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スティング所有のイルパラジオのシスター・ムーン２０１２
音楽もお気に入りなスティングが所有するワイナリー・イルパラジオからの１本です。スティングの楽曲の「シスター・ムーン」からワイン名を取っています。また、その楽曲の楽譜がエチケットにも記載されています。
ナッシング・ライク・ザ・サン
（リンク先はアマゾン。無料視聴もあるので、シスター・ムーン聞きながらどうぞ）
このワインを購入するきっかけとなったのは、以前にもブログで書きましたが、とあるイタリア料理店で何も知らずにイルパラジオの「カジノ・デッレ・ヴィ」を注文し、非常に美味しかったことです。記事はこちら
その後、家飲み用にイルパラジオの３種のワインセット（メッセージ・インナ・ボトル・ロッソ、カジノ・デッレ・ヴィ、シスター・ムーン）を購入した内の１本です。
このワインもトスカーナ州の原産地呼称制度※に当てはまらないワインで、伝統的な作り方ではないですが、素晴らしいワインとなっています。いわゆるスーパートスカーナ（スーパータスカン）と呼ばれるワインです。私はサンジョベーゼとメルローの組み合わせが非常に好みで、この１本も楽しみです。
※原産地呼称制度については下記記事をご参照ください。
スティング所有の生産者イルパラジオについて
生産者の情報はワインの輸入元のジャロボーム株式会社のページより抜粋・要約しています。
IL Palagio イル・パラジオ
1500年代中盤から農業用であったこの土地を、1700年代後半にマルテーリ家が購入し、その後拡大しました。1819年、サン・クレモン公爵の未亡人であるモンタウトのカルロッタ・バルボラーニ伯爵婦人がこの土地を購入しました。以後150年以上、代々家族に受け継がれ、ワイン、オイル、小麦、とうもろこし、テンサイ、桃、アプリコットとチェリーを生産してきました。
このエステートの所有者であるスティングと妻トュルーディは、14年前にこのエステートを見つけて以来、この土地のヴィラ、建物、オリーブ畑そしてワイン畑に元の輝きと栄光を与えるべく、常にその歴史と建築物を敬意を払い、オーガニックやビオダイナミックを取り入れました。その甲斐あって、イル・パラジオが生み出す美しさと雰囲気は訪れるゲストに安らぎと変化を与えるようになりました。
数年に渡り、高品質なオリーブオイルとハチミツ生産に成功を遂げ、現在はワイン生産においても同様の成功を遂げています。スーパー・トスカーナのシスター・ムーン、カジノ・デル・ヴィそしてキャンティ・ウェン・ウィ・ダンスはワイン愛好家や批評家から高い評価を受けており、ワイン産業においても輝かしい未来が約束されています。
イルパラジオの「シスター・ムーン」 ワインの感想
フレッシュなブラックベリーなどの黒系果実、スパイス、花の香り。口に含むと、熟した黒系果実の上品な甘味、同時にフレッシュ感があり、豊富な果実味がありジューシー。また、いろいろなスパイスの味わいもする。全体ではエレガントなワインとなっている。
フレッシュさや陽気な雰囲気はサンジョベーゼが受け持ち、メルローとカベルネソーヴィニヨンがしっかりとしたボディを受け持っているのかもしれません。また、香りや味わいのバランスも上手く取っているようです。イタリアのトスカーナ州らしい果実の凝縮感がある濃いめのワインですが、同時にフレッシュ感があり、飲み易いワインです。
サンジョベーゼとメルローをブレンドすると、華やかで、飲みごたえがあり、それでいてフレッシュ感があるワインになるのが不思議です。ボルドーの軽口のワインとは全く違った味わいになります。
以前飲んだカジノ・デッレ・ビエよりはワンランク上のエレガントなワインとなっています。
財布事情が許せば、今後もリピートしていきたいですね。
イルパラジオの「シスター・ムーン」 ワインの基礎情報
・生産地：イタリア＞トスカーナ州
・葡萄品種：サンジョヴェーゼ45％、メルロー45％、カベルネ・ソーヴィニヨン10％
・参考価格：6000円台
・栽培法：ビオロジック
÷購入先：トスカニー・イタリアワイン専門店（楽天市場）
イルパラジオの「シスター・ムーン」関連のおすすめ記事
・カジノ・デッレ・ヴィ２０１３/イルパラジオ
同じくイルパラジオ（スティングが所有するワイナリー）の別のワインです。こちらも美味しかったです。
好みとは思いますが、コストを考えると、まずはこちらの3000円台から試すのがおすすめです。
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