、今でも2500円位で購入できます。
下記は私が持っているプジョー社製デキャンタの後継モデルです。デキャンタは閉じているワインを空気に触れさせて、ワインを短時間で開かせることができます。1度買うと割れない限りずっと使えるので、そこまで高くないですので、ワイン好きなら持っていてもいいかなと思います。ちなみに私は10年位使っています。
その後、白ワインも意識して飲むようになり、赤ワインが美味しかったサンコムの白ワインも美味しいに違いない。それに、最近気になるブドウ品種ヴィオニエとマルサンヌ他のアッサンブラージュ(ブレンド)も飲んでみたいと思い、今回購入しました。
ワイン1本の購入にも、人それぞれ長い過去の経緯があったりします。私の場合それ程大それたものではないのですが、ワインとの出会いは、何となくドラマチックに感じます。
ローヌの生産者シャトー・ド・サンコムについて
下記はジゴンダスの天才が頭角を現していく過程を見ているような説明です。今も購入しやすい価格でリリースしてくださっていることが、またうれしいですね。
生産者シャトー・ド・サンコムの情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
詳細はこちら(エノテカオンラインへのリンク)
シャトー・ド・サン・コムは、500年の歴史を持つジゴンダスのワイナリーであり、トップ生産者のひとつです。ワイナリーの名前の由来は、ジゴンダスにある12世紀に建てられた「サンコムチャペル」。
ローヌでいち早く有機栽培を取り入れるなど、ジゴンダスをリードする存在でしたが、1992年ルイ・バリュオール氏が14代目を継いで以降、彼の造り出すワインは各評価誌で高得点を連発。ワイン・スペクテーター誌で「ジゴンダスの天才」と称賛され、世界的に知られるようになりました。
サン・コムの畑のブドウ樹の平均樹齢は約60年。その土壌は1,100年前の粘土と石灰岩が表出している非常にユニークな土壌であり、ローヌ地方では唯一のもの。水はけがよく、急斜という独特の地形がブドウ造りに最適で、高品質のブドウが収穫されています。
ブドウが植えられている区画や収量を厳密にコントロール。全房発酵や、ピジャージュの多用を採用することで、他のジゴンダスと比べて、より芳香に富み、凝縮感がありつつもエレガントな味わいを生み出すことに成功。シャトー・ド・サン・コムを、世界的なジゴンダスのスーパースターに押し上げました。
サンコムの2000円台おすすめ白ワインの感想
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系果実を中心とするシトラス系や、白い花など多彩な香り。口に含むと、レモンなどの爽やかな柑橘系果実、パイナップルなどの上品な甘めの南国果実、桃やプラムなどの味わい。
(沖縄のパイナップルは酸味が控えめで甘くて美味しいですが、そういう印象のパイナップルです。)
フレッシュな果実のような瑞々しさがあると同時に、果実味が豊富で、濃厚さもあります。余韻は苦味を伴いつつ、酸味があるので、爽やかな印象でフィニッシュします。
複数のブドウ品種をアッサンブラージュしていることや、ブドウ品種も個性的なヴィオニエやマルサンヌなどを使っているので、南仏の独特な味わいが出ているんだろうと思います。
非常に多彩な印象を受ける美味しく面白いワインになっています。
時間をかけて開かせていくと、この多彩さがさらに際立ち、ますます美味しくなりました。時間をかけてゆっくりと飲んでいただき、変化も楽しんでいただきたいワインです。
サンコムの2000円台おすすめ白ワインの基礎情報
・生産地:フランス>コート・デュ・ローヌ
・葡萄品種:ヴィオニエ33%、マルサンヌ33%、ピクプール33%他。
・参考価格:2000円台
・栽培法:有機栽培
・醸造法:全房発酵
・購入先:エノテカオンライン
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コート・デュ・ローヌ・ブラン2015/ギガル