目次
モンテべッロのバローロ2014
「トラットリア ゼータ」(大阪市北区西天満)というお店で注文したバローロ。2014ヴィンテージとまだ若いため、お店のマスターはデキャンタージュして持ってきてくださいました。ワインの価格も良心的な設定で、会話からもワイン愛を感じるマスターでした。
デキャンタからグラスに注ぐとすぐにグラスから素晴らしい香りが溢れ出し、良いバローロに出会えた予感がしました。
生産者:デュカ・ボルティーニ・ディ・モンテべッロ
この生産者の情報は、ピーロート・ジャパンのWEBページから抜粋・要約しています。
「貴族の血を引くデュカ・ボルティニ・ドゥ・モンテベロ家の歴史は、799年に遡ります。記録によれば、モンテベロ家の祖先は、ローマでカール大帝及びシャルルマーニュ大帝に仕えたということです。また彼らは、その頃既に葡萄栽培に従事していました。後に、イタリア国王御用達となり、最も重要で偉大な顧客は作曲家ヴェルディであったのです。今日”デュカ・ボルティニワイン”は世界各国で販売され、主要な輸出国はドイツ、日本、アメリカです。彼らの古典的なイタリアスタイルのワインは、伝統的生産地域であるヴェネト州、トレンティーノ州、そしてピエモンテ州産のものです。」
カール大帝に、ヴェルディまで出てきてしまうとは、恐れ入るばかりの名門の貴族のようです。名門かどうかは別にしても、1000年以上の伝統を守り大切にワイン造りを続けてきたからこそ、現在に至るまで継続して所有することができたのではないかと世界史を思い出しながら妄想を膨らませています。
モンテべッロのバローロ ワインの感想
芳しい黒系果実、野バラなどの花々、バニラ、レモングラス、スパイスなど多彩な香り。
口に含むと、カシス、チェリー、リコリスなどの豊かな果実の味わいがする。タンニンはしっかりしているが、エレガントでしなやかさがある。
非常に素晴らしいバローロだと感じました。
私のバローロの印象は、ボルドーのような豊富なタンニンを持つ骨格がしっかりした濃厚なものと、ブルゴーニュのようなしなやかさと透明感があるものの大雑把に2種です。
今回は前者の印象です。さらに、中でもボルドー・ポイヤックの秀逸なカベルネ・ソーヴィニョンを想起させるような香りを備えていると感じました。
素晴らしい香りでした。
モンテべッロのバローロ ワインの基礎情報
・生産地:イタリア>ピエモンテ州>バローロ
・葡萄品種:ネッビオーロ100%
・参考価格:7000円(お店での価格です)
・輸入業者:ピーロートジャン
・原産地呼称:DOCGバローロ
・お店:「トラットリア ゼータ ~ 野菜と牡蠣とイタリアン」
※所在地・連絡先等は食べログとぐるなびのリンクをご参照ください。
モンテべッロのバローロに関連するおすすめ記事
・ピエモンテ州つながりで、ランゲ・ネッビオーロ2015 パオロ・スカヴィーノ(赤)。素晴らしいワインでした。
バローロのレナート・ラッティの来日イベントです。このバローロは秀逸でした!
モンテべッロのバローロに関連するおすすめワイン
・楽天でバローロ・マルチェナスコ(5,000円台)が販売していました。かなりお値打ちですね。
モンテべッロのバローロを飲んだお店「トラットリア ゼータ」
「トラットリア ゼータ 野菜と牡蠣とイタリアン」というお店でした。食べ物も蒸し牡蠣2種をいただきましたが、大ぶりで肉厚で非常に美味しかったです。生牡蠣用(1年目)を蒸してとお願いしたら、2年目の牡蠣の方が蒸しで食べるなら身が縮まず美味しいとのことでご提案いただきました。また、グラスワインの品種当てをしていて丁寧に品種を教えてくださったり、バローロのデキャンタージュといい、ワイン愛に満ち、顧客を大切にされておられる雰囲気が良く伝わり、お店とマスターのファンになりました。
アットホームなお店ですので、もし行かれる方はご予約をお勧めします。
食べログ
トラットリア ゼータ
ぐるなび
トラットリア ゼータ
★ブログランキングに参加中です。参考になりましたらクリックをお願いします!