アルゼンチンのロ・タンゴ・シリーズのワインを初めて飲んだのはトロンテスという品種で造った白ワインでした。
トロンテスは非常に魅力的な、ふくよかなワインで、私のお気に入りのブドウ品種の1つです。
それ以外にもアルゼンチンのマルベック種も昔からお気に入りです。濃厚ですが、濃いだけではなくて、滑らかな舌触り、独特な甘やかさがあり、ちょっとセクシーな印象があります。
そんなアルゼンチンのマルベックを使ったロ・タンゴ・シリーズです、以前にも2016ヴィンテージを飲んだことがありましたが、久しぶりの抜栓です。
今回はエノテカの「よりどり10本11000円」で購入した1本です。
目次
アルゼンチンのボデガ・ノートンのロ・タンゴ・マルベック2020
ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。
2020ヴィンテージのコメント
色調は深いルビーレッド色。ブラックベリーやブラックチェリーの香りにバニラやスパイスのニュアンスがあります。
豊かな果実味、独特のタンニンはアルゼンチンを代表するブドウ品種、マルベックの特徴。フィニッシュはミントを思わせ、しっかりとしたボディがありながら滑らかで柔らかな口当たりが魅力です。
アルゼンチンのボデガ・ノートン(生産者)(ロ・タンゴ・マルベック)
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
ボデガ・ノートンについて
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
スワロフスキー社が所有している。 アルゼンチンの首都、ブエノス・アイレスから西へ1000km、 アンデス山脈の麓のメンドーサ地区に最先端の設備を誇るワイナリー持ち、「アルゼンチン最高品質のワインを造る」ことをモットーにしている。
現在では世界60カ国以上に輸出されており、アルゼンチン国内で多くのワイナリーのモデルとなっています。 低価格ながら非常に洗練された味わいで、驚くほどのクオリティを誇る。
ワイナリーとして2010年にアルゼンチンの最も著名な新聞クラリンにおいてNo.1ワインブランドに選出。2011年にはベスト・ニューワールド・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされ、「アルゼンチンのワイン造りをリードする存在」「最も親しみやすく賞賛すべきワインを造っている」と世界的に評価されています。
アルゼンチンは標高が高く、昼夜の気温差が激しい気候が特徴です。加えてアンデス山脈からの風の影響でブドウは乾燥し、1年を通じて病害虫や腐敗の心配がありません。つまり、殺虫剤や除草剤が必要ないため、自然とオーガニックでナチュラルなワインを造ることができるのです。また、ボデガ・ノートンでは灌漑にアンデスの雪解け水を使用しており、それがワインに豊かなミネラルをもたらしています。
アルゼンチンのボデガ・ノートンのロ・タンゴ・マルベックの感想
フレッシュなブラックベリー、カシスなどの黒系果実、シナモンや胡椒などのスパイスの香り。
酸味もありそうなハツラツとした黒系果実の美味しそうな香りがします。凝縮感のある香りを清涼感のあるスパイスが爽やかにバランスをとっているような印象です。
口に含むと、少し酸味があり、若干の渋味もある。フレッシュな黒系果実の凝縮感があり、タンニンも豊富でしっかりしたボディです。リコリスやスパイスなどの味わいもあります。
しっかりとして濃厚なんですが、黒系果実のフレッシュ感があるため、マルベックにしては軽め?と感じてしまいます。
こういうマルベックもいいですね。ただ、私がマルベックにイメージする、しなやかや滑らかさはあまり感じませんでした。
どちらかというと、早飲みに向く、若いボルドーを飲んでいるような錯覚に陥ります。
アルゼンチンのマルベックは昔から好きですが、凝縮感があっても滑らかで、もう少し落ち着いた酸味の印象がありましたが、最近のトレンドなのか、ヴィンテージなのか、私ごときでは分かりかねます。
今後もワイン探求のため、飲み比べて行きたいと思います。
このワインは黒系果実の凝縮感はあるけれど、軽やかでフレッシュなマルベックを飲みたい方はおすすめ! 先ほどのように早飲みの若いボルドーが好きな方には飲み比べるのも面白いと思います。
また、フレッシュな印象のワインなので、食事にも合わせやすいと思います。
アルゼンチンのボデガ・ノートンのロ・タンゴ・マルベックの基礎情報
・生産地:アルゼンチン
・葡萄品種:マルベック
・土壌・気候等:標高が高く昼夜の気温差が激しい。山脈からの風でブドウが乾燥し、病害虫や腐敗の心配がない。感慨にはアンデスの雪解け水を使用。
・栽培・醸造方法等:オーガニック、除草剤不使用、殺虫剤不使用、自然環境に配慮したサスティナブルな栽培と醸造。
・インポーター:エノテカ
・購入先:エノテカ
・価格(ネットショップ参考):1700円台~
エノテカの「よりどり10本11000円」で購入。1100円/本で購入。
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バレル・セレクト・シャルドネ2018 / ボデガ・ノートン
1400円台~。洋梨、パッションフルーツ、バナナなど南国果実、花、ハーブ、ナッツ、バターなど多様でふくよかな香り。南国果実やバターの風味がするリッチなシャルドネ。
ロ・タンゴ・トロンテス2018 / ボデガ・ノートン
フルーツバスケットのような非常に多彩な香りと味わいを見せるワインです。恐らくテロワールとブドウ品種トロンテスの特徴でしょうか。2000円程で購入可能で、毎年複数本リピートしているお気に入りです。
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コノスル・マルベック・ビシクレタ・リミテッド・エディション2018
※上記はファミマのワインと異なりますが、ビジクレタ・シリーズです。
コンビニのファミマで880円で購入。黒系果実がたくさん入っている香り。熟した甘い黒系果実やクレーム・ド・カシスなどの味わいがし、黒い果実の凝縮感とフレッシュさもある美味しいワイン。
アラス・トレ カサ・デ・カンポ マルベック2018
ファミマ限定ワイン。711円。フレッシュなブルーベリー、ブラックベリーなどの黒系ベリーの果実の香り。フレッシュな巨峰、アメリカンチェリー、ブラックベリーなどのフレッシュで、甘い黒系果実の味わい。
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