今回のワインは2018年の春頃に購入して、約3年エノテカのレンタルセラーで寝かせていたものを取り寄せて抜栓しました。
アルヌー・ラショーのワインは、改称前のロベール・アルヌーのブルゴーニュ・ピノファン2005を2017年に飲んでいます。
今回は2008年に改称し、その後様々な改革を行った後のワインです。また、比較的若い2014ヴィンテージを抜栓しているのが違いです。
そんなワインの感想です。
目次
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファン2014
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファンの情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
シャンボール・ミュジニーとヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュの3つの村のピノ・ファンをブレンドして造られます。ピノ・ファンとは、ピノ・ノワールのクローン品種の1つ。ピノ・ノワールの性質を安定させるために造られたピノ・ファンは、果粒は小さい割に果皮が厚く、収量は少ないですが、果実味とタンニンの際立ったワインが造られます。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・ピノファン2044の生産者:アルヌー・ラショー
ブルゴーニュ・ピノファンの生産者:アルヌー・ラショーの情報は購入先のエノテカから抜粋・要約しています。
詳細はエノテカオンラインをご参照ください⇒こちら
アルヌー・ラショーはブドウ栽培家としては既に200年以上も同じ場所に居を構えるという旧家で、20世紀初頭に創立した歴史あるドメーヌです。2008年に改称したドメーヌ。ブドウ栽培に関してはリュット・レゾネを採用。「良いブドウから良いワインが出来る」という信念の元、厳しい剪定やグリーン・ハーベストの徹底により、非常に凝縮度の高いブドウを造り出しています。
醸造において特にこだわるのは全房発酵。フレッシュなアロマと果実味を最大限引き出すため、全房発酵の比率を増やし、低温マセラシオンにより自らのスタイルを確立しています。
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファン 妖のような美味しさの感想
綺麗なルビー色ですが、全体に少しオレンジ色が含まれている印象も受ける。
抜栓直後、ややフレッシュなフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、熟した赤い果実、スパイス、出汁、紅茶、きのこや土などの香り。
やや控えめな酸味の甘酸っぱいベリーを思い浮かべる香りです。同時に、熟した赤い果実や出汁、紅茶、きのこと土などの熟成系の香りもして、少しチャーミングだけど、エレガントで、そして複雑で奥行きのある印象です。
スワリングすると、大きな変化は感じないですが、清涼感のある香りが現れて、果実のフレッシュさや熟した印象に清々しさが加わり、複雑でバランスの良い香りに変わります。
香りの変化も楽しめて面白いです。いずれにしろ複雑で、芳しい香りです。
口に含むと、フレッシュなチェリーやフランボワーズなどの赤系果実、特に赤いベリーの酸味を感じる。
香りでは熟成も感じましたが、味わいは非常に若々しい。しかし、ベリーだけでなく、ナツメグ、ドライフルーツ、紅茶、土っぽさ、鉄分などの味わいがある。非常に面白いです。
フレッシュな果実かと思いきや、様々な要素が現れ、実は非常に複雑なワインであることが分かります。素晴らしい!
果実味が非常に豊富で、複雑な味わい。そして、一口ワインを含むごとに、ジュワッとしたジューシーな赤い果実の果汁が口いっぱいに広がるようです。ジューシーで美味しい!
舌触りはビロードというよりは、シルクの方がぴったりきます。柔らかく、滑らかな布地が、触れている口の中をしっとりと流れて行く。
抜栓2時間後、香りになめし革と生肉が少し現れ、また、酸味はやや控えめになり、果実感は豊富なままですが、フレッシュな果実の印象は変化して、熟した甘い赤い果実や出汁の旨味に主役が入れ替わります。
うーん、この変化は素晴らしい。そして、非常に美味しい!
1本のワインというより、何種類かのワインを楽しんだようです。または熟成度合いの異なる複数のヴィンテージのワインを楽しんだ印象でしょうか。
あまりに美味しくて、変化を楽しみながら、延々と5時間も一人で飲み続けてしまいました。
まるで妖(あやかし)に振り回されているような、うっとりとする妖艶な5時間でした。
まさに妖(あやかし)のような美味しいブルゴーニュでした!
アルヌー・ラショーのブルゴーニュとなると、村名などは万円越えが普通の世界なので、今回のワインは5000円超えでも実は一番安いワインです。
それでもこの美味しさは、やはり尋常ではありません。凄い造り手なんだと思います。
いつか村名以上を飲んでみたいですね。
まずはACブルゴーニュ・ルージュで、妖に翻弄されてみるのがおすすめです!
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファンに合わせた料理
・VAMOS Special Box:pit master VAMOS 福島店。大阪市福島区。
以前、同店でオーダーしたステーキボックスが美味しかったので、今回は別の商品VAMOS Special Boxでリピート。牛肉の名物ステーキ、ジンジャーポーク、絶品唐揚げと副菜。ターメリックライスは無し。
特性ポン酢とステーキはさっぱりとして相性抜群! ピノノワールと牛肉の赤身のステーキは自然にペアリングします。赤身の肉の旨味と赤ワインは非常に相性がいいです。
ジンジャーポークはまさに生姜焼きでした。あまり生姜が効きすぎず、辛さが控えめで上品です。そして、少し甘味があるので、ワインにもよく合います。
気になっていた唐揚げのピンクタルタルは、実際に味見をすると、色の割には突飛な味わいではなく、少しまったりした優しい味わいでした。同じく優しい味わいの唐揚げと、少しまったりしたソースはバランスがいい! そして、強すぎる味わいの唐揚げは合わせるワインを選びそうですが、この唐揚げはいろんなワインともペアリングしそうです。
いずれもピノノワールとの相性は良く、美味しかったです。中でもステーキがやはり最もペアリングします!
・pit master VAMOS 福島(ピットマスターバモス 福島)
「焼肉でもない肉バルでもない新しい肉の楽しみ方「アメリカンなBBQ」 ガッツリボリュームのあるお肉をご用意 オーナーが厳選して仕入れる「新鮮・安全・安心」なお肉を部位によって仕込みを変え、丁寧に焼き上げます。スパイスの効いたジューシーなお肉を楽しめるのがVAMOSナ」(公式ページから引用)
公式URL他 | https://p-vamos.top/、
Instagram:pit_master_vamos Facebook:Pit master VAMOS Twitter:pitmastervamos |
住所 | 大阪市福島区福島8-1-1 |
TEL | 06-7410-7583 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
アクセス | JR大阪環状線 福島駅 徒歩5分 JR東西線 新福島駅 徒歩3分 阪神本線 福島駅 徒歩5分 |
予約 | 可。 TEL、WEB予約(こちら)、グルメサイト。 |
グルメサイト | 食べログ:こちら、ホットペッパー:こちら、ぐるなび:こちら グルメメディア ヒトサラ |
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファンの基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ピノファン2014
・生産者:アルヌー・ラショー
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュの3区画からアッサンブラージュ。
・葡萄品種:ピノファン
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:リュット・レゾネ、厳しい剪定、グリーンハーベスト。3~4週間低温マセラシオン。ヴィンテージごとに全房発酵比率は異なる。
・抜栓時期:2021.8
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):5200円台~
・購入先:エノテカオンライン
エノテカオンラインのケースオーダー20%割引で5000円台で購入。
アルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファン関連のおすすめ記事
今回はアルヌー・ラショーのブルゴーニュ・ピノファン2014を抜栓しましたが、改称前のロベール・アルヌー時代のブルゴーニュ・ピノファンも以前抜栓しています。
また、2005vtはブルゴーニュ・ルージュは当たり年です。2017年に抜栓しているので、12年程経過したワインでした。
それでも全くヘタることなく、果実味はまだ存在し、上品な甘味が出ていて、美味しく飲みました。
当時からポテンシャルの高いワインだったんだと新ためて感じました。
ブルゴーニュ・ピノファン2005/ロベール・アルヌー(現アルヌー・ラショー)
5200円台~。甘~いスパイス、シナモン、森の下生え、そして、熟した赤い果実の香りを覗かせる。口に含むと、熟して少し甘味を伴う透明感のある赤系果実、少し苦味も感じる。熟成により果実の旨味は独特な変貌を遂げ、上品な甘味を伴うコク旨ワインになっていました。
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