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コルス(コルシカ)(赤)

1000円台ワイン コルスのピノノワール、ラウル・クレルジェ

1000円台ワイン コルスのピノノワール ラウル・クレルジェ

 

ピノノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ イル・ド・ボーテ2018

フランス国内のワイン産地のピノ・ノワールの探究を続けていますが、今回のワインは初めて購入したコルス(コルシカ)のピノ・ノワールです。

このワインは標高50~150mに広がるブドウ畑で、熟練の農家によって自然な農法で育まれた古樹のブドウのみを使用しているとのことです。

ワインの名称の一部になっている「ヴィエイユ・ヴィーニュ」※は古樹、つまり、若木ではなく一定の樹齢のブドウの樹を指しています。概ね30~40年以上の樹齢の樹を指すようですが、明確な規定はありませんので、生産者の考え方により、表記されているようです。

ヴィエイユ・ヴィーニュのワインは一般的には味わい深い印象のものが多く、個人的にはお気に入りです。

また、「イル・ド・ボーテ」とは「美しい島」という意味で、コルスのIGP※です。コルスのワインで、一定の条件を満たしたものだけが名乗ることができる名称です。

IGPはAOP※よりも名称を名乗るための条件が緩やかで、控えめな価格設定で造られた品質の高いワインがたくさんあると感じていいます。そのため、私は美味しくてお値打ちなワインが多数埋もれていると想定して、注目しているクラスでもあります。

今回のワインは私にとっては、フランスの1000円台のピノノワール、ヴィエイユ・ヴィーニュ、IGPなどいろいろな気になる要素がマッチした楽しみな1本です。

V.V.(Vieille Vigne:ヴィエイユ・ヴィーニュフランス語で「樹齢の高いブドウ樹」という意味。樹齢の高いブドウの木は、概ね30~40年以上の樹齢のものを指しますが、厳格なルールなく、生産者ごとに独自の基準でエチケットに表記し、リリースします。通常ブドウの樹は、20年目位から樹に成る果実の量は減少する。樹齢とともに地中により深く伸びた木の根から吸い上げられた地中の栄養や、光合成による栄養も、少ないほどブドウの実に充分行き渡ることになり、古樹には若樹に比べて複雑なミネラルや養分が蓄積された、凝縮したブドウが実ります。その結果、ワインは、複雑味やミネラル感、凝縮感が備わった、旨味に溢れる滋味深い味わいとなる。

AOP、IGP:下記記事をご参照ください。

https://winelover-vinsan.com/knowledge/pdo/pdo-fra/fra-aoc/

 

コルスの生産者ラウル・クレルジェ

生産者の情報は購入先のフェリシティから抜粋・要約しています。ブルゴーニュの名門の血統がコルスのピノ・ノワールをどのように美味しいワインに仕上げているのか、ますます楽しみになります。

ラウル・クレルジェについて

詳しくはこちら(購入先のフェイリシティー(楽天市場)のページ)

1238年の創業を誇る「クレルジェ家」は、ブルゴーニュ地方で最も古いワイン生産者の名門。ワイン造りにおけるその長い歴史は、ギネスブックにも登録されているほどです。
名門一家の血統を受け継ぐ「ラウル・クレルジェ家」は、冷涼な気候と豊かな土壌に恵まれたコルシカ島の山岳地帯に着目し、ブルゴーニュで培ったノウハウを生かして、ピノ・ノワールの醸造に挑戦。通常の南仏産ピノ・ノワールとは一線を画する、ピノ・ノワールワインを生み出しました。

その味と品質に対するコストパフォーマンスの高さから、ワイン王国No70「特選ベストワイン」にも掲載されています。

 

1000円台ワイン コルスのピノノワール ラウル・クレルジェの感想

グラスに注がれたワインは辛うじて透き通るほどの濃厚さ。凝縮感を想像させる色合い。

フレッシュなクランベリー、フランポーズ、熟したブルーベリー、アプリコット、カシスなどの赤系・黒系果実や、スパイスなど複雑で多様な香り。酸味とボディのしっかりさを想像させる香り。

口に含むと、フレッシュな赤系・黒系果実がたっぷり入った美味しさや、スパイシーさを感じる。果実の凝縮感や旨味がたっぷりとあり、飲みごたえはしっかりしている。しっかりとした酸味があり、タンニンの渋味もある。

渋味とタンニンの豊富さが少しだけ気になるものの、逆に、この飲みごたえを生みだしている。

色や香りから想像したとおりのワインでした。

余韻では、しっかりとした酸味もあるため、濃厚な印象では終わらず、濃い口ではあるものの、バランスよく美味しく仕上がっています。

繊細でエレガントなピノ・ノアールよりも、凝縮感のある濃厚でボディのしっかりとしたピノ・ノワールが好きな方にはぴったりと思います。

コルス(コルシカ)は地中海に浮かぶ島だけに、このボディのしっかりさや果実の凝縮感は、地中海性気候の暖かさから完熟したピノが造られるからでしょうか。但し、生産者は山岳地帯に着目しているとの記載があったので、同時に山岳部からの涼しい風を受けて酸味をしっかりと持ったブドウを造っているのかもしれません。

いずれにしても、面白く、美味しいコルスのピノ・ノワールでした。今後コルスのワインも探求していきたいと思います。

また、前述のとおり私が最近注目しているフランスのIGPクラスのワインでもあります。このクラスは安くて魅力的なワインに最近よく出会いますので、引き続きIGP※も意識して探求していきたいと思います。

 

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ちなみに、このワインに私が合わせたのは下記写真のミモレット、カマンベール・チーズ、コンテ(成城石井で購入)です。若干気になるタンニンの渋味はチーズを合わせることで、渋味が取れ、マイルドになり、上品な印象に変わります。しっかりしたボディは健在なまま、純粋な果実の旨味を味わえました。

さらに補足ですが、抜栓後は瓶に栓をせず、そのまま数時間が経つと、少しだけですが、へたった印象を受けました。一杯ごとに瓶に栓をし、酸化を防ぎながら飲むともっと美味しく最後まで飲むことができるのではと思います。

ちなみに、温度はやや低めの方が美味しくいただけました。

 

1000円台ワイン コルスのピノノワール ラウル・クレルジェの基礎情報

・生産地:フランス>プロヴァンス・コルス>コルス

・葡萄品種:ピノ・ノワール

・参考価格:1500円位

・原産地呼称、格付け:IGPイル・ド・ボーテ

・インポーター:アズマ

・購入先:フェリシティ(楽天)

・ショップへのリンク:

 

1000円台ワイン フランスのピノノワール関連のおすすめ記事

・今回の濃い口ピノノワールとは対極で繊細で瑞々しく華やかな1000円台のピノノワールです。比較して飲むと、非常に面白いと思います。自分の好みのピノ・ノワールの方向性が何となくわかるかもしれません。

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