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バルバレスコ(赤)

プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011を抜栓

今回はオステリア ガウダンテというピエモンテ料理がメインの美味しい料理を注文したので、ちょっといいピエモンテ州のワインにしようと、プルノットのバルバレスコの2011vtを抜栓しました。

2017年に購入して、自宅のセラーで約5年間熟成させてからのデビューです。

まだまだ熟成しそうですが、果実味も残る、透明感も出ている旨味たっぷりのエレガントな仕上がりんぼ状態で、いただくことができました。

そんなワインの感想です。

 

プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011

バルバレスコはイタリアの原産地統制のDOCGで最上位です。ピエモンテ州のバルバレスコの区画で収穫したネッビーロを使用します。

今回抜栓したプルノットののバルバレスコは、さらにバルバレスコ区画のブリック・トゥロットという畑で収穫されたネッビーロで、かつ、その年最良のブドウを使って造られているとのことです。

ここまでの情報で、飲みたいという渇望が凄いことになってしまいます。

そして、2017年に購入して、抜栓したい衝動にかられつつ、我慢に我慢を重ねて何とか自宅のセラーで5年熟成させて、収穫年から10年超となったところで抜栓しました。

熟成が進んではいましたが、まだ果実味もしっかりと残る味わいでした。まだまだじわじわと10年位は熟成が進みそうなポテンシャルも感じる素晴らしいワインでした。

ちなみに、2017vtをグラスで2021.12.にエノテカ大阪店でグラスで飲んでいます。その時もフランボワーズなどの赤いベリーの素晴らしい香りで、かつ、赤系ベリーのフルーティさがありつつ、エレガントな味わいでした。

若くして飲んでも美味しく、エレガントなワインです。たまたまグラスワインがあったからですが、若くても美味しいワインであることを確認してから抜栓しました。

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プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロットの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

2017vt

外観は濃いガーネットの色調。ラズベリーやベリー、スミレのアロマに加え、シナモンやクローブのようなスパイス香も感じられ、複雑な香りを形成しています。口に含むと感じられる、包み込むようなタンニンが印象的。フルボディながらフレッシュな果実味が感じられ、渋みが絶妙なバランスで調和しています。熟した果実の甘みを帯びた、長い余韻も魅力です。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

 

バルバレスコ・ブリック・トゥロットの生産者:プルノット

バルバレスコ・ブリック・トゥロットの生産者、プルノットの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

詳しくはこちら(エノテカオンラインページ)

1923年、第一次世界大戦後、ランゲ・ワイン協同組合をアルフレッド・プルノット氏が買い取ったことから、プルノットの歴史は始まる。同氏は、醸造家としても手腕を発揮し、当時の世界市場で「ピエモンテのワインと言えばプルノット」と言わるほどの知名度を誇るワイナリーであった。

様々な畑のブドウの混醸が一般的であった当時のピエモンテにおいて、「Cruクリュ」の概念を初めて導入したのもプルノットであった。プルノットがリリースした単一畑の「バローロ・ブッシア」は、バローロの品質を劇的に向上させるきっかけとなる、非常に革新的なワインだった。

現在はアンティノリに引き継がれている。

 

プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011の感想

エッジはオレンジ色の美しく透き通るルビーレッド。

グラスに注ぐ時から溢れる、華やかで芳醇な香り。バラなどの華やかな花々、熟した甘やかな赤系ベリー、出汁、シナモンや黒胡椒などのスパイス、土、森の下生え、ドライフラワーなどの香り。

スワリングすると、ミントなどの爽やかな香りが湧き上がり、ややフレッシュ感の残る赤系ベリー、白い花などと共に、少しイキイキした印象の香りも加わる。

さらにスワリングすると、出汁と熟した果実、ミントややや熟した赤系ベリーなど、ややフレッシュな印象と熟した芳醇な香りが交互に現れます。

口に含むと、熟したストロベリーなどの赤系ベリー、リキュール、出汁、土、きのこなど熟れた感のある複雑で芳醇な味わい。

非常に繊細なタンニンが溶け込んでいる印象ですが、未だ僅かに渋味を感じる。僅かな酸味と甘やかさがある。

非常に繊細な舌触りで、透明感をイメージする味わい。まだ若々しさもありつつ、しみじみとした滋味深さのある熟成感も感じます。

ややフレッシュな果実と熟した果実の中間から、熟した果実より位の印象でしょうか。

非常にバランスが良く、美味しいワインです。

抜栓2時間後、タンニンがこなれて、渋味がほとんど感じなくなり、さらに、リキュールっぽさが少し前に出て、透明感がより増したエレガントな印象になってきています。

僅かな甘やかさがあり、優しく透き通るような旨味を感じますが、少し澄ました雰囲気が出て、新たな魅力に溢れています。

大きくは変わりませんが、滋味深さというよりは、エレガントさが増した印象です。

香りも大きくは変わらないですが、リキュールやバラの花、熟した赤いベリーなどのより洗練されたエレガントさを感じる香りになっていると感じます。

爽やかさ、優しいさ、甘やかさ、たっぷりの旨味、そして、エレガントですが、親しみやすい味わいです。

抜栓4日目、バラの花が香る、華やかで、複雑で芳醇な香りです。そして、透き通るような透明感がありますが、しっかりとした旨味を感じさせるエレガントな味わいです。

強い主張ではなく、様々なものが溶け込み、優しくエレガントな味わい。しかし、確固たるたぷりの旨味があり、美味しいワインです。

抜栓4日目はますます透明度が増し、エレガンスに磨きがかかった印象でした。

 

プルノットのバルバレスコは非常に美味しいバルバレスコだと思いますが、価格的にはそこまで高くなく7400円台で手に入ります。おすすめです!

 

ちなみに、2021.12.にエノテカ大阪店で、プルノットの同じくバルバレスコ・ブリック・トゥロット2017をグラスワイン(下記写真)で飲んでいます。

今回の2011vtと比較すると、2017vtの方がフレッシュ感のあるフルーティさが増しますが、若くてもエレガントさを身にまとっているワインでした。色も熟成がある程度進んで、透明感が高く、澄んでいるかのような、エレガンスを想像させる色をしています。

若飲みでも、10年・20年間と熟成させても、その時点ごとのエレガンスを感じることができるバルバレスコだと思います。

ちなみに、白ワインはオリヴィエ・ルフレーヴシャサーニュ・モンラッシェのプルミエ・クリュ・クロ・サン・マルク2018です。こちらも最高でした!

バター、ブリオッシュ、マロン、非常に芳醇な香り。素晴らしい香りです。口に含むと、柔らかく控えめな酸味のレモンやライムなどの柑橘類、ブリオッシュ、ナッツ、ミネラル、ハーブなどのやや爽やかな味わい。

シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・サン・マルク / オリヴィエ・ルフレーヴ
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プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011に合わせた料理

・ニュージーランド産仔羊肉のロースト サルサヴェルデオステリア ガウダンテ

肉厚ですが、中までしっかりと火が通っている。しかし、めちゃくちゃ柔らかい。ラム肉の旨味がたまらなく美味しい! そして、サルサヴェルデのソース(イタリアンパセリのソース)が少しコクと、爽やかさを与え、ラム肉の旨味をさらに引き出します。

ガウダンテは元々はピエモンテ州出身のイタリア人がシェフを務めるピエモンテ料理中心のお店でした。そこで、ピエモンテ州の代表的なワインであるバルバレスコを合わせることに。

プルノットのバルバレスコと合わせると、不思議とワインは透明感を増し、上品な出汁っぽい味わいを強めてくれます。滋味深さをアップしてくれますが、枯れていくのではなく、エレガントな印象です。

華やかでエレガントで滋味深い印象にしてくれます。素晴らしいペアリングとなりました!

・オステリア ガウダンテ:「気軽に楽しむ本格イタリアン。大切な記念日にも、お友達と賑やかに楽しむ日も。イタリアワインとともに本場イタリアの量と味を大阪と神戸でお楽しみください。」(公式ページより引用)

URL http://gaudente.jp/
住所 大阪店:大阪府大阪市北区梅田1丁目11−4 大阪駅前第4ビル B1F

神戸店:兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目6−1 神戸ハーバーランドumie モザイク 3F

アクセス 大阪店:大阪メトロ・谷町線・東梅田駅、JR・大阪駅、阪急・梅田駅より徒歩5分

神戸店:神戸高速鉄道・東西線・高速神戸駅より徒歩12分

グルメサイト 食べログ:こちら、ぐるなび:こちら、ホットペッパー:こちら

 

『オステリア ガウダンテ』大阪駅前第4ビル店でイタリアンランチ大阪北区の『オステリア・ガウダンテ』大阪駅前第4ビル店のレポートです。豊富な種類のパスタ、ディナーではソムリエのおすすめワインをペアリングして楽しむ。デリバリやテイクアウトを利用して、自宅で楽しむのこともできる美味しい料理たち。同店でしかオーダーできないワインがある点も魅力的なイタリアンのお店です。...

 

 

 

・フレッシュバジルのマルゲリータ&前菜3種盛り合わせソマリ イタリアン

燻製卵のペッパーポテトサラダ 特製スパイスのしゃきしゃきピクルス 彩り野菜のラタトゥイユ

 

ピザ生地は少し厚みがあるタイプで、歯応えはサクっとしています。バジルの清涼感とトマトソースの酸味とチーズのコクの組合せは最高です! タバスコは無しの方が、バルベレスコのエレガントさを引き立てます。チーズやトマトソースの組合せはワインとよく合います!

ポテトサラダは燻製卵によるスモークの香りや味わいが、ワインを複雑な印象にしつつ、ブラックペッパーがワインに刺激を与えて、旨味が増す印象です。

ピクルスは控えめな甘味で、程良い酸味があります。そして、スパイスを感じる特徴的な味わいで、ピクルスによく合っていて美味しいです。ワインと合わせると、バルバレスコの上品な味わいを僅かに抑えているような気もしますが、エレガントさは維持。

ラタトゥイユはトマトソースがワインに酸味を少し加えて、少しだけフレッシュ感を増した印象にしてくれます。

ピクルスもラタトゥイユもワインのおつまみとして、私のお気に入りです。今回もいずれも美味しくいただきました。

・和食とイタリアンの炭焼きバル ソマリ:「『和食とイタリアンの炭焼きバル』その日その季節、四季折々の自然の恵みを和食&イタリアン&炭焼き お酒の種類も豊富に取り揃えてます。オープンガレージで異国空間」

(公式ページより引用)

URL https://artboxcatering.wixsite.com/delittlesorari
住所 大阪府大阪市西区新町1-7-21
アクセス 大阪メトロ、四ツ橋線・四ツ橋駅から徒歩2分。同、千日前線・西大橋駅から徒歩5分。
グルメサイト 食べログ:こちら、ぐるなび:こちら、ホットペッパー:こちら

 

 

 

プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011の基礎情報

・ワイン名:バルバレスコ・ブリック・トゥロット2011

・生産者:プルノット

・生産地:イタリア>ピエモンテ州>バルバレスコ>ブリック・トゥロット・ヴィンヤード

・葡萄品種:ネッビオーロ

・原産地呼称等:DOCG.バルバレスコ

・栽培・醸造法等:12日間の低温マセラシオン発酵、12ヶ月の大樽とバリックで熟成、瓶内熟成10ヶ月。

・抜栓時期:2022.2.

・インポーター:エノテカ

・参考価格(ネットショップ):7400円台

 

・購入先:エノテカオンライン

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プルノットのワイン関連のおすすめ記事

プルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロット2011を抜栓しました。エレガンスを感じる非常に美味しいワインです。

プルノットは以前にもバローロ抜栓して美味しかったので、下記記事にしています。

 

バローロ2013/プルノット

5400円台〜。熟した赤系果実と黒系果実、花の華やかな香りがする。加えてミントやスパイスの香り。口に含むと、ある程度熟した赤系果実と黒系果実、リコリス、胡椒などの多様なスパイスの味わい。

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