今回は2018年にまとめ買いして、エノテカのレンタルセラーで約5年熟成させていたACブルゴーニュ・ルージュです。
造り手はラローズ・ド・ドルーアンです。
過去にも同じワインの2015vtを2019年に飲んでいます。
今回は2014vtを2022年に飲みましたが、味わいや香りは全く別物になっていて、非常に良い経験ができました。
そんなワインの感想です。
目次
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014の情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
2019vtのコメント
グラスに注ぐと、ダークチェリーやブラックベリーなどの熟した果実の華やかなアロマ広がる、クリーンで爽やかな香り。口当たりはまろやかで柔らかく、凝縮した果実味とフレッシュな酸味、程良いタンニンが心地良い調和を奏でています。上品かつピュアな味わいの1本です。
シャンボール・ミュジニーとモレ・サン・ドニ村で育ったブドウを使用しています。醸造においては、基本的には除梗を行いますが、ヴィンテージによって調整。オーク樽にて18ヵ月間熟成させたのち、清澄と濾過を行わずに瓶詰めします。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
※ブルゴーニュ・ピノノワールは現在見当たらず、格上のブルゴーニュ・コートドール(2017年に新設されたアペラシオン)が販売されています。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014の生産者:ラローズ・ド・ドルーアン
ブルゴーニュ・ピノノワール2014の生産者、ラローズ・ド・ドルーアン の情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
1850年のドメーヌ創立以来、親子5代に渡ってワイン造りを続けるジュヴレ・シャンベルタンの名門「ドルーアン・ラローズ」の当主フィリップ・ドルーアン氏の娘、カロリーヌ女史が立ち上げたネゴシアン。
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズをはじめ、ミュジニー、ボンヌ・マール、クロ・ド・ヴージョなど錚々たる6つのグラン・クリュを所有し、しかもその畑はどれも「特級畑の中でも最良の区画にある」と言われる、まさにブルゴーニュファンにはたまらない垂涎の銘柄がずらりと顔を揃えています。
ラローズ・ド・ドルーアンでは、厳選した契約農家からブドウも購入しており、高い品質を維持するために年間を通してブドウ園の定期的なモニタリングを行い、栽培から収穫に至るまで徹底した管理を行っています。ワイン造りにおいては、偉大な父フィリップ氏の指導の下、ドルーアン・ラローズと同じ敷地内にあるカーヴにて行います。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014の感想
エッジには薄いオレンジ色が現れています。全体にオレンジ色と僅かにピンク色が見えるガーネット色。
香水のような素晴らしい香りです。
熟れた甘いラズベリーなどの赤系ベリー、タイムなど爽やかなスパイス、香水、ドライフルーツなどの香り。
熟した赤系ベリーの透明感がある甘やかな香りや、爽やかな香り、そして、全体的にエレガントな透明感のある香水のような香りがします。
非常にエレガントで芳醇です。
スワリングすると、香水の香りがグラスから溢れてきます。
ラローズ・ド・ドルーアンは若いブルゴーニュ・ルージュも過去に飲んでいますが、ACブルゴーニュは赤・黒系ベリーを感じる、しっかりとした果実の香りのイメージでした。
しかし、8年の熟成で別物の透明感のあるエレガントな香りになっています。
口に含むと、酸味はなく、僅かに甘やかさと渋味を感じます。タンニンはほぼ溶け込んでいてあまり感じません。
熟したラズベリーやストロベリー、出汁、スパイス、ミネラル、少し土などの味わい。
熟成により、透明度の高い芳醇な液体になっています。
熟した果実のエキスのような旨味や甘やかさがあります。
繊細ですが、ボディは意外にしっかりとした印象を受けます。
これは若飲みした時の豊富でやや骨太なボディが、熟成で透明度が増したけれど、その名残としてイメージ出来ます。
そのため、繊細な印象のワインですが、時間をかけて飲んでも、最後までしっかりと楽しめそうな印象を受けます。
それにしても、芳醇で透明度が高く、エレガントな液体です。
香り共々エレガントな香水を飲んでいるかのような美味しさです。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワールは美味しい!
ラローズ・ド・ドルーアンのACブルゴーニュは、今回の抜栓で、若飲みよりも少し熟成させてからの方が、タンニンがこなれて透明度が増し、エレガントな印象になり、断然、おすすめです。
リリース直後の骨太でしっかりとしたボディを飲んだ上で、熟成後を飲むと、さらにその大きな変化が楽しめておすすめです。
若飲みをじっくりと数日間かけて開かせて楽しむのも面白いと思います。どこまで変化して、いつヘタるのかチェックするのもワインの愉しみの一つです。
3000円台でこれだけ楽しめたら、期待値以上の満足です。
おすすめの実力派が造るワインです。若飲みもいいし、少し熟成させるも良し。
ワインセラーを所有している方には特におすすめです!
※ブルゴーニュ・ピノノワールは現在見当たらず、格上のブルゴーニュ・コートドール(2017年に新設されたアペラシオン)が販売されています。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ピノノワール2014
・生産者:ラローズ・ド・ドルーアン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>シャンボール・ミュジニーとモレ・サン・ドニ
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.ブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:基本的に除梗を行う(ヴィンテージによる)。18ヵ月間オーク樽で熟成後、清澄・濾過をせず瓶詰め。
・抜栓時期:2022.09.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):3400円台~
※ブルゴーニュ・ピノノワールは現在見当たらず、格上のブルゴーニュ・コートドール(2017年に新設されたアペラシオン)が販売されています。
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、2018年当時、3000円位で購入。
3000円台のおすすめブルゴーニュ・ルージュ関連の記事
今回は購入後熟成させていたラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2014を抜栓しました。まるでエレガントな香水を飲んでいるかのような美味しさでした。
下記は同じく3000円台で購入できるACブルゴーニュ・ルージュです。いずれもおすすめです。
・ブルゴーニュ・ルージュ2017/ルーデュモン
3300円台~。
エレガントな花、爽やかなスパイス、ややフレッシュなフランボワーズやチェリーなどの赤い果実、様々なハーブ、スモークの香り。口に含むと、ややフレッシュな赤い果実、少しバニラのニュアンスもあり、華やかで優しい甘酸っぱさのあるワイン。
・ブルゴーニュ・ピノノワール2016/マトロ
3300円台~。
少し甘く、柔らかいストロベリーやフランボワーズなどの赤系ベリー、花々、ハーブや少しスパイスの香り。
たっぷりはいった赤い果実で、口に含むと果実が弾けるようなインパクトです。全体の印象としては果実味が豊富で非常にジューシーです。