今回は Firadis WINE CLUB 30で購入した、以前から気になっていた『4か国のピノ・ノワール赤ワイン飲み比べセット』(9396円。送料無料。2300円台/本)の1本です。
フランス、イタリア、ドイツ、アメリカの4つの産地のピノノワールを飲み比べできるお値打ちなセットです。
今回抜栓したのは、最近、注目しているドイツのピノノワールです。産地はバーデンです。
今回のピノノワールも素晴らしいワインでしたので、非常におすすめです。
そんなワインの感想です。
目次
フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・フォン・ロス2019
フランツ・ケラーの滋味深いシュペートブルグンダー・フォン・ロスの情報は輸入元兼購入先のFiradis WINE CLUB 30から抜粋・引用しています。
いわゆる「しみじみ旨み系」ピノ・ノワールです。ドイツ・ピノは薄くて軽い・・・という昔のイメージとはかけ離れた、ピュアな果実のきれいさと深みが同居した上質なワイン、という印象を持って戴けるはずです。
ストロベリーやチェリー、サンザシといった甘やかな赤系果実のアロマが感じられます。フレッシュな果実味と心地よい酸、そしてじんわりじんわりと長く広がっていくような旨みを持つピノ・ノワールで、程よいタンニンが下支えし飲みごたえのある1本。
主にバスガイゲとオーバーベルゲン周囲の畑のブドウを使用、平均樹齢は15-20年で、土壌は黄土(ロス)。
詳しくはこちら(Firadis WINE CLUB 30のページ)
フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・フォン・ロスの生産者:フランツ・ケラー
フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・フォン・ロスの生産者、フランツ・ケラーの情報は輸入元のフィラディスから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(フィラディスのページ)
フランツケラーはカイザーシュトゥール地区のフォークツブルク・オーバーベルゲン村に位置する家族経営のワイナリー。1893年にワイン貿易商として創業して以来、長きにわたり高品質なワインを輸入し世の中に紹介してきた。高品質なボルドーとブルゴーニュに特化したワイン商でもある。
ワイナリーでは現在約30haの自社畑を所有し、これに加えて買いブドウ畑が30ha。エントリークラスのグーツワインと一部の一級畑エアステ・ラーゲは自社ブドウと買いブドウのブレンドで、特級畑グローセス・ゲヴェックスは自社ブドウのみで造られている。
土壌は色の濃い火山性土壌がメインでこれがワインに独特なミネラルとスモーキーさを与えている。その他はロス、ロームに加えて一部チョークも見られる。
畑では除草剤、殺虫剤、化学肥料は使用しない。
醸造では、白はフレッシュな果実を保つために除梗せずにプレスし、ステンレスタンクとオークの大樽を使い分けて熟成させる。
赤では1/3程度を全房発酵し、マセラシオンの最中はピジャージュではなくルモンタージュを行うことで、エレガントな果実味を引き出す。
その後バリックでの熟成では、全てブルゴーニュの一流樽メーカー(フランソワ・フレールやタランソーなど)のみを使用する。焼き目はミディアムまでに抑え、果実とバランスよく調和させて決して樽が強く出すぎることないよう意識する。
フランツ・ケラーの滋味深いシュペートブルグンダー・フォン・ロスの感想
僅かにオレンジ色が全体に含まれるような、美しく透明度の高いルビーレッド。
熟したフランボワーズなどの甘やかな赤系ベリー、甘い花、スミレの花、少し爽やかなスパイス、生肉などの香り。
非常に甘やかで、エレガントで芳醇な香りで、うっとりとさせられます。
素晴らしい!
スワリングすると、大きくは変わらないですが、少し酸味を伴う赤系ベリーが加わる。
口に含むと、程良い酸味、渋味と甘味はほとんど感じない。熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、熟したオレンジ、出汁、少しスモークなどの味わい。
非常に甘やかで、熟したフルーティさがあります。
個性的と感じたのは、熟したオレンジのような味わいと少しオレンジっぽい酸味を感じます。
ピノノワールでは、たまにしかオレンジは感じませんが、今まで飲んだピノノワールの中ではオレンジを最も感じたかもしれません。
そして、そのオレンジもフレッシュではなく、熟したイメージで、酸味が控えめで、味わいも旨味を抽出したような味わいです。
もちろんワインを美味しくしている要素の1つです!
非常に美味しいです。
抜栓3日目、熟したフランボワーズなどの赤系果実、甘い花、生肉、バラなどの力強く、それでいて、エレガントさも感じる香り。
うーん、芳醇な香りです。
口に含むと、控えめな酸味、僅かな甘やかさ。熟した甘い赤系ベリーをたっぷりと感じ、オレンジ、スパイス、出汁、きのこ、土、ミネラルなど複雑で、滋味深く、薄旨系な味わいです。
非常にフルーティで、熟したベリーの果汁や出汁がたっぷりと入った滋味深く、エレガントな味わいです。
薄旨系ピノノワールの味わいは健在で、昨日以上に複雑さや滋味深さやエレガントさなど、存在感が増しているような印象です。
そして、繊細なワインに感じますが、全くヘタっていません。非常に美味しい!
フランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスは、最近よく出会う、滋味深く、エレガントな薄旨系のドイツのピノノワールです。
ドイツワインでは1000円台や2000円台でも美味しいピノノワールに出会うこともよくありますが、3000円位から一気に品質が上がるような気がします。
今回のフランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスは、まさにそんなワインでした。
超おすすめです!
今回はFiradis WINE CLUB 30で『4か国のピノ・ノワール赤ワイン飲み比べセット』(9396円。送料無料。2300円台/本)の1本として購入しています。ドイツ、イタリア、アメリカ、フランスのお値打ちで美味しいピノノワールのおすすめセットです。
このセットだと、1本あたり2300円台で購入でき、非常にコスパが良いピノノワールを楽しめます。各生産国の個性も感じられる飲み比べできるセットでもあります。
フランツ・ケラーの滋味深いシュペートブルグンダー・フォン・ロスに合わせた料理など
・自家製能登豚のテリーヌ & バタール(Tour de France):グルメマーケット BIG BEANS(ビッグビーンズ)
テリーヌは添加物が含まれないためか、濃い味という印象ではなく、しっかりとした豚肉の味わいです。
これは美味しい!
しかも脂肪と赤身のバランスが良いと思います。バゲットと共にいただくと、ちょうどいいバランスです!
フランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスと合わせると、ワインが非常に華やかになります!
豚肉の旨味は控えめになる代わりに、ワインは非常に華やかでフルーティな味わいになり、素晴らしいペアリングです。
非常に相性が良いです。
そのままバゲットとテリーヌで食べても非常に美味しいですし、ワインと合わせても素晴らしいテリーヌです。
・ゲイシャ ミルクチョコレート:ファッツェル
チョコレートはカカオ、香ばしいナッツ、ミルクなどの味わいを感じます。ナッツの風味がある分、ミルクチョコレートですが、香ばしく、甘すぎず、少し軽やかな味わいです。ナッツの香ばしさが非常にバランスが良く、美味しいです。
フランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスと合わせると、ワインに酸味が加わり、果実のフレッシュ感が現れ、若返る印象です。
抜栓3日目に合わせていますが、抜栓初日以上に若々しい赤系ベリーの酸味を伴う味わいになります。滋味深さやエレガンスは控えめになりますが、チャーミングさが戻るイメージです。
チョコレートは後半からフィニッシュにかけて、カカオやヘーゼルナッツなどの風味をしっかりと感じ、香ばしく最後を締めくくってくれます。
ペアリングすると、チョコレートもさらに美味しくしてくれます!
チョコレートはモニターとして、ワインショップ西村から商品の提供をいただいています。
・ゲイシャ ミルクチョコレート:ファッツェル
フィンランドのお土産の定番・ファッツェルのチョコレート。
「ヘーゼルナッツのプラリネをミルクチョコレートで贅沢に厚くコーティングしたゲイシャ・ミルクチョコレート。大切な人と一緒においしいゲイシャチョコレートをお召し上がりください。」
・購入はこちら:ワインショップ西村(楽天市場内公式ページ)
・国産牛ローストビーフ(もも):ビッグビーンズ
このローストビーフはお気に入りで、よくリピートしています。
添加物もなく、味付けが塩胡椒のみですので、牛肉の味そのもの。あっさりとしていて、旨味が詰まっています。しかもジューシーです!
シンプルなだけに、和わさびが非常に合います。清涼感が加わり、さらにさっぱりと爽やかです。
マスタードも少し酸味がついて美味しい!
・マスタードをローストビーフに付けて、フランツ・ケラーのいシュペートブルグンダー・フォン・ロスに合わせると、ワインは少し酸味を伴い、ややフレッシュでジューシーな赤いベリーをイメージする味わいに変わります。
ローストビーフも牛肉の旨味を損なわずに感じることができ、美味しいです。
・和わさびをローストビーフに付けて、同ワインに合わせると、清涼感と酸味が少し加わり、フレッシュさが出ますが、フルーティさはマスタードの方が現れます。
ローストビーフの味わいは、主に後半で旨味を感じることができ、問題なく、美味しくいただけます。
よく味わうと、わさびの清涼感がワインの出汁感と甘やかさをより引き出し、余韻でエレガントさを感じます。
・何も付けずにローストビーフに同ワインと合わせると、ワインに酸味が少し加わり、僅かにフレッシュでフルーティな印象になります。
ワインの変化が最も少なく、美味しさを味わうことができ、かつ、牛肉の旨味を最も感じるペアリングでした。
先日、同じローストビーフを合わせた日本のメルローと比較すると、全てにおいて、今回のワインの方がペアリングとしては、よりマッチしています。
ローストビーフとピノノワールは相性が非常に良いんだと思います。
フランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスの基礎情報
・ワイン名:フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・フォン・ロス2019
・生産者:フランツ・ケラー
・生産地:ドイツ>バーデン>バスガイゲとオーバーベルゲン周囲の畑
・葡萄品種:シュペートブルグンダー(ピノノワール)
・原産地呼称等:Q.b.A.バーデン
・気候や土壌:黄土(ロス)土壌。
・栽培・醸造法等:平均樹齢15-20年。フレンチオークのバリックで発酵、12ヶ月熟成。
・抜栓時期:2022.04.
・インポーター:フィラディス(公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):3000円位
・購入先:Firadis WINE CLUB 30(公式ページはこちら)
『4か国のピノ・ノワール赤ワイン飲み比べセット』(9396円。送料無料。2300円台/本)の1本として購入。
「同じピノ・ノワールを100%使用した赤ワインでも、産地や造り手によって味わいの個性・スタイルに大きな多様性が生まれることをはっきりと感じて戴ける4本を選びました。
是非、世界のピノ・ノワールの飲み比べをご自宅でお楽しみください!」(Firadis WINE CLUB 30の公式ページより抜粋。こちら)
フランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスを含むワインセット関連の記事
今回はフランツ・ケラーのシュペートブルグンダー・フォン・ロスを抜栓しました。非常にフルーティで、熟したベリーの果汁や出汁がたっぷりと入った滋味深く、エレガントな味わいでした。
下記は今回のワインと同じFiradis WINE CLUB 30の『4か国のピノ・ノワール赤ワイン飲み比べセット』に入っていたイタリアのピノネロ(ピノノワール)です。
こちらも非常のおすすめのピノノワールです。
・トラミン・ピノネロ2020/トラミン
3000円位~。華やかさやまろやかさ、優しさ、艶っぽさのあるピノノワール!
ドライフルーツ、やや熟したチェリーなどの赤系果実、ハーブ、爽やかなスパイス、華やかな花などの香り。
口に含むと、フレッシュさが残る、やや熟した赤系ベリーの非常にジューシーさが感じられる。