今回のワインは過去に飲んで美味しかった2000円前後のイタリアワインをリピートしようと思い、まとめ買いした内の1本です。
抜栓したのはヴェネト州のマァジというワイナリーのヴァルポリチェッラ・クラシコです。
以前、イタリアンのお店でマァジのアマローネを飲み、非常に美味しかったので、今回はお値打ち価格のヴァルポリチェッラ・クラシコを購入してみました。
そんなワインの感想です。
目次
ヴェネト州、マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2019
冒頭でも書きましたが、マァジのアマローネは以前から気になっていて、イタリアンレストランでワインリストにあるのを見つけてオーダーしました。そのアマローネ、コスタセラ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコが非常に美味しかったです。
それ以来のマァジのファンです。
そんな経験から、今回はデイリーワインとしての価格で買える2200円位でヴァルポリチェッラ・クラシコが売っていたので、購入してみました。
マァジはヴァルポリチェッラ・クラシコもアマローネも複数種類リリースしているので、気になるワインがたくさんあるワイナリーです。
マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの情報は購入先のフェリシティーから抜粋・引用しています。
生き生きとしてやや深みのあるルビーレッド。
熟したチェリーやプラムを思わせる熟した果物の香りが心地よく、しっかりとした構成がありながら、フレッシュ感のあるバランスのとれた味わい。詳しくはこちら(フェリシティー(楽天市場)のページ)
ヴェネト州のボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ 生産者:マァジ
マァジは5種類のアマローネや複数種類のヴァルポリチェッラをリリースしており、まさにヴェネト州の伝統ワインの旗手と言えるワイナリーです。
また、アマローネの製法であるアパッチメント製法※を白ワインやスパークリングワインにも世界で初めて使用したワイナリーでもあるとのことです。
※アパッチメント製法:竹製の棚でブドウを乾燥させる方法で、ワインのアロマや味わいを濃密にするヴェネト州の伝統的な製法。
伝統と革新のヴェネト州のワイナリーと言えそうです。
また、トスカーナ州やアルゼンチンなどでもワイン造りを展開しています。
ボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの生産者:マァジの情報は輸入元の日欧商事から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(日欧商事のページ)
マァジ社はアマローネの故郷ヴァルポリチェッラ・クラッシカに位置するワイナリーで、ワイン造りの専門家および革新者であることは世界的に有名で、現在ではその技術をヴェネト地方以外の地域、トスカーナやアルゼンチンなどでも展開しています。
マァジ社は、未来のために、すべてのアクティビティにおいて社会的、道徳的、そして、環境価値をベースにしています。環境に対する配慮と敬意は、マァジ社のカルチャーであり、哲学であります。ブドウ栽培から醸造、パッケージングに至るまで、サスティナブルなものづくりを行っています。
ヴェネト州、マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの感想
グラスに注ぐと、一見濃厚だが、光があたると、中心以外は辛うじて透き通る。透明感と艶があり、非常に美しい少し赤みがかった黒い果実のような色あい。
チェリーやカシスなどの熟れた果実、爽やかなスパイス、カシスリキュール、甘やかな花やスミレの花、涼やかな森林などの香り。
非常に果実感があり、熱気を感じるような力強さも持つ香りながら、涼やかでもある香りです。涼やかさについては、京都でよく買う竹や竹林をモチーフにした御香を思い出す。
嵐山の竹林を散歩しているような涼やかさがあると共に、熟れた果実感もあり、カシスリキュールの少しツンとしたような雰囲気もある。
やや暑い地域の力強さを持ちつつも、涼しげな装いと言ったところでしょうか。
口に含むと、少しだけ酸味があり、タンニンはそれなりにあるが渋味は少しのみ。甘味はほとんど感じない。
やや熟れたカシス、プラム、チェリー、木苺などの様々な果実、スパイス、森の下生え、少しカシスリキュール、土などの味わい。
果実味は豊富ですが、印象においては果実果実しているわけでもない。酸味が強いわけでもないのですが、背筋を伸ばして、凛とした佇まいをイメージさせる。艶があると言うべきか、凛としたと言うのが、ぴったりきます。
よく味わいうと、やはりジューシーな印象です。あまり味わったことのない印象の果実感やジューシーさです。
カシスリキュールっぽいさもあるかもしれない。そこに、土っぽさや下生えなど少し落ち着きのある風味が加わり、独特な果実感と相まって、独自の美味しさを感じます。
ワインって本当に不思議です。
結局、6,7時間かけてだらだらと1人で飲み切りました。
それだけ飲み飽きせず、美味しくいただけます。また、意外にも?フードフレンドリーでした。具体的には次項に記載。
やはり美味しいワインでした。
このマージというワイナリーはアマローネも美味しかったのですが、今回のヴァルポリチェッラ・クラシコはそのアマローネを全くイメージさせない独自の美味しさを感じました。
マァジのヴァルポリチェッラ・クラシコは、アマローネに続き、お気に入りのワインとなりました!
マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコに合わせた料理
・ツナ・コーン・ブロッコリーのマカロニグラタン:ツナ、コーン、ブロッコリーとシェフ特製ホワイトソースにマカロニの定番のグラタン。
・パテ・ド・カンパーニュ(鶏と豚のテリーヌ):鶏レバーや豚ミンチや鴨肉、イベリコベーコンを使ったの俺のオススメお肉のテリーヌ。
by俺のフレンチ・イタリアン心斎橋店(大阪市中央区)からデリバリー。
あの「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」がご自宅で食べられる【俺のEC】
・グラタンは思った以上にホワイトソースとツナが合います。ホワイトソースがややアッサリめのため、ツナらしい味わいは消えずに、上手くまとまっています。濃すぎず、しかしコクもあり美味しいです。さすがシェフ特製ソース。
ワインとのペアリングは、グラタンのツナの味わいがしっかりしているので、どうかなと思いましたが、ワインと問題なく合います。ワインは少し酸味が出て、果実のフレッシュ感がアップする印象で、よりジューシーに感じて美味しいです。
パテ・ド・カンパーニュはパテの肉の旨味は消えることなく、ワインにまろやかさを与えてくれます。ワインの凛とした印象は消えて、あっさりしたワインの方向に変化したかもしれません。パテにワインが寄り添っていく印象です。但し、もちろんワインも美味しいです!
前面に出るのはパテの味わいです。グラタンの時はワインと対等の印象でしたが、その点異なります。でもワインもパテもグラタンも美味しくいただけます。
最近良く思いますが、ワインは食事に合わせると、その料理を引き立てる部分が強調され、寄り添ってくれることが多いです。
もちろん合わないケースもあるのですが、合わないかな?と心配したケースの大半は上手く合わない部分を消し合ったり、馴染んだり、少し変化をしたり、結果として美味しくいただけることが多いです。
今回のグラタンの場合は、ワインだけの時よりも酸味がやや強くなり、その方が果実味が出て、料理により合いました。パテの場合は、まろやかさが出て、控えめになり、料理の後ろに少し下がって料理を引き立ててくれました。
ワインが世界的に飲まれており、広まっていく理由が分かるようでな気がしました。今回もワインも料理も美味しくいただきました!
ヴェネト州、マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの基礎情報
・ワイン名:ボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2019
・生産者:マァジ
・生産地:イタリア>ヴェネト州>ヴァルポリチェッラ・クラシコ地区
・葡萄品種:コルヴィーナ70%、ロンディネッラ25%、モリナーラ5%
・原産地呼称等:DOCヴァルポリチェッラ・クラシコ
・栽培方法等:コルヴィーナの20%をアリエ産とスラヴォニエ産のオーク樽のバリック(小樽)で6ヶ月熟成。ブドウ栽培、醸造、パッケージングに至るまでサスティナブルなモノ作りを行っている。
・インポーター:日欧商事
・参考価格(ネットショップ):2200円台~
・購入先:酒類の総合専門店 フェリシティー(楽天市場)
2288円で購入。
ヴェネト州のヴァルポリチェッラ・クラシコ関連のおすすめ記事
今回はヴェネト州のワイナリー、マァジのボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコを美味しくいただきました。
そこで、同じくヴェネト州のお気に入りのワイナリーのアレグリーニから、ヴァルポリチェッラ・クラシコ、アマローネ、パラッツォ・デッラ・トーレのワインの感想です。
ヴァルポリチェッラ2017/アレグリーニ
2000円台~。アマローネと同じコルヴィーナ・ヴェロネーゼというブドウ品種が主体。果実の凝縮感とフレッシュさを併せ持つ、飲みごたえと飲みやすさを共存させたワインでした。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2010/アレグリーニ
8000円台~。手間暇をかけた独特な製法と長期の熟成により実現する、妖艶な香りと魅惑的な味わいの、独創的な非常に素晴らしいワインです。1度はぜひ飲んでいただきたいワインの1つです。
パラッツォ・デッラ・トーレ2015
3000円台。イタリアのワインの中でも独特な製法のアマローネの片鱗を感じることができるワインです。葡萄品種やリパッソ製法(二重発酵)などアマローネとの共通項も多く、アマローネが飲みたくなる美味しいワインです。
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