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ドミニク・ミュニュレのヴォーヌロマネ・アリアンス・デ・テロワール2012
憧れのヴォーヌ・ロマネです。村名ワインですら、まだ数えるほどしか飲んだことがありません。少し前ですが、ワインセラー・ウメムラさんで購入し、セラーで2年程寝かせてから抜栓しました。
購入時の価格は9,000円程度でした。村名でこの価格帯だとプルミエ・クリュやグラン・クリュを将来飲むことはできるんだろうとかと財布事情から感じてしまいます。
このドミニク・ミュニュレのワインは、長期熟成を待たなくても若いうちから飲める現代的なワインということですので、もっと早く開けても良かったのですが、2012から7,8年は寝かせてあげたいなぁと考えていて、そろそろかなぁと抜栓しました。
ヴォーヌロマネ・アリアンス・デ・テロワール 生産者ドミニク・ミュニュレ
生産者情報は、購入先のウメムラさんのページから抜粋・要約させていただいています。
1935年にヴォーヌ・ロマネに設立。1985年に本格的に自社ビン詰めを開始。3代目ドミニク・ミュニュレの下で大きく発展を遂げ、今日、ヴォーヌ・ロマネの名門のひとつに数えられるまでになった。
2002年、フェルマージュの返却期限を迎えたリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、ニュイ・サン・ジョルジュ一級レ・サン・ジョルジュを、ドメーヌを継承したばかりのティボー・リジェ・ベレールに返却した際は大きな話題となったが、そこは名門、今日もロマネ・サン・ヴィヴァンやエシェゾーを筆頭に錚々たる畑を擁し、素晴らしい作品を造り続けている。
「ぶどう樹が命ずるひとつひとつの仕事を、ゆっくりと丁寧に、確実に行う」ことを旨とするドミニクは、「ヴォーヌ・ロマネで最も長く畑にいる男」とも言われ、6月の開花~収穫までの最繁期は言うまでもなく、ぶどうの休眠期にあたる1月~2月の冬季剪定作業や、続く3月~5月の多種多様なキャノピー・マネジメントにも精魂を込め、奥義を尽くしている。
ドミニク・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネ ワインの感想
香水のように優美な香り、花々が咲いているような華やかな香り、赤い果実の香りなど、多彩な香りが溢れる。
抜栓直後は、やや強い酸味、しばらくすると落ち着いてくる。程よく熟した甘味を伴ったラズベリーなど赤系果実、イチゴジャム、濃すぎない黒系果実、そしてスパイスの味わい。
余韻にかけて、華やかさに、複雑さが加わります。タンニンも感じますが滑らかで、ワイン自体には透明感があります。非常に華やかで、また、バランスが良いワインです。
香りの想像と異なりタンニンはそれなりにあり、骨格はしっかりしている印象ですが、同時にコメントのとおり、滑らかで透明感もあります。
この不思議なバランス感がブルゴーニュのような気がします。特にヴォーヌ・ロマネはシャンボールのような女性的ではなく、しっかり感があるのですが、同時に滑らかで透き通るような印象も受けるところが、特徴なのでしょうか。
それともこのような点が現代的なワインという部分でしょうか。骨太のシャンベルタンと繊細なシャンボールの中間というか、どちらかと言うと、両方の要素を少しずつ合わせ持ったような印象を受けます。
まだまだ修行をしなければ、深淵には触れることはできそうもありません。
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ドミニク・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネ ワインの基礎情報
1 生産地:フランス> ブルゴーニュ> コート・ド・ニュイ> ヴォーヌ・ロマネ
2 葡萄品種:ピノ・ノワール
3 参考価格:9000円程度
4 栽培法:リュットレゾネ、一部ビオロジー栽培、低収量
5 醸造法:100%除梗、天然酵母のみで発酵、清澄せず。
6 購入先:ワインセラーウメムラ(楽天)
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12,000円~。シャトー・ラトゥールのオーナーが所有。ラズベリーなどの赤系果実、バラの花、いろいろなスパイスの香りもして複雑な印象。口に含むと、凝縮感のあるブラックベリ-などの黒系果実、チェリーなどの赤い果実、熟した果実の旨味。