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北海道(赤)

十勝ワインが造る山幸2020 独創的な香りと味わいの美味しさ

今回は北海道の十勝地方、池田町のワインです。

ブドウ品種は北海道十勝池田町産「山幸種」です。

十勝ワインは以前ふるさと納税の返礼品でいただいたことがあり、飲んだ経験があります。

しかし、山幸というブドウ品種のワインは初めてです。

非常に楽しみにして抜栓した1本です。

そんなワインの感想です。

 

 

十勝ワインが造る山幸2020

十勝ワインが造る山幸2020の情報は、生産者の十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)から抜粋・引用しています。

父親である山ブドウ譲りの草木系の果実香と力強い酸味、野趣あふれる味わいの豊かな個性を持った赤ワインです。
ジビエやジンギスカン等の北海道ならではの肉料理、山幸の持つスパイシーな香りとマッチするエスニック料理などと相性は抜群です。

北海道十勝池田町産「山幸種」:「清見」を母系とし、在来種である「山ブドウ」を父系として掛け合わせた池田町独自開発品種です。

発酵終了後、フレンチオーク樽で一定期間じっくり熟成させてビン詰めしました。

詳しくはこちら(十勝ワインのページ)

 

山幸2020の生産者:十勝ワイン

十勝ワインの山幸というワインについての情報をチェックしていたところ、自治体がワイン造りを発案して、ブドウ栽培・ワイン醸造までを手掛けていることを知り大変驚かされました。

特に開始当初から形になるまでは、栽培・醸造hもちろんのこと、財政、政治、行政など各方面で、どれほどの苦労があっただろうと思います。

NHKのプロジェクトXの主題歌「地上の星」(中島みゆき)が聞こえてきそうです。

そう思って検索してみると、やはりNHKのプロジェクトXで取り上げられていました。

NHKアーカイブ プロジェクトX 挑戦者たち 「北のワイン 故郷再生への大勝負~十勝・池田町」へのリンク⇒こちら

山幸2020の生産者、十勝ワインの情報は、十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)の抜粋・要約しています。

詳しくはこちら(十勝ワインのページ)

・十勝ワインの誕生

昭和20年代後半、十勝地方は次々と自然災害に見舞われ、苦境から脱却するため、「ブドウ栽培」と「ワイン製造」への道が生まれた。

当時の町長(丸谷金保氏)の発案で、町内の農村青年によって昭和35年にブドウ愛好会が結成され、ゼロからのブドウ栽培といった壮大な挑戦が開始。昭和38年には、国内では最初の自治体経営によるワイン醸造を手がけ始めた。

昭和39年池田町に自生する山ブドウから造られた「十勝アイヌ葡萄酒」が第4回国際ワインコンペテイション(ブタペスト)でみごと銅賞を獲得。

・ブドウ栽培

元来、十勝はブドウの育たない極低温の地で、冬期間はブドウ樹は枯死してしまう。一方、池田町の日照時間は国内有数の多さで、秋には日中と夜間の気温差が大きく、ブドウ栽培に適した面もある。

そこで、寒冷地に適したブドウ栽培方法と独自品種の開発を行い、枝梢の登熟が良く、果房も密着で豊産性の赤ワイン品種「清見」を誕生させた。

「清見」を含めた一般的なブドウは冬期間ブドウの樹を土の中に埋めることで、寒さと乾燥からブドウを守る必要がある。そして、培土した土は春には取り除く必要があり、苦労が耐えない。

そこで、寒さに強い「山ブドウ」の特性を生かし、その山ブドウと醸造用品種の交配により、耐寒性が高く、かつワイン用として高品質の可能性が望めるブドウの開発を行っている。

これまで交配した品種数は21,000種以上になり、その代表が「清舞」と「山幸」です。

 

 

十勝ワインが造る山幸2020 独創的な香りと味わいの美味しさの感想

美しく透き通る、紅色が混じる明るい赤色。さらに、僅かにオレンジ色が溶け込んでいるだろうか。

 

クランベリーやラズベリー、ゼラニウム、ヒノキや松などの草木、爽やかなスパイスなどの香り。

独特な芳しい香りがします。

華やかな赤系果実、妖艶なゼラニウム、少し刺激のある独特なヒノキや松を含む草木の香りです。

まるで、森の中で森林浴をしながら、まさに赤い果実を頬張ろうとしているようなイメージが思い浮かびます。

 

口に含むと、苦味、少し酸味、僅かな甘やかさを感じる。渋味はほぼ感じない。

木苺、赤系果実、ブラックベリー、木の皮、野生の草花、スパイスなどの味わい。

苦味がありますが、柑橘類のピールとかではなく、野生の草花を口に入れた時のような渋味、いや、アクのような独特な風味です。

ただ、この苦味やアク感は不思議なことに、不快ではなく、美味しいのです。

アク感そのものも美味しいと感じますし、木苺などの赤系果実の味わいと相まって、フルーティで透明感があって非常に美味しいです。

不快ではなく、美味しく感じる理由をよくよく考えると、人為的な香りや味わいではなく、自然の中に存在する要素で構成されてると感じるからだと思います。

十勝ワインの山幸2020は、自然の草木を感じる独創的な美味しいワインでした!

非常におすすめです!

 

今回の十勝ワインの山幸2020を飲んでいると、田舎で育った私が子供の頃に連れて行ってもらった山の中を思い出します。

山に生えている草木や花々などから感じた要素が、このワインから思い浮かびます。

そのため、自然の香りや味わいが独創的で少しクセがあるように感じるものの、どこか懐かしく、非常に心地良く、美味しいと感じます。

それにしても自然の草木をイメージする、これほど独創的な美味しさのブドウ品種(ワイン)を完成させたことは、凄いことだと思います。

山幸は目が離せないブドウ品種となりました。

独創的なブドウ品種、山幸を是非一度試していただきたいと思います。

おすすめのワインです!

 

ふるさと納税の返礼品でもあります。ふるさとチョイスこちら

 

 

十勝ワインが造る山幸2020 独創的な香りと味わいの美味しさの基礎情報

・ワイン名:山幸2020

・生産者:十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)

(公式ページはこちら)

・生産地:北海道>池田町

・葡萄品種:山幸

・気候や土壌:日照時間は国内有数の多さ。秋には日中と夜間の気温差が大きい。冬は極低温に加え、晴天による乾燥した日々が続く。砂利を多く含む火山灰土。通水性・土壌の保温が良く、腐植度が高い土壌。

・栽培・醸造法等:発酵後、フレンチオーク樽で一定期間じっくり熟成させてビン詰め。

・評価:第10回サクラアワード・ゴールド受賞

・参考価格(ネットショップ):2000円台~

 

・入手時期/抜栓時期:2023.04./2023.04.

・入手先:十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)(公式ページはこちら)

Instagram上で北海道池田町 十勝ワイン(@tokachiwine1963が実施していたキャンペーンに当選していただきました。

 

 

日本ワイン関連のおすすめ記事

今回は十勝ワインの山幸2020を抜栓しました。

自然の草木を感じる、独創的で美味しいワインでした!

下記は日本ワインを中心にテイスティングしたイベントの記事です。多くの素晴らしい日本ワインに出会いました。

 

・『リカマン・ワインフェスタin京都 2022』

同イベントのサマリーやおすすめポイント、実際に試飲した日本ワインを23種類と輸入ワインを11種類を紹介しています。

『リカマン・ワインフェスタin京都 2022』イベントレポート『リカマン・ワインフェスタin京都 2022』のイベントレポートです。同イベントのサマリーやおすすめポイント、実際に試飲した日本ワインを23種類と輸入ワインを11種類を紹介しています。...

 

・『第50回阪神大ワイン祭』

プレミアムワインバーでテイスティングした下記日本ワインの感想などの備忘録です。

ドメーヌ・カミュのジュヴレ・シャンベルタン1998、ドメーヌ・タカヒコのナナツモリ・ピノノワール2016。

ドメーヌ・カミュ、ドメーヌ・タカヒコ等@第50回阪神大ワイン祭第50回阪神大ワイン祭のプレミアムワインバーなどでテイスティングしたワインの感想の備忘録です。ドメーヌ・カミュのジュヴレ・シャンベルタン1998、ドメーヌ・タカヒコのナナツモリ・ピノノワール2016、さらに、イートスタンドではイタリアの土着品種のグラスワインをテイスティングしてきました。...
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