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ロシニョール・トラペのジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011
ブルゴーニュ・ルージュにハマってしまい、散財モードに突入して購入したワインです。
下記生産者の情報のところでも触れている通り、ビオロジック栽培を実践し、丁寧に造りあげたブドウを手摘みで収穫、徹底した選果の上、熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰めしているとのことです。
このヴィエイユ・ヴィーニュは、平均樹齢50年のブドウの樹から収穫されたブドウを使っています。「ジュヴレ・シャンベルタン村の深い粘土質土壌で育った北側のブドウからは、しっかりとしたストラクチャーを、砂利質で緩やかな斜面で育った東側のブドウからは、フィネスとエレガンスを、南側の石灰岩土壌で育ったブドウからは凝縮感とアロマを引き出し、巧みにまとめています。」とのことです。
複雑でバランスの良いワインとなっていることを期待して抜栓!
生産者のロシニョール・トラペについて
生産者の情報はエノテカから抜粋・要約しています。
エノテカオンライン「ロシニョール・トラペ」のページ
16世紀からジュヴレ・シャンベルタンでワイン造りに携わる名門トラぺ家。ジュヴレ・シャンベルタンでも名高い区画の持ち主として知られた、ルイ・トラペの分割によりドメーヌ・ロシニョール・トラペが設立される。ファースト・ヴィンテージは1990年。ジュヴレ・シャンベルタン村に3つのグランクリュ、 プティ・シャペルを含む5つのプルミエ・クリュ、そしてボーヌやサヴィニー・レ・ボーヌにも畑を所有し、全14銘柄を生産しています。
ワイン造りにおいて最も注目すべき点は、徹底したビオロジック(有機農法)によるブドウ栽培。1992年からリュット・レゾネ(減農薬法)を採用し、1999年からは徐々にビオロジックへ移行。ほぼ全てでビオロジックを実施し、一部ビオディナミも取り入れています。
現在フランスの公的な認証であるエコセールや有機農産物認定の「AB」マークを取得。また、ルロワやシャプティエなどが加盟するビオディナミ実践グループ「ビオディヴァン」にも加盟しています。
ドメーヌが所有するブドウの平均樹齢は約30年。最も古いものになると樹齢80年にも及びます。ブドウの収穫は毎年同じ人を雇い、全て手摘みで行われ、選果は収穫時に加え醸造所の選果台にて念入りに行われる徹底ぶり。ブドウの風味を損なわないよう、新樽率はグラン・クリュでも最高で50%、プルミエ・クリュ、村名においては10%以下に抑えられ、熟成後、全て無清澄、無濾過で瓶詰めされます。
トラペのジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュの感想
凝縮感もあるフレッシュな黒系果実、そして、赤系果実、豊富なスパイスの香り。時間と共に、バラなどの花の香りが加わってくる。
口に含むと、香りからの想像に反し、繊細なボディ、酸味が少し強調されている。果実味は豊富で、赤い果実と黒い果実の両方を味わっているような印象を受ける。
2日目には、香りのヴァリュエーションがさらに豊富になり、花束のように花々の香りが溢れてくる。味わいは酸味が少し強くなっている。
味わいは1日目の少し時間がたった程度が一番好みでした。しかし、香りは二日目の方が素晴らしかったです。ボリューム感があり、香りの種類も豊富になっていました。
村名とは言え、さすがシャンベルタンです。楽しませてくれました。まだまだ熟成するような気がします。活き活きとした酸味がたっぷりありましたので、これが熟成でどう変わるのかも期待したいワインです。
しかし、非常に美味しくいただきましたが、価格もそれなりにするので、安易にリピートはしにくいですね。私にとっては、何年かに一度くらいしか飲めない代物です。
ロシニョール・トラペのジュヴレ・シャンベルタン ワインの基礎情報
・生産地:フランス >ブルゴーニュ >ジュヴレ・シャンベルタン
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:7000円位
・栽培法:ビオロジック、公的な認証であるエコセールや有機農産物認定の「AB」マークを取得、ビオディ・ヴァンに参加。
・醸造法:手摘み、新樽率10%以下(村名の場合)、無清澄・無濾過で瓶詰め。
・購入先:エノテカオンライン
ジュヴレ・シャンベルタン関連のおすすめ記事
同じジュブレ・シャンベルタン村名ワイン。ロベール・グロフィエ。価格もかなりアップしますが、素晴らしく美味しいワインです。
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