今回のワインはTAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア)のグランドオープンで30%割引で購入できる機会があったので、吸い込まれるようにブルゴーニュ・ルージュ5本をまとめ買いした内の1本です。

お値打ちブルゴーニュ・ルージュばかりを選び、合計約17,100円のところ、約12,500円で購入。1本平均約3500円が約2500円に!
そして、今回抜栓したのは3000円位で購入したドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュボー2016です。
5本の中では唯一のプルミエ・クリュ、そして、2016vtと最も古いヴィンテージ、価格も最も高価となっています。
期待が高まりつつ、最後の5本目を抜栓して、フィナーレとなりました。
そんなワインの感想です。
目次
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォー2016
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーの情報は購入先のTAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア)から抜粋・引用しています。
1277年よりブドウ畑であり続けた古い歴史を持つ区画のブドウを使用。木樽の発酵槽で発酵し大樽にて熟成。
赤い果実とスパイスが広がる香りで、レッドカラントや森の下草を感じる軽やかな味わいです。
7~10年の熟成ポテンシャル を持つワインです。
TAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア。公式ページはこちら)
ジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーの生産者:ドメーヌ・テナール
ジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーの生産者、ドメーヌ・テナールの情報は購入先のTAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア)から抜粋・引用しています。
TAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア。公式ページはこちら)
ドメーヌ・テナールは1842年ポール・テナールにより、ジヴリーに長くそのルーツを持つイヴォン家との結婚を機に創立されました。所有する畑の総面積は21.5ヘクタール。7.9ヘクタール(ピュリニー側:4ヘクタール、シャサーニュ側:3.9ヘクタール)のモンラシェの総面積の内、シャサーニュ側に2ブロックに渡り1.83ヘクタールという広い畑を所有しています。これはジェセフ・ドルーアンに次ぐ2番目の広さを誇ります。
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーの抜栓から5日間の感想
エッジにかけて、少しオレンジ色がかった非常に美しいルビーレッド。まだまだ若々しい印象の色です。
ややフレッシュなチェリーなどの赤い果実、爽やかなスパイスなどの香り。その後ろから、控えめにストロベリーの甘い香りを感じる。
スワリングすると、少し変化して、甘酸っぱいストロベリーなどの赤系ベリー、爽やかなスパイスの香りが前面に、そして、後ろにチェリーなどの香りも感じる。
主役と脇役が入れ替わったイメージです。
口に含むと、程良い酸味と甘やかさ、タンニンは感じるけれど、溶け込んでいて、渋味はほぼ感じない。
やや熟したストロベリーなどの赤系ベリー、控えめにバニラ、スパイス、ミネラルなどの味わい。
酸味は強くないけれど、まだまだ若々しい印象で、フルーティさを感じます。酸味はあっても甘酸っぱい印象ではなくて、甘やかなイメージです。
また、タンニンが豊富に溶け込んでいて、見た目は透明感があるけれど、しっかりとしたボディを感じます。そのため、若々しいけれど、フレッシュ、フレッシュしていないのかもしれません。
抜栓直後から、フルーティで美味しく、いいバランスです。
抜栓90分後、少しバラの花や赤スグリ、さくらんぼ、カシスリキュール、爽やかなスパイスなどの香りが現れ、味わいもフルーティさから、カシスリキュールのような透明感のあるエレガントな印象に変わってきている。
タンニンも全く感じず、透明感が高い液体の印象です。
だんだんと開いてきた! 美味しい!
抜栓2日目、爽やかな花やスパイス、酸味のない、控えめな赤い果実などの艶っぽさのある香りで、エレガンスも感じる。
但し、この時点の印象だと、抜栓初日の方がいい。フルーティさも抜栓直後の方がいい。
口に含むと、上品な甘やかさのあるストロベリーやフランボワーズなどの赤系果実、出汁っぽさ、リキュールっぽさなど、味わいはエレガントさや艶やかな印象に感じる。
香りは抜けてしまった感があるけど、味わいはフルーティさと華やかさとエレガンスがあり、非常にいい。
スワリングしすぎて、香りを飛ばしてしまったのだろうか…。
抜栓5日目、爽やかな花やスパイス、少し酸化が進み、ツンとした香り。そして、甘い花、ストロベリーなどの赤い果実、プラムなどの香り。
口に含むと、僅かな酸味と渋味、上品な甘やかさ。熟れたフランボワーズやストロベリーなどの赤い果実、出汁、スパイスなど複雑な味わい。
味わいについては、香り程は酸化が進んだ印象はなく、熟れて甘やかになった赤いベリーが溶け込んだような出汁っぽさがエレガントで美味しい。
フルーティさもまだ残していて、美味しい。かなり薄味のコク旨化が進み、透明感も増している。
同時に酸化も一定レベルで進んでいて、ちょっとツンとした香りもあるので、ここは好みの分かれるところです。
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュを5日間にわたり飲んできました。個人的には抜栓90分後のエレガントな状態が一番好みですが、抜栓直後のフルーティさや抜栓5日目の出汁っぽいエレガントな印象も捨てがたいところでした。
私ごときではその違いを上手く表現できませんが、抜栓直後からフィニッシュの抜栓5日目まで変化が楽しく、そして、非常に美味しいただきました。
やはり素晴らしいブルゴーニュ・ルージュだったと感じます。



ちなみに、抜栓2日目はジョセフ・フェヴレのブルゴーニュ・ピノノワール2019の抜栓3日目と並行して飲んでいました。
ドメーヌ・テナールのワインの抜栓2日目の香りの印象が薄いのは、ひょっとすると、ジョセフ・フェブレのワインが最高の状態だったためかもしません。
しかし、ワインは閉じたり、開いたりを繰り返すので、なんとも言えません。

ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーに合わせた料理

・パテ・ド・カンパーニュ キャロットラペ付き:ビストロ フィル
パテに塩をつけて食べると、濃厚なパテがあっさりしつつ、旨味をしっかりと感じることができて美味しい。マスタードも同様に酸味を与えてさっぱりさせてくれる印象です。どちらもお気に入りです。
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュと合わせると、パテは肉の旨味が強調され、ワインはフルーテさをより感じます。酸味が強くなるわけではなく、酸民はそのままでフルーティさをより感じます。
パテ・ド・カンパーニュはやはりワインによく合いますね。今回も美味しいです。
マスタードや塩をパテにつけてワインに合わせた方が、より自然にペアリングします。パテの旨味を引き出しつつ、ワインのフルーティもしっかりと味わえます。
いいペアリングです。美味しい!
・ビストロ フィル(bistro fil):
「気軽に入れるアットホームな雰囲気で、隠れ家的フレンチビストロです。ミスジを使ったステーキや素材の美味しさを存分に引き出したスープなど、厳選食材そのものの味を引き立てる料理が揃っています。ぜひ一度御来店ください。」(公式ページより)
公式URL | http://bistrofil.com/ |
住所 | 大阪府大阪市中央区北浜東2-13 幸ビル B1F |
アクセス | 大阪メトロ・谷町線・天満橋駅、徒歩3分。 |
グルメサイト | 食べログ: |
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォーの基礎情報
・ワイン名:ジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュボー2016
・生産者:ドメーヌ・テナール
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・シャロネーズ>ジヴリ
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.ジヴリ・プルミエ・クリュ
・気候や土壌:1277年よりブドウ畑であり続けた古い歴史のある区画。
・栽培・醸造法等:木樽の発酵槽で発酵し、大樽で熟成。
・インポーター:ジェロボーム株式会社(公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):4400円台~
・購入先:TAMAYA WINE STORE
TAMAYA WINE STORE(タマヤワインストア)のグランドオープンのキャンペーンで30%割引、3000円位で購入。
ドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・ボワ・シュヴォー関連のおすすめ記事
今回タマヤワインストアで5本まとめ買いした内の最後の1本となったドメーヌ・テナールのジヴリ・プルミエ・クリュ・レ・ボワ・シュヴォー2016を抜栓しました。
最後らしく、抜栓直後から抜栓5日目まで堂々たる存在感でした。非常に美味しく、楽しませてくれました。
下記は購入した5本の内、マランジュと言う村名クラスのワインの記事です。こちらも非常に素晴らしいワインでした。
マランジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2018/カンタン・ジャノ
3800円台。まろやかで華やかな赤いベリー、木苺、少しスパイシーな香り。口に含むと、やや熟した赤系ベリー、ドライフルーツ、バニラのまろやかで甘やかな、うっとりする風味がありつつ、少しフレッシュさもある味わい。

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