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ブルゴーニュ(赤)

ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’14

今回のワインは私の大好きなルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュです。しかもブドウ栽培からルーデュモンが手掛けるドメーヌものです。

ブドウを買い付けてルーデュモンが醸造するネゴシアンものは、いろんなワインを飲んできましたが、ドメーヌものは今回初めてです。熟成度合いやヴィンテージの個性を確認したくて、2014vtと2015vtを同時抜栓しました。2015vtは既にワインの感想の記事をアップしています。

このワインはなんとACブルゴーニュなのに7000円超!とかなり高価です。ルーデュモンのネゴシアンものなら3000円台前半からあるのに…。ブルゴーニュの日本人生産者も高価で取引されるようになったとある意味、喜びと、手が届かなくなる悲しみの両方を感じます。

2014vtは当時1本しか購入できていないので、今となってはネット市場でも見かけないでしょうから、恐らくこれが最初で最後の経験となります。

今回2014vtを4年程寝かせてから初めて抜栓しました!

 

 

ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュ・ピノノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2014

ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。

こちらは、ルー・デュモンが2012年に購入したニュイ・サン・ジョルジュの2区画のブドウをブレンドしています。使用区画は、ブドウ樹が1908年に植樹されたレ・ザルジエールと平均樹齢50年のピノ・ノワールを有するレ・コルニロ。醸造では、50%除梗を行い、天然酵母のみを使用して発酵させます。マルサネ社製ジュピーユ森産の新樽100%内で一次発酵、2次発酵の後、ジュピーユ森産の新樽50%、カヴァン社製ジュピーユ森産の1回使用樽50%にて18ヵ月間樽熟成。こうして造り出されるのは、凝縮感のある果実味と華やかなアロマが魅力の赤ワインです。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

 

 

生産者:ルーデュモン(ドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’14)

ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。

日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。

ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。

コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。

そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。

また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。

詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)

 

 

ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’14の感想

スモーク、燻製っぽさ、プラム、干しぶどう、紅茶、枯れた感のある赤い果実などの非常に様々な香り。さらに、奥の方には非常に熟したストロベリー、果実のリキュールのような雰囲気も見え隠れする。

フレッシュな果実は全くなく、というか果実感はほとんど感じない。フレッシュな果実とある意味、対極にあるような出汁っぽさや旨味っぽい香りがたっぷりがある。そして、様々な香りが、非常に複雑に混ざり合ったようで、奥行きが凄い。

口に含むと、控えめな酸味、タンニンは全く感じず、また、控えめな甘やかさがある。丸みを帯びていて、優しく包み込んでくれるような味わい。木苺、出汁、紅茶、清涼感のあるスパイスなどの非常に滋味深い味わい。

そして、タンニンを感じないため、美しく繊細なレースのように、生地は明確な存在感をもっているが、ひらひらと舞うように、軽やかで細やかで、そして、エレガントです。

ちなみに、この控えめな酸味は具体的には思いつかないのですが、果実の酸味とは全く別の酸味です。個別の要素に分解ができない程、多様で複雑で、混ざり合ったような印象です。

酸味や甘やかさが全て円やかで柔らか、そして、身体に優しく浸透して行くようなイメージの味わいです。以前、電解質水素水を飲んだ時に優しく身体に浸透していくようなイメージでしたが、ちょっと近いかも…。

抜栓2日目、全くヘタらず、同様のポテンシャルを発揮。相変わらず、滋味深く、めっちゃ美味しいです! フルーティではなく、出汁っぽいというか、奥行きのある紅茶というか、混ざり合って非常に複雑で、とにかくエレガントで美味しいです。

 

今回はルーデュモンのドメーヌものの、ブルゴニュ・ピノノワールを2014vtと2015vtと同時に抜栓して飲み比べてみました。

既に6,7年経過していることもあり、熟成はいずれも進んでいる印象でした。2015vtは熟成が進んでいるものの、熟成半ばという印象です。まだ果実や果実の酸味も残っていました。しかし、熟成による独特な風味や香りが現れていて、果実と熟成による複雑さという印象でした。

ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV'15ブルゴーニュ・ピノノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2015/ルーデュモン。7000円台。熟したフランボワーズやストロベリーなどの甘くうっとりする香り。そして、花々、爽やかなスパイス、その後少しフレッシュなチェリーなどの赤系果実の香り。口に含むと、ややフレッシュなフランボワーズ、チェリーなどの赤系果実の控えめな甘酸っぱさ、皮革っぽさがあり、余韻に向けては、甘やかなフランボワーズが強くなり、少し上品な甘味を感じる。...

 

2014vtは熟成がさらに進み、そろそろピークに達しているのでは?という印象を受けました。果実感はほぼなくなっており、旨味や滋味深さが中心となる香りと味わいです。しかもエレガントです。今後さらに時間をかけて、旨味や出汁感が広がっていくような気がします。

私が想像するに、この違いは1年の抜栓時期のずれというよりは、まさにヴィンテージによる違いと感じています。ルーデュモンのネゴシアン物は2014vtと2015vtを、5、6年寝かせた2020年にともに飲んでいますが、2014vtの方が果実感が早く引いていき、2015vtはタンニンや果実感が未だ豊富でまだまだ熟成しそうに感じました。

若のみの場合は、繊細な2014vtが好きでしたが、現在の状態は全く別物のワインとなっていますので、いずれも甲乙が全くつけがたい素晴らしいワインです!

それにつけてもピノノワールは奥深い…。

 

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ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’14の基礎情報

・生産地:フランス>ブルゴーニュ>ニュイ・サン・ジョルジュ(レ・ザルジエールとル・コルニロの2区画)

・葡萄品種:ピノ・ノワール

・原産地呼称等:ACブルゴーニュ

・栽培・醸造法等:50%除梗、天然酵母のみ使用、マルサネ社ジュピーユ森産新樽100%で1次・2次発酵、その後ジュピーユ森産新樽とカヴァン社製ジュピーユ森産1回使用樽を50%ずつで18カ月樽熟成。

・抜栓時期:2021.3.

・インポーター:ヌーヴェル・セレクション

・購入先:エノテカオンライン

・参考価格:10,000円~

エノテカのケースオーダー20%割引で、6300円位で購入。

 

 

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10,000円台。

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口に含むと、ややフレッシュなフランボワーズ、チェリーなどの赤系果実の控えめな甘酸っぱさ、皮革っぽさがあり、余韻に向けては、甘やかなフランボワーズが強くなり、少し上品な甘味を感じる。

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フレッシュでジューシーな、そして、甘酸っぱい赤い果実を思い浮かべる香り。そして、ハーブ、白胡椒などスパイス、さらに、開いてくるとチェリー、フランボワーズの甘酸っぱい果実の香りもしてきます。

口に含むと、程よい酸味、熟した甘味のある赤い果実、スパイスの味わいがある。少しの甘味もあり、魅力的な甘酸っぱいさがある。よく味わうと、タンニンの渋味を少しだけ感じる。さらに開くと、ジューシーな赤い果実を頬張ったような瑞々しさがあり、口の中でジュワッとする感じは健在。

ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014、4本目を抜栓!ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014。3000円台前半。リリースから2年超経過してから抜栓しました。フレッシュでジューシーな、そして、甘酸っぱい赤い果実を思い浮かべる香り。そして、ハーブ、白胡椒などスパイス、さらに、開いてくるとチェリー、フランボワーズの甘酸っぱい果実の香りもしてきます。口に含むと、程よい酸味、熟した甘味のある赤い果実、スパイスの味わいがある。少しの甘味もあり、魅力的な甘酸っぱいさがある。よく味わうと、タンニンの渋味を少しだけ感じる。さらに開くと、ジューシーな赤い果実を頬張ったような瑞々しさがあり、口の中でジュワッとする感じは健在。...

 

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ワインの探究者ヴァンさん
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