毎年複数本購入してきたルーデュモンのブルゴーニュ・ワインは、エノテカのレンタルセラーで現在も数十本が熟成中です。
下記はその内、ACブルゴーニュ・ルージュ2014~2019、ブラン2015~2018を自宅のセラーに移動してきた時の記念写真です(笑)。
壮観です。
今回は数年前に飲んだルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015をリピートです。
前回抜栓した時から、さらに数年熟成させた味わいを楽しみます。
そんなワインの感想です。
本ページはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015の情報は、購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
外観は濃いレモンイエローの色調。グラスに注ぐとグレープフルーツやオレンジなどの力強い柑橘系のアロマが広がります。濃厚な果実味が口いっぱいに広がり、仄かに感じるミネラル感のニュアンスが魅力。心地よい酸味がすっきりとしたフィニッシュへと続きます。すぐにでもお愉しみいただけるワインです。
ムルソー村内のACブルゴーニュの畑のブドウを20%、ACオート・コート・ド・ニュイのブドウを30%、ACオー・コート・ド・ボーヌのブドウを50%選び抜いて使用しています。
平均樹齢30年のブドウを使用しており、収穫量は40hl/ha。天然酵母のみを使用し、樽にて一次発酵、マロラクティック発酵を行い、シャサン社製グラン・ファンの新樽30%、同1~3回使用樽70%で18ヵ月間熟成。ブルゴーニュ・ブランといえど仲田氏のこだわりが詰まった「本気」で造られたキュヴェです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015の生産者:ルーデュモン
今回飲んだブルゴーニュ・ブラン2015の造り手はブルゴーニュのルーデュモンです。
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015 絶妙のバランス!の感想
僅かにグリーンがかった艶やかで、輝くようなゴールド。
バターやブリオッシュ、トロピカルフルーツ、バナナ、バニラ、爽やかなスパイス、少し柑橘類などの香り。
非常にまろやかで、コクがある素晴らしい香りです。
時間と共に、コクが強くなっています。しかし、フルーティな香りは健在です。
バランスの良い素晴らしい香りです。
口に含むと、控えめな酸味と苦味があり、甘味はほぼ感じない。
バターやブリオッシュ、トロピカルフルーツ、バニラ、リンゴ、緑のハーブ、控えめに柑橘類などの味わい。
口に含んだ瞬間に、このワインは美味しい!と、思わず感嘆の声が上がります。
過去に若い頃の同一ヴィンテージや、他のヴィンテージも飲んでいますが、2015vtは約7年の熟成により、より深みが現れているようです。
フルーティさは未だに充分あり、まだまだフルーティさを楽しみつつ、美味しくいただけます。
特に、香りにおいて、バターやブリオッシュのコクや、バニラやトロピカルフルーツのなんとも言えないクリーミーさとまろやかさを感じます。
これでACブルゴーニュだから驚きです。
ムルソーなどヴィラージュ・クラスは、さらに美味しいだろうと想像します。
抜栓直後のリンゴなどの爽やかなフルーティな味わいが、スワリングしていると、あっという間に、バターやバニラなどのコク旨感が強くなり、香りの印象に近づいていきます。
非常に美味しい!
抜栓から少し時間が経ってからの方が、抜栓直後よりもまろやかでコクがあり、好みです。
若飲みでも、熟成させても、同じヴィンテージを何度飲んでも、いつも美味しいです!
やはりルーデュモンはACクラスでも非常に美味しいです。ブルゴーニュ・ルージュも非常におすすめですが、ブランも素晴らしいです。
今回のブルゴーニュ・ブラン2015は、まろやかさやコク旨感と、フルーティさのバランスが絶妙です。
7年程熟成させていたこともあり、まろやかさやコク旨感が若いヴィンテージよりもより出ていて、まろやかです。
フルーティさも元々柔らかく角が無いですが、さらに丸みを帯びたのではないかと思います。
本記事執筆時はルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2020がリリースされていますが、ネットショップ最安値も、ついに4000円超となり、個人的には手が届きにくくなりつつあります。
毎年複数本購入してきましたがが、2020vtは価格がかなりアップしたことで、ルージュとブランを1本ずつ購入するだけで、今のところは我慢しています
しかし、3000円台で買える内にもっと買っておけばよかったという後悔を今後もしないために、4000円台の内にもっと買っておこうかと未だ悩み中です。
このパターンは、夏か秋頃にきっと追加購入してしまうなぁと想像しています(笑)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015に合わせた料理など
・海老とエリンギのポルチーニソース / RF1ガストロノミ。(RF1の公式ページはこちら)。購入先:阪急うめだ本店。
・ロースト野菜のエルブドプロヴァンス風味 / 同上。
・きのこのオリーヴオイルマリネ / 同上。
・カンパーニュ / フランスパン・フランス菓子のビゴの店(公式ページはこちら)。購入先:ビゴの店 神戸国際会館店
今回はRF1の上級ブランド?のRF1ガストロノミでお惣菜を買ってきて、ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015とペアリングしてみました。
RF1ガストロノミは、RF1より価格も少しアップしますが、確実に美味しさもアップしています。素材や調理も非常に良いです。
そして、ワインとの相性も素晴らしいです。
ショーウインドウで惣菜を見ていると、惣菜ごとに合わせてみたくなるワインが色々と思い浮かびました。
・海老とエリンギのポルチーニソース:大ぶりのエビが非常に香ばしく、非常に美味しいです。
ポルチーニソースは控えめに加わり、エビの素材の良さを邪魔しないようにしてます。
エリンギの味わいも同様で、素材の良さが良く活かされています。
ワインと合わせると、ワインは複雑さが現れ、苦味も少し強調され、グレープフルーツやピューレのような風味が感じられます。
・ロースト野菜のエルブドプロヴァンス風味:一つ一つの野菜の素材の美味しさが感じられ、味付けは控えめに寄り添っている印象です。
ワインと合わせると、ワインには変化がほとんど無く、バランスの良いコク旨感と、フルーツのスッキリさを共存させています。
それぞれの素材の美味しさが綺麗に現れていて、ワインとのペアリングは非常に良いです
・きのこのオリーヴオイルマリネ:バターの風味がポテトやきのこにマリアージュしいます。
最後はパンにソースをつけていただくのがおすすめです。
ワインに合わせると、コク旨感は控えめになり、どちらかと言えば、酸味が控えめなスッキリとした柑橘類の味わいを楽しめます。
これはこれで美味しいです。
コク旨感は捨てがたいところでもあるので、別々に口に含むのがおすすめです。
・カンパーニュ:非常にふわっとした柔らかさですが、表面は意外にしっかりとした食感です。
ビゴらしい、余韻まで長く続く小麦の風味が非常に美味しいです。
そして、ライ麦が上品に香ります。
ワインと合わせると、ワインのバターやブリオッシュ、トロピカルフルーツやバニラなど、コク旨感が強調されて非常に美味しい。
ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ブラン2015
・生産者:ルーデュモン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>ムルソー村内のACブルゴーニュ20%、ACオート・コート・ド・ニュイ30%、ACオー・コート・ド・ボーヌ50%。
・原産地呼称:AC.ブルゴーニュ
・葡萄品種:シャルドネ
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年。収穫量は40hl/ha。天然酵母。樽にて一次発酵、マロラクティック発酵。シャサン社製グラン・ファンの新樽30%、同1~3回使用樽70%で18ヵ月間熟成。
・インポーター:(株)ヌーヴェル・セレクション (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):4500円位~
・抜栓時期:2022.11.
・購入先/購入時期:エノテカオンライン(公式ページはこちら)/ 2018.06.
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、3300円台で購入。
ルーデュモンのACブルゴーニュ関連のおすすめ記事
今回はルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン2015を前回から数年ぶりに抜栓しました。
まろやかさやコク旨感と、フルーティさのバランスが絶妙なブルゴーニュ・ブランでした!
下記は同じくお気に入りの造り手、ルーデュモンのACブルゴーニュ・クラスです。
・ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・ファミーユ2016/ルーデュモン
3300円台~。ビオデナミ認証を受けたワインです。
非常に多様な香りと味わいがして、飲みごたえもあり、美味しい上、余韻はジューシーな果実を頬張るように爽やかに仕上げてくれます。
・ブルゴーニュ・ルージュ2017/ルーデュモン
3300円台~。
エレガントな花、爽やかなスパイス、ややフレッシュなフランボワーズやチェリーなどの赤い果実、様々なハーブ、スモークの香り。
口に含むと、ややフレッシュな赤い果実、少しバニラのニュアンスもあり、華やかで優しい甘酸っぱさのあるワイン。
・ブルゴニュ・ピノノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2014/ルーデュモン
7000円台。
スモーク、燻製っぽさ、プラム、干しぶどう、紅茶、枯れた感のある赤い果実などの非常に様々な香り。
口に含むと、控えめな酸味と甘やかさがある。丸みを帯びていて、優しく包み込んでくれるような味わい。木苺、出汁、紅茶、清涼感のあるスパイスなどの非常に滋味深く、そして、繊細なレースのようにエレガントです。