私の大好きな生産者ルーデュモンが造るマルサネです。ブルゴーニュのマルサネも実は大好きなアペラシオンです。
ブルゴーニュの赤ワインで有名なアペラシオンが多いコート・ド・ニュイに位置するアペラシオンです。
しかし、ミュジニーやシャンベルタンなどに比べると、知名度がやや低い印象です。恐らく特級畑や一級畑がないためかなぁと感じます。
しかし、得てしてそういうアペラシオンは、お値打ちで美味しいワインが結構隠れていたりします。
ちなみに、私が過去に飲んだマルサネは、どれも私好みでした。
そんな私の好きなマルサネ・ルージュ、そして、生産者が大好きなルーデュモンです。
このワインは楽しめそうです!
目次
ルーデュモンのマルサネ・ルージュ・アン・コンブロー2015
ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。
こちらのマルサネ アン・コンブロー ルージュは、クシェ村のアン・コンブローという区画の、平均樹齢50年以上の古樹のブドウで造られます。発酵は天然酵母のみを使用。樽には非常にこだわりを持っており、カヴァン社製ジュピーユ森産の樽を採用。約18ヵ月間熟成の後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めし、リリースされます。
こうして造りだされるワインは、古樹のブドウがもたらす旨味溢れる果実味が魅力。マルサネらしい柔らかいテクスチャーと染み入るような奥深い味わいをお愉しみいただけます。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
マルサネ・ルージュ・アン・コンブローの生産者:ルーデュモン
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのマルサネ・ルージュ・アン・コンブロー2015の感想
私のイメージよりは濃いめの赤色で、透き通ってはいるものの、中心は辛うじて透き通る程度。エッジは非常に美しい透き通るルビーレッドです。
抜栓直後、ブラックベリー、ザクロ、ブルーベリー、プラム、花、胡椒などスパイスの香り。
非常にふくよかで、少し赤い果実の甘やかさも感じる香りです。そして、黒系果実のフルーティな香りとスパイシーな香りがたっぷりします。
やはり色合いから受けた印象どおり、私のマルサネのイメージよりは少し濃いめの香りで、タンニンが豊富なワインを想像させます。
口に含むと、フレッシュなブルーベリー、ブラックベリー、カシスなどの黒系果実がたっぷりで、果実の美味しい酸味と甘やかさが感じられます。
タンニンは豊富で、少しだけ渋味も感じます。黒い果実のフルーティさがしっかりと出ているワインです。
抜栓2時間後、黒系果実はやや控えめになり、その代わりフレッシュなチェリー、フランボワーズなど華やかな赤系果実の味わいがが出てきています。
私の好きなマルサネらしくなってきた! ワインが開き、本領発揮といったところでしょうか。
抜栓2日目、あれ? 抜栓直後のような黒い果実の印象に戻っていて、赤い果実が少し後退していました。
もちろんこれも美味しいのですが、私の体調の問題か? それともワインが起きたり寝たりする話はよく聞きますので、それでしょうか?
これもワイン、やっぱりいいですね!
今まで飲んだマルサネよりも少し濃いめな印象でした。これはこれで美味しい!
そして、抜栓後の時間と共に味わいの印象がかなり変わりました。
抜栓直後は黒系果実 ⇒ 2時間後は赤系果実(+黒系果実) ⇒ 2日目は黒系果実(+赤系果実)
また、2015ヴィンテージの特徴と感じますが、タンニンが豊富で濃いめ、長めの熟成に耐えるワインと言う私の印象どおりのブルゴーニュでした。
既に5年程経過していますが、まだまだフレッシュな印象で、タンニンも豊富なので、もう少し熟成させても面白そうです。
ルーデュモンはやはり美味しいです! マルサネ・ルージュ2015も堪能しました!
ルーデュモンのマルサネ・ルージュ・アン・コンブロー2015の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ>マルサネ>アン・コンブロー区画(クシェ村)
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:5100円台~
(エノテカのケースオーダー20%割引5000円程で購入)
・評価:リアルワインガイド90点
・原産地呼称等:ACマルサネ
・土壌:ジュラ紀から堆積する小石や溶岩などが複雑に混ざった土壌。
・栽培・醸造法等:平均樹齢50年以上。天然酵母のみ使用。カヴァン社製ジュピーユ森産樽で18カ月間の熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
・抜栓時期:2021.01.(エノテカのレンタルセラーで2年半程寝かせてから抜栓。)
・インポーター:ヌーヴェル・セレクション
・購入先:エノテカ
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ブルゴーニュ・ルージュ2017 / ルーデュモン
3300円台~。エレガントな花、爽やかなスパイス、ややフレッシュなフランボワーズやチェリーなどの赤い果実、様々なハーブ、スモークの香り。口に含むと、ややフレッシュな赤い果実、少しバニラのニュアンスもあり、華やかで優しい甘酸っぱさのあるワイン。
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8000円台~。抜栓直後から、バラや熟した赤い果実の甘く品のある香りが漂い始める。程よく熟したフランボワーズやストロベリーの華やかさや、出汁のようなコク旨感がある。
モレ・サン・ドニ2013 / ルーデュモン
2013は厳しかったヴィンテージですが、抜栓当時6年経過していたこのワインは未だフレッシュかつジューシーで、上品なワインでした。果実のピュアさが素晴らしい!
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