今回のワインは過去に飲んで美味しかった2000円前後のイタリアワインをリピートしようと思い、まとめ買いした内の1本です。
トスカーナ州のレッチャイアが造るロッソ・ディ・モンタルチーノ2016です。
2015vtに続いてのリピートです。また、レッチャイアはブルネッロ・ディ・モンタルチーノも飲んでいます。
いずれも非常にお値打ちな価格でリリースしてくれているので、高価なブルネッロも経験することができました。
そんな美味しく、財布に優しいレッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノのワインの感想です。
目次
レッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ2016
レッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ’16の情報は購入先のトスカニーから抜粋・引用しています。
ビオンディ サンティと同じ並びにある恵まれたテロワールで造られ、醸造は「アルテジーノ」を手掛けたピエトロ リヴェッラ氏が担当する古典的で美しいスタイルが人気の「レッチャイア」のロッソ ディ モンタルチーノ。サンジョヴェーゼの魅力をシンプルに親しみやすく楽しめる人気のワインです。
スラヴォニアオークの大樽で6ヶ月以上熟成させています。様々なベリー系果実やミネラルの香り。赤く熟した果実は非常に柔らかく、品の良いタンニンともバランス良く調和しています。サンジョヴェーゼ グロッソの魅力をシンプルに親しみやすく表現したフルーティな味わいです。
詳しくはこちら(トスカニー(楽天市場)のページ)
ロッソ・ディ・モンタルチーノ’16の生産者:ファットリア・ラ・レッチャイア
ロッソ・ディ・モンタルチーノ’16の生産者、ファットリア・ラ・レッチャイアの情報は輸入元のフィラディスから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(フィラディスのページ)
1983年にマウロ・パチーニにより設立されたこの醸造所がモットーとするのは「お値打ちな極上ワイン」。マウロは元々北トスカーナのルッカでワインを造っていたが、もっと品質の優れたワインを目指して最高の土地を探したところ、モンタルチーノのこの畑に辿り着いた。
先祖代々受け継いだルッカの畑を売ってレッチャイアを取得後、少しずつ畑を増やしていき、現在ではモンタルチーノとマレンマに計32haの畑を所有する。他に15haの契約畑もあるが、所有畑と同様の品質管理の下、低収量の健全なブドウを得るべく栽培を行っている。
テロワールの恩恵を受けた上質のブドウを活かすため、醸造工程は至ってシンプルだ。ステンレスタンクで温度管理をしながら発酵し、伝統的なスラヴォニア・オークの大樽にてゆっくりと熟成することで、南側斜面の大らかなフルーティさを引き出している。
醸造責任者のピエトロ・リヴェッラは、モンタルチーノの北側斜面にあるアルテジーノでも醸造を手掛けるブルネッロのスペシャリストである。長年バンフィで醸造責任者を務め、現在はブルネッロ協会の会長である兄のエツィオ・リヴェッラ同様、モンタルチーノのワインを黎明期から牽引してきた。
素晴らしいテロワールと偉大な醸造家、そして肩肘張らない信念の組み合わせにより、クラシックな魅力がナチュラルに表現された優良ブルネッロである。
レッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ’16 超おすすめ!の感想
グラスに注ぐと、少し茶色を含む、綺麗に透き通るガーネット色。
熟したラズベリーなど赤系ベリーや黒系ベリー、ややフレッシュなチェリーなどの赤系果実、花々、枯れ葉、土、スパイスなどの香り。
抜栓直後から、妖艶な香りがグラスから溢れてきます。
スワリングすると、様々な熟れたベリーや花々が香り、次にややフレッシュなチェリー、そして、土や枯れ葉、スパイスが香りが順次感じられます。
少し時間が経つと、グラッパやバラの花ようなエレガントな香りが加える。
非常に芳醇で妖艶な香りです。
素晴らしい!
口に含むと、タンニンは多くは溶け込み、少し渋味はあります。骨格はしっかりとしていますが、滑らかで、柔らかさがあります。優しい果実の透明感のある甘味も感じられる。
熟したラズベリー、酸味の無いオレンジ、スパイス、出汁、土などの味わい。
熟した赤系ベリーがうっとりとさせられます。また、スパイシーさもあります。さらに、出汁や土っぽさなど熟成による味わいも少し感じます。
複雑で華やかで美味しい。
全体的には熟れた果実のフルーティな印象で、非常に芳醇で美味しいです。
前回飲んだ2015vtよりも非常に美味しく感じます。
余談ですが、抜栓前はデキャンタージュするつもりで、デキャンタを用意していました。
デキャンタージュ前にテイスティングのためにグラスに注ぐと、芳醇な香りがグラスが溢れていたため、デキャンタージュを取りやめました。
かえってワインを壊してしまうところでした。
抜栓1時間後、少しグラッパのような透明感のある味わいも現れます。
妖艶さも加わり、芳醇で美味しいです!
バラの花やグラッパ、熟したラズベリー、出汁などの香りと相まって、非常に妖艶です!
今回のレッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ2016は2021年に2600円台で購入しています。
上手く熟成したというのもあるかもしれませんが、ワインの素晴らしさからすると、非常に破格のお値段に感じました。
この香りと味わいなので、6年熟成のワインとしてブラインドで出されて、ボトルが5000円や8000円と言われても普通に納得しそうです。
特に初めにグラスから溢れてくる芳醇な香りが、何とも言えない程、素晴らしかったですし、味わいの深みとエレガンスも非常に美味しかったです。
レッチャイアはブルネッロも美味しかったですが、まずは破格のロッソ・ディ・モンタルチーノを堪能してみてはいかがかと思います。
非常におすすめです!
レッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ’16 超おすすめ!に合わせた料理など
・ワインと楽しむアンティパストセット/RF1:焼き野菜のハーブヨーグルトソース添え。スモークサーモンの生春巻き。ほうれん草とベーコンのミニキッシュ。海老とモッツァレラチーズのホワイトバルサミコ。生ハムと塩レモンポテトのサラダ。(RF1の公式ページはこちら)
・ブロー/DONQ(ドンク):「ずんぐりとした」という意味のフランスパン(お店のPOPより引用。DONQの公式ページはこちら)。
私の定番のRF1のアンティパストセットです。色々と種類を少しずつ食べることができ、しかもワインと合うアンティパストしか入っていません。
基本的に赤・白ワインのいずれとも相性が良いです。
今回のレッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノとは、海老とスモークサーモンも何の問題もなく、美味しくいただけました。
いずれのアンティパストも好相性でした!
DONQのブローは初めて購入しました。
下記写真もご参照ください。もちろんワインはフルボトルです。まるで、ハーフボトルのような錯覚を受けます(笑)
長さではDONQのパリジャンには負けますが、長さもかなりあり、厚みが非常に分厚いです。
DONQの中では最も体積があるのではないでしょうか。そのため、非常に柔らかく、ふわっとした感じの食感です。
DONQらしい小麦の風味の美味しさはもちろん健在です。
柔らかい系のフランスパン好きの方におすすめしたいです!
レッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ2016の基礎情報
・ワイン名:ロッソ・ディ・モンタルチーノ2016
・生産者:ファットリア・ラ・レッチャイア
・生産地:イタリア>トスカーナ>モンタルチーノ>レッチャイア
・葡萄品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ
・原産地呼称等:DOC.ロッソ・ディ・モンタルチーノ
・気候や土壌:温暖な地中海性気候。南側斜面の海抜350m。
・栽培・醸造法等:温度管理されたステンレスタンクで発酵、スラヴォニアオークの大樽6ヶ月熟成。
・抜栓時期:2022.08.
・インポーター:フィラディス (公式ページはこちら)
直営webショップは👇
・参考価格(ネットショップ):2600円位~
・購入先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)
2021年に2600円台で購入。
トスカーナ州のおすすめワイン関連の記事
今回はレッチャイアのロッソ・ディ・モンタルチーノ2016を抜栓しました。熟れた果実のフルーティさがあり、非常に芳醇で妖艶な美味しさでした!
同じくトスカーナ州のおすすめワインです。
・ジンガリ2018/ペトラ
2200円台~。
熟した黒系ベリー、クレームドカシス、コーヒー、ココアなど甘やかで、まろやかな、なんとも言えない芳しい香り。
口に含むと、やや熟したの黒系ベリー、少しクレームドカシス、ハーブ、スモーク、ココアなどの味わい。余韻に僅かにモカが加わる。
・プロミス2018/カ・マルカンダ(ガヤ)
4200円台~。
フレッシュなブラックベリーやブルーベリーなどの黒系果実、少しシナモン、爽やかなスパイス、少し野生的で、タバコやスモーキー、その後リコリスや花の香り。
口に含むと、フレッシュなカシスなどの黒系果実、スパイスなど華やかな味わい。