今回はジュヴレ・シャンベルタンの村名ワインです。
ジュヴレ・シャンベルタンは、有名なグラン・クリュ、ナポレオンが愛した「シャンベルタン」や、「シャンベルタン・クロ・ド・べーズ」など数多く存在し、ブルゴーニュ・ラバーの憧れの地の1つではないかと思います。
ジュヴレ・シャンベルタンは「ブルゴーニュの王」「王者のワイン」と呼ばれています。
私の中では、畑や生産者によってかなり味わいの雰囲気も異なる地域と言う印象です。
それだけに、自分の好みにあうワインを探すのが非常に楽しい地域です。
目次
ドルーアン・ラローズのジュヴレ・シャンべルタン2012
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋しています。
こちらの村名ジュヴレ・シャンベルタンは、ドメーヌが所有するアン・コンブ、アン・シャン、アン・ヴィーニュ・ベル、クロワ・デ・シャン、アン・ジュイーズ、アン・パル、オー・メルシェ、オー・エポワントュールの8つの区画のブドウを使用したキュヴェです。熟成において使用されるのは、ミディアムからミディアム・プラスにトーストされたアリエ産と二ヴェルネ産の樽。この樽によって、果実本来の香りと味わいを妨げずに、複雑なワインを表現します。
ジュヴレ・シャンベルタンの生産者:ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
ドメーヌ・ドルーアン・ラローズについて
詳しくはこちら(エノテカオンラインへのリンク)
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズをはじめ、ラトリシエール・シャンベルタン、シャペル・シャンベルタンなど、綺羅星のような特級畑を6つも所有しています。その畑はどれも「特級畑の中でも最良の区画にある」と言われ、どのワインも非常に人気が高くなっています。
さらに、所有する特級畑の1つであるボンヌ・マールの面積は実に1.39ha。なんとその面積は、ジョルジュ・ルーミエを僅差で破り、ヴォギュエに次ぐ大きさなのです。
また、生産量が極端に少ないことで有名なミュジニーも1996年より手に入れ、ブルゴーニュ中の注目を浴びました。まさにブルゴーニュファンにはたまらない、垂涎の銘柄がずらりと顔を揃えるドメーヌです。
ワイン造りにおいて、「ワインで一番大事なのは、素材。素材が良ければ、あえて何かしようとしない方が良い。」と現当主フィリップ・ドルーアン氏は語ります。
ドルーアン・ラローズのジュヴレ・シャンべルタン ワインの感想
少し熟した赤い果実の柔らかく甘い芳しい香り。
スワリングをしていくと香りは、どんどん変化していき、ブラックチェリー、赤系ベリー、ミント、シナモンなど、さらに薔薇の花や香水のようなエレガントな香りなど非常に複雑で多様な香りがどんどん変化しながら現れてきます。
口に含むと、レッドチェリー、フランボワーズ、レッドプラムなど少し熟した赤い果実の柔らかい酸味や、ジューシーな果実の旨味をたっぷり感じることができます。
開いてくると、抜栓直後に感じた酸味は控えめになり、あまり感じなくなっていき、変わって上品な赤い果実の若干の甘味を感じるようなエレガントな雰囲気になってきます。
ジュ―シーな果実味を楽しみながら、薔薇と赤系ベリーの香りが余韻に残るエレガントなワインでした。
まだまだ熟成過程と思いますが、このタイミング位で飲むのも果実味も豊富でジューシーさがあるので、美味しいのではないかと思います。
ドルーアン・ラローズのジュヴレ・シャンべルタン ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ>ジュヴレ・シャンベルタン
・葡萄品種:ピノノワール
・参考価格:5500円台~
・購入先:エノテカオンライン
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同じくジュブレ・シャンベルタンの村名ワイン。村名とは言え、なかなか庶民が日常的に飲むことができませんが、少しずつ経験を積んできたワインの一部です。
ジュヴレ・シャンベルタン・レ・スーヴレ2013ドメーヌ・ロベール・グロフィエ
11,000円位~。あの1級レ・ザムルーズの最大の所有者で、ボンヌマール、シャンヴェルタン・クロ・ド・べーズなど綺羅星のごとき畑達も所有しています。そんな生産者の村名ワインを抜栓!値段だけのことはあります。めっちゃ美味しかったです。
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011 ロシニョール・トラペ
7000円位~。黒系・赤系果実、スパイス、バラなどの花の香り。口に含むと、酸味が豊富な繊細なボディ。ビオロジックで丁寧に造られたブドウの旨味がいっぱいのワインです。