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シャサーニュ・モンラッシェ(赤)

オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ

オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015

オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ルージュは、最近だとACブルゴーニュ2013を飲んで記事にしています(こちら)。ワインセラーにあるルージュは、ACブルゴーニュの2014&2015、そして、サントネイ・ルージュとシャサーニュ・モンラッシェ2015(2本)です。

今回はシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュを2本の内の1本抜栓しました。もう1本は少し熟成させてから抜栓する予定です。

今回のワインは、年末にエノテカで大型割引をしていて、気になっているワインとしてご紹介していました。Twitterのコメントで、「既に買われて飲まれ、美味しかったので、もう一本買おうか検討されている」という情報をいただき、その直後私も2本買いました。

このワインは、エノテカの定価では6600円(税込)ですので、何かの機会に飲もうと思って取っていましたが、オリヴィエ・ルフレーヴのACブルゴーニュ2014と勘違いして抜栓し、誤ったことに気付かず、そのまま飲んでいました。

気付かないまま飲んでいて、ワインが開いて来て、香りも味わいもどんどん良くなり、フレッシュなワインから非常に素晴らしいエレガントなワインに変化してきました。

以前飲んだ2013はもっとフレッシュでピュアな果実味で、透明感のある印象だったと記憶していたので、これほど美味しいエレガントなワインだったかなぁ、おかしいなぁと思いながら、ボトルをまじまじを見ると、シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュでした。普通の日に1人で抜栓してしまいました。そして、あまりに美味しかったので、飲み切りました。贅沢な一夜でした。

ちなみにボトルは暖房をかけていない部屋に置いているので、エチケットがすぐ見れる場所にないため、なかなか気づきませんでした。ちょっと言い訳です。

ある意味ブラインドに近い状態で飲み、明らかにこの村名ワインがACブルゴーニュよりも格段に素晴らしいことを、図らずも認識することができました。価格が上がりますが、やはり村名ワインは違うなぁと改めて感じ入りました。

安く買えても普通は5000円以上しますので、普段用には買いにくいですが、記念日などに抜栓するには、お手頃でおすすめできるワインです。ちなみに、今回抜栓した2015ヴィンテージはブルゴーニュの当たり年と言われていますので、なおさら無くならない内に確保されるのがおすすめです。

 

生産者オリヴィエ・ルフレーヴ

生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。

オリヴィエ・ルフレーヴについて 

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

iconルフレーヴ家は、1500年代からブルゴーニュでワイン造りを始めた名門中の名門。ドメーヌ・ルフレーヴは、「世界最高峰のシャルドネ」の名声を欲しいままにしていましたが、当時としては先鋭的なビオディナミを導入。名声はさらに高まり、2006年にはイギリスのデキャンター誌で「世界で最も優秀な白ワイン生産者」に選ばれ、世界最高峰の白ワイン生産者として確固たる地位を築き上げました。

このドメーヌ・ルフレーヴから独立したオリヴィエ氏が1984年、自らの名を冠してスタートさせたネゴシアンが「オリヴィエ・ルフレーヴ」です。

ドメーヌ・ルフレーヴでの経験を生かし高品質のワインを次々とリリース。瞬く間に人気生産者の仲間入りをしました。オリヴィエ・ルフレーヴは徐々に自社畑を拡大していき、さらに2010年にはドメーヌ・ルフレーヴより相続した2haの畑を正式に取得。それらは20年間に渡り徹底したビオディナミが実践されていたシュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェといった「ブルゴーニュの宝石」と賞される錚々たる畑ばかりです。

契約農家のブドウについては、オリヴィエ・ルフレーヴのチームが栽培方法や収穫日まで細かく指定、そしてそのチームが全て手摘みでブドウを収穫しており、それらは「ドメーヌワイン」と言っても過言ではありません。偉大な自社畑の数々、そして契約農家の畑を統括しワインを醸造するのは、ムルソーの名門、ドメーヌ・ルーロ出身の醸造責任者、フランク・グリュ氏。オリヴィエ氏の右腕として、醸造だけでなくブドウの栽培から買い付けまでを担い、その品質の向上に大きな役割を果たしています。

良いブドウを得るために畑での栽培から徹底管理し、さらに厳しい選別を課していることで、どのアペラシオン、どんなヴィンテージでも安定した品質を維持しているという点が、オリヴィエ・ルフレーヴの大きな魅力。そのワインは、安定した品質が厳しく求められる一流ホテルのオリジナルワインに採用されるなど、ワインのプロから「いつ飲んでも高いクオリティを保っている貴重な造り手」と称賛され、高い支持を集めているのです。

 

オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュの感想

抜栓直後、甘酢っぱいフレッシュなチェリーやフランボワーズなどの赤い果実、そして、花束の香り、森林の爽やかさ、シナモンや清涼感のあるスパイス。なめし皮のニュアンス。非常に芳しい素晴らしい香り。そして、複雑さもあります。

チャーミングな赤い果実を思い浮かべ、花束と、非常に爽やかで涼しげな香りに魅力されます。ブルゴーニュの2015ヴィンテージはやはり凄いのでしょうか。

口に含むと、ジューシーでフレッシュなチェリーなどの赤い果実、しっかりした酸味、果実味の豊富さを感じる。スパイスの味わいがあり、また、少し樽由来の風味があり、複雑さを演出している。

抜栓後、2時間も経過すると、酸味はしっかりしていますが、やや熟れたフランボワーズをイメージする赤系果実の上品な甘味が少し現れはじめ、何とも言えないエレガントな味わいや香りが少しずつ支配的になります。

抜栓後3時間以上経過すると、酸味は抑え気味になり、華やかで上品な赤系果実の甘味、そしてスパイシーさも感じます。香りには熟れたフランボワーズのような赤系果実のうっとりするエレガントな香りと、清涼感のある香り、その後ろに薔薇の様な香り。なめし皮などの複雑さを与える香りも並行しています。

香りも味わいもさらにエレガントな味わいになりました。

翌日の午前中は鼻腔にエレガントな赤い果実の香りが残り、そのためまだ口内に昨日の赤ワインが残っているように感じます。

やはりオリヴィエ・ルフレーブは美味しい!

ピノノワールおすすめワイン コスパの高い厳選5本を価格別に紹介ほぼ1000円、1000円台、2000円台の3つの価格帯で産地別に厳選した各5本のピノノワールのおすすめワインを紹介しています。長い時間の中で、数多く飲んできた美味しいワインの中から厳選しています。...

 

オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュの基礎情報

・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>シャサーニュ・モンラッシェ

・葡萄品種:ピノノワール

・参考価格:5000円前半から6000円半ば位

・醸造法:手摘み、100%除梗、破砕後低温で15日間発酵、新樽比率25%オーク樽で9か月、ステンレスタンクで3か月間熟成。

・インポーター:エノテカ

・購入先:エノテカオンライン

オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ルージュ関連のおすすめワイン

オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ピノノワールです。こちらは、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズの地区のブドウから造られているオリヴィエ・ルフレーヴの最もスタンダードなACブルゴーニュ・ルージュです。記事にした2013ヴィンテージは数えている範囲で2本飲んでいます。下記のキュヴェ・マルゴとの飲み比べも面白そうです。3000円前後。

私のセラーにヴィンテージ違いで2本入っているオリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴです。コート・ド・ボーヌの複数区画の畑をブレンドしています。同じACブルゴーニュ・ルージュでも使っているブドウの畑が異なるので、味わいも異なるだろうと楽しみにしています。3000円前後。

私のセラーに入っているオリヴィエ・ルフレーヴのサントネイ・ルージュです。このワインはお世話になっていたブルゴーニュ好きな元エノテカ大阪店店長のおすすめワインでした。知名度が若干低く、そのため価格がまだ控えめで、美味しいブルゴーニュ村名ワインとのことです。4000円前半から。

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ワインの探究者ヴァンさん
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