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イタリア・ピエモンテ州のグイドボーノのランゲ・ネッビオーロ2016
バローロやバルバレスコも大好きですが、ブルゴーニュ同様高価なため、毎日のように飲むのは、はばかれるワインです。そのため、ブルゴーニュならACブルゴーニュやACコトーブルギニョン、または世界のピノノワールを探求しに行きます。同じようにバローロ・バルバレスコの場合なら、同じブドウ品種のネッビオーロで造られた原産地呼称DOCランゲを探求してみたくなります。
そういったこともあり、先日はパオロ・スカヴィーノのランゲ・ネッビオーロ(記事)を飲み、レポートしました。今回はグイドボーノのランゲ・ネッビオーロを抜栓しました。私には珍しく6月に買ったばかりで、8月に抜栓です。バローロの代わりのデイリーワインまたは旨安ワインとなり得るでしょうか。
イタリア・ピエモンテ州のランゲ・ネッビオーロの生産者:グイドボーノ
生産者については、購入先のエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
グイドボーノはイタリア北部ピエモンテ州にてワイン造りを行なっている家族経営のワイナリー。
1950年代に、ピエモンテ州カナーレ近郊に畑を買い、ネッビオーロとバルベラの栽培を開始。1980年代に、近代的な設備が導入され、ロエロ・アルネイスの栽培も開始。ワイナリーが位置するのはピエモンテ州ロエロ地区。ロエロとランゲの2つの地区に畑を所有。
自然資源の利用と現代技術を組み合わせた、サステイナブル農法の1種インテグレイテッド農法を実践する他、ピエモンテの地域を守る「Vino Sicuro=ワイン保全」プロジェクトに参加しています。
イタリア・ピエモンテ州のグイドボーノのランゲ・ネッビオーの感想
バラ系の赤い花、甘酸っぱいフランボワーズ、野イチゴのような野生っぽさなど、様々な赤い果実、そしてハーブやスパイスの香り。口に含むと、レッドチェリー、酸味の強い赤スグリ、少し野生味のある野イチゴなどの赤系果実、スパイスの味わい。全体的に香りの印象に近い味わい。少し若いためか酸味は強めで、タンニンはしっかりと舌に感じる。
リリース直後に飲んだためタンニンがしっかりと感じるので、もう少し寝かせた方が滑らかな舌触りになったかもしれない。その代わり、生き生きとした果実のフレッシュがあり、思わず飲みすぎてしまう。ある程度の果実の濃厚さやタンニンがあるが、フレッシュで甘酸っぱく飲み口が良いのはイタリアだなぁと思います。
また、バローロやバルバレスコと同じ、ネッビオーロ100%で造れられていますが、全く違う印象を受けます。このワインは、先日記事で紹介したランゲ・ネッビオーロ(スカヴィーノの記事)と近い印象を受けることから、恐らくこの味わいをランゲの個性と認識すればよいのでしょう。
ブドウ品種が同じで、近い地域で造っていても、ランゲとバローロでは全く異なるものが出来あがるところが、ワインの面白さですね。
イタリア・ピエモンテ州のグイドボーノのランゲ・ネッビオーロの基礎情報
・生産地:イタリア>ピエモンテ州>ロエロ地区>カスタニート畑
・葡萄品種:ネッビオーロ100%
・格付:DOCランゲ
・栽培法:インテグレイテッド農法(サステナブル農法の1種)
・参考価格:2000円程
・購入先:エノテカオンライン
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文中で引用しているランゲです。このネッビオーロも非常に美味しかったなぁ。
ランゲ・ネッビオーロ2015/パオロ・スカヴィーノ
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