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ドイツワインのピノノワール ベッカー・シュペートブルグンダー2014
ドイツワイン、特に赤ワインはあまり飲んできませんでしたが、ピノ・ノワールを飲み始めてから探究するようになりました。
そんな中、エノテカで購入したベルンハルト・フーバーのシュペートブルグンダー・クーベーアー・トロッケン(4000円位/ボトル)を飲んで、ドイツのピノも非常に美味しなぁと感じました。
その後、GINZA-SIXのイマデヤ・ギンザ(食べログへのリンク)に立ち寄った際に、ちょうどインポーターのヘレンベルガー・ホーフの方が角打ちでドイツワインを案内してくれていて、その際にいただいたグラスワインがベルンハルト・フーバーのシュペートブルグンダー(5000円位/ボトル)で、非常に美味しかったです。
さらに、その後ワインクラブ本多(食べログへのリンク)で飲んだマルティン・ヴァスマーのマルクグレーフラーラント・シュペートブルグンダー(3200円位/ボトル)がこれまた美味しくて、さらに注目するようになりました。
そして、この秋に大阪ビオワイン・フェスタ(記事はこちら)に参加して飲んだベルンハルト・フーバーのマルターディンガー・シュペートブルグンダー(5000円位/ボトル)も非常に美味しかったです。
また、最近飲んだクロスター醸造所のピノ・ノワール・ファルツ(1000円位。記事はこちら)も香りが華やかな、さっぱりとしたピノで旨安のドイツワインでした。
他にもちょこちょことドイツワインを飲んでいますが、最近印象に残っているドイツのピノは想像以上に美味しいワインが続いています。
今回のワインは、そんな流れで購入したフリードリッヒ・ベッカーですが、ベッカーのエチケットは昔からよく見ていて何度か購入したこともあります。今回初めて備忘録としてブログの記事にしてみました。価格も3000円台とそれなりにしますが、やはり美味しいおすすめできるピノでした。
ドイツワインのピノノワール 生産者:フリードリッヒ・ベッカー
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
フリードリッヒ・ベッカーについて
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
フリードリッヒ・ベッカー醸造所は、ファルツに位置するワイナリー。ドイツのピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)の名手として昇りつめた現在世界中で注目されている歴史ある造り手です。
ベッカー家は300年に渡り代々ワイン造りを行ってきた名門です。戦後の荒廃からドイツワイン界を立て直すために、ベッカー家は協同組合を設立し、自らリーダー的存在となりその後、1973年に「世界一エレガントなワインを造る」ことを目標に掲げ独立。
醸造所のあるファルツ地方は、ドイツで2番目に大きいブドウ栽培地です。地方を縦断する「ドイツワイン街道」はローマ時代から存在し、今なお高名なワイン産地である村が鈴なりに並んでいます。
そんなファルツ地方の中でも彼らが畑を所有するズードリッヒヴァインシュトラーセは、黄土、石灰、粘土の混ざった土壌。ハート山系の森によって荒い風が遮られ、ドイツでも比較的温暖な気候に恵まれている産地です。
熟成に使用する樽には、所有している森から切り下ろされた木を使用し、大樽80%、小樽20%にて熟成されます。
日本では、2008年北海道洞爺湖サミットで、トップキュヴェである「2005ピノ・ノワール」が提供されました。
ドイツワインのピノノワール ベッカー・シュペートブルグンダーの感想
抜栓直後のボトルから華やかな赤い果実の香りが漂う。酸味を想像させるフレッシュ感のある香りと、甘ーい赤系果実の香り。香りのイメージはレッドチェリー、フランボワーズとストロベリー、白い花、スパイス、少しミントなどの清涼感のあるハーブの香り。甘酸っぱさ、華やかさ、そして、爽やかさを順に連想させる。
口に含むと、フレッシュな赤系果実の爽やかな酸味と、熟した赤系果実の上品で微かな甘味を感じる芳醇な果実味。フレッシュ感からくる軽めの飲み心地と、果実味豊富なふくよさかさのバランスが非常によく、余韻では甘いベリー系の赤い果実の香りがエレガントにフィニッシュに導いてくれます。
これは美味しいピノ・ノワール! さすがベッカーのシュペートブルグンダーだと感じます。
さらにワインが開いてくると、白い花から変化し、薔薇の花の香りが漂う。エレガントで高貴な印象を与えてくれます。そして、甘い赤いベリーの香りも健在。華やかで品のあるピノ・ノワールです。
ベッカーのワインは何度か飲んでいますが、開いた後もやはり美味しいです。香りも非常に良く、しっかりと時間をかけて飲んでもヘタることはなかったです。
価格はデイリーワインとは言いにくい価格かもしれませんが、ちょっと贅沢な週末に抜栓するのには、ぴったりなピノ・ノワールだと思います。
きっと日常の疲れを癒し、少しエレガントな雰囲気にしてくれると思います。
追記
インポーターのヘレンベルガー・ホーフのピノ・ノワールはいつも美味しいワインに出会っていますので、大ファンです。今後もヘレンベルガー・ホーフのワインを探究して行きたいと思います。
そして、またしてもドイツのファルツ地方の美味しいワインに出会いましたので、ファルツ地方のピノの探究も続けていきます。ファルツのテロワールはやっぱりいいと思います。
ピノノワールのおすすめワイン 価格帯・地域別の厳選5本
ブドウ品種ピノノワールで造られたワインから、1000円台、2000円台、3000円台の3つの価格帯、地域別におすすめワインを厳選して5本ずつ紹介しています。
ドイツワインのピノノワール ベッカー・シュペートブルグンダーの基礎情報
・生産地:ドイツ>ファルツ
・葡萄品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
・参考価格:3200円~3700円位
・インポーター:ヘレンベルガー・ホーフ
・購入先:エノテカ
エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
エノテカオンラインを活用して、ワイン・ライフをもっと楽しめるような便利なサービスなどのおすすめポイントや、ワインを少しでもお値打ちに購入するおすすめの方法などを紹介しています。
ベッカー・シュペートブルグンダーと同価格帯のブルゴーニュ関連のおすすめ記事
3000円位のピノ・ノワールで美味しかったワイン達です。マトロはブルゴーニュの中ではまだ価格は控えめでクオリティが高く、よくリピートしています。ポール・ガローデは2014を飲んで2000円台(当時)とは思えない美味しさでびっくりしました。2016ヴィンテージは3000円台半ばで、価値が見いだされて価格が上昇したのか、はたまた生産量が極端に少なかったか、またはさらにクオリティの高いワインに変貌を遂げたのか、いずれにしろベッカーの対抗馬となりうるワインです。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2013 マトロ
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2014 ポール・ガローデ
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