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カリフォルニアのピノノワール ピノ・ノワール2012
今回のワインも世界から旨安ピノ・ノワールを探究していて見つけた2000円前半で購入したワインです。カリフォルニア州のセントラルコーストのワインです。
新樽を100%使い、22ヶ月熟成させています。新樽率が高いと樽の要素が多くなり、かつ、樽による熟成期間も長くとっていますので、なおさらその影響は受けそうです。
味わった感想としては、樽の要素は感じましたが、それ程は強くなく、バランスは良いのではないかと思います。また、香りは抜栓直後から非常に芳しく、華やかなベリーを中心とした赤系果実の香りでした。
なかなか美味しいワインとなっています。なお、ちゃんとワインを開かせてから飲む必要があるワインです。
2000円前半で売っているのは限られたネットショップのみでしたので、記事執筆時にあと10数本でしたので、興味のある方は早めの確保が無難です。
カリフォルニアのピノノワール 生産者アルタ・マリア・ヴィンヤードについて
生産者の情報は葡萄畑ココス(楽天)から引用しています。
アルタ・マリア・ヴィンヤードについて
詳しくはこちら(葡萄畑ココス(楽天)のページ)
アルタ・マリア・ヴィンヤードは、オーナーのジェームズ・オンティヴェロスの祖先が、開拓者としてこの地にやってきた日が聖マリアの日であったことから名付けられました。
オー・ボン・クリマやシネ・クア・ノンにブドウを提供する銘醸畑、ビエン・ナシード・ヴィンヤードに隣接しています。
大学の友人で会ったポール・ウィルキンズをワインメーカーに迎え、ワイナリーを開設したのが2004年。サンタ・マリア・ヴァレーの素晴らしいテロワールを表現することを目指したワインづくりをしています。
カリフォルニアのピノノワール アルタ・マリアのワインの感想
抜栓直後から、程良く熟したチェリー、ストロベリー、フランボワーズなどの芳しい赤系果実の香り。特にベリーのフレッシュさと甘やかな香りが芳しい。そして、スパイス。野バラの香り。
口に含むと、地味な味わい。華やかさもなく、酸味はあるが、あまり特徴的でない。渋味は感じない。果実味も感じない。
冷蔵庫から出してすぐに抜栓した直後は、香りはかなり良い。そのため味わいへの期待値が膨らみましたが、味わいは全く味気ない。そのため、このワインは、再度栓をして1日待つことにしました。
抜栓2日目:抜栓初日の芳しい赤い果実などに、薔薇の香りが加わる。チェリー、ハーブ、スパイスなどの香りもある。
抜栓初日よりも落ち着いた香り。甘やかさが少し減り、少し複雑な印象に変わる。両日とも非常に良い香りがする。
口に含むと、チェリーなどの赤系果実、シナモンなどのスパイス。少し渋味があり、軽くタンニンも感じる。やや甘味のある赤い果実味が感じられ、また、やや皮革のニュアンスも現れる。華やかで複雑な味わいに変貌していました。
2日目になり、ワインはかなり開いたようで、本領を発揮してくれました。初日もちゃんと事前に冷蔵庫から開け、温度を上げておいたり、予め抜栓して空気に触れさせておけば、1日待つ必要はなかったと思います。
初日ももう少し時間が経ってから飲めばよかったのですが、香りが良かっただけに、味わいの味気なさにちょっと残念な気分になり、割り切って1日置いてみました。2日目は充分ポテンシャルを持つワインであることが感じられました。
ワインは生き物ですので、一番良いタイミングを見つけてあげるのも飲み手の努めなのかもしれませんね。
という訳で、このピノ・ノワールはおすすめのワインです!
カリフォルニアのピノノワール アルタ・マリアのワインの基礎情報
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州>セントラル・コースト>サンタマリア・ヴァレー
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:2000円台前半~
・醸造法:80%全房発酵、新樽率100%、22ヶ月熟成。
・インポーター:アイコニック・ワイン・ジャパン
・購入先:葡萄畑ココス(楽天)
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