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パリのスーパーで買ったお値打ちブルゴーニュについて
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2018
生産者:不明。フランプリ・セレクション
フランス旅行中にパリのフランプリ(モノプリというスーパーの系列スーパー)で、その日ホテルでもう少し飲もうと思って買いましたが、結局、他のワインで酔いつぶれて飲めなかったワイン。そのまま日本に持ち帰り、自宅で抜栓しました。
生産者はわからないのですが、フランプリ・セレクションと記載があるので、フランプリのプライベート・ブランド(PB)だと思います。日本でもセブン・プレミアムなど、小売店がメーカーに委託して商品を造ってもらい、小売店のブランド名で販売する商品です。
お値打ちなものが多く、一定のクオリティを持っている商品が多いという印象です。デイリーワインには充分ですね。
せっかくなので、備忘録として記事にしておこうと思い、アップしています。
パリのスーパーで買ったお値打ちブルゴーニュ ワインの感想
ザクロ、カシス、花、スパイスの香り。口に含むと、ブルーベリーなどの黒系果実、スパイシーな味わい。やや酸味があり、タンニンを少し感じる。
ボトル相当の値段だと1200円未満ですので、結構美味しいと思います。若いのでタンニンが少し気になりましたが、あくまで少しです。味わいや香りにバラエティーがあり、かなり楽しんで飲むことができます。家の近くで売って欲しいなぁと思います。
AOCブルゴーニュを名乗れる商品でありながら、この価格とクオリティはやっぱり日本で買うより、現地で買うのはかなり安いという結論になると思います。お値打ちなライナップが日本よりも多いという意味合いです。
前回パリに行った際は、ギャラリー・ラファイエットなどの百貨店でもワインを見たのですが、今回は行かなかったので、いわゆる百貨店価格の日仏比較をしませんでした。今更ながらですが、ブログも含め、自分でメモもしているので、当時よりも知っているワイン(価格帯も含めて)が相当増えているし、比較しに行けば良かったと思います。特に、比較対象として面白そうな5,000円から10,000円程度のワインがフランスではいくらで売っているのか気になります。
あと、エチケットのアペラシオンの表記がAOCではなく、AOP※とありました。フランス国内だけでなくEU全体のフランプリで販売していく戦略商品なんだろうというのもちょっと気にとまりました。同時に、フランプリのPB商品だとすると、フランプリはEU内に一定数の店舗も抱えていることも想定されます。エチケット1つで妄想が膨らみます。
フランス旅行中には、意識してアペラシオンの表記がAOCかAOP(またはIGP※)かを見ていましたが、結構多くのワインがAOCでなくAOP表記でした。日本ではAOC表記が多いと感じます。また、スーパーではIGPのワインの方が多い印象です。こういったちょっとしたことも面白い発見でした。
※AOP、IGPについては、別記事の「EUの原産地呼称制度」をご参照ください。
パリのスーパーで買ったお値打ちブルゴーニュ ワインの基礎情報
1 生産地: フランス > ブルゴーニュ
2 葡萄品種: ピノ・ノワール
3 参考価格: 5€/ハーフボトル(600円。@117/€)