今回はACブルゴーニュ・ブランです。
2019年にブルゴーニュワインをまとめ買いした内の1本で、購入後、エノテカのレンタルセラーに預けてありました。
ドメーヌはシャルロパンです。同ドメーヌのフィリップ・シャルロパン氏はピノノワールの神様、故アンリ・ジャイエ氏とも関係の深い、素晴らしい造り手です。
私もお気に入りで、同ドメーヌのワインを色々と飲んでいます。
そんなシャルロパンのACブルゴーニュ・ブランの感想です。
目次
シャルロパンのブルゴーニュ・ブラン2016
シャルロパンのブルゴーニュ・ブラン2016の情報は、輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
ライムや桃、アプリコットの果実の豊かな香りに、ナッツや蜂蜜のような香ばしいニュアンス。
口いっぱいに広がる果実味は実に豊かで、A.C.ブルゴーニュとは思えない、飲み応えのあるリッチな味わいを愉しむことができます。
白ワイン造りに関しては、フィリップ・シャルロパン氏の息子、ヤン・シャルロパン氏が手掛けています。現在ドメーヌ・シャルロパンでは親子でワイン造りを行っており、次世代の後継者として、ヤン氏はフィリップ・シャルロパン氏に手ほどきを受けています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・ブラン2016の生産者:シャルロパン
ブルゴーニュ・ブラン2016の生産者、シャルロパンの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ジュヴレ・シャンベルタンを拠点に、ブルゴーニュ全域に37ものアペラシオンを持つブルゴーニュ最高峰ドメーヌの1つ。
ピノ・ノワールの神様と呼ばれた故アンリ・ジャイエ氏の指導を受けた1人で、愛弟子として可愛がられていた、コート・ド・ニュイにおけるモダンなワイン造りの先駆者の1人です。シャルロパンのワインを飲んだジャイエ氏は「まさに私が言いたかったように造っているな」というコメントを受けた逸話もあります。
ワイン造りにおいては、徹底した収穫量の制限や、低温マセラシオンによるエキスの抽出、自然酵母の発酵など、師であるジャイエ氏の影響が色濃く見られます。
シャルロパンのモットーはあくまでも自然なワイン造り。ブドウの樹が自力で凝縮味のある果実を結実できるよう、ブドウの栽培にはリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代わりにフェロモンカプセルを用いています。
ブドウの樹齢は概ね高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年に達するものも。
しっかりと完熟してからの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は、除梗した後一週間に及ぶ低温マセラシオン発酵を行います。培養酵母の補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されます。
シャルロパンのリッチで深みのあるブルゴーニュ・ブラン2016の感想
全体的に僅かにオレンジ色がかったゴールドのようなイエロー。
スワリングすると、グラスからフルーティな香りが溢れてくる。
アプリコット、トロピカルフルーツやパッションフルーツ、レモンやライム、控えめに白い花、爽やかなスパイス、ナッツなどの香り。
南国果実をイメージするふくよかさがありながら、柑橘類の爽やかさがバランスを取り、ふくよかすぎず、爽やかすぎない、少し引き締まった芳しいフルーティな香りです。
口に含むと、少し甘味、僅かな酸味と苦味、僅かにトロミを感じる舌触りです。
ややフレッシュなアプリコットやパッションフルーツ、蜂蜜、バニラ、ハーブなどの味わい。
果汁の自然な甘味を少し感じつつ、僅かに酸味もあり、フルーティさを堪能できます。
南国の果実が主役ですが、ふくよかな過ぎない印象です。
非常に複雑で、果実味以外の様々な味わいを感じで、独特な深みのある美味しさです。
リッチで飲みごたえがあり、ワインの深みを楽しめるブルゴーニュブランです!
抜栓1時間後、全体では非常に爽やかな香りに。
トロピカルフルーツ、ライムやレモン、バニラ、控えめにオレンジや緑のハーブなどの香りを感じる。
全体的にクリアで、爽やかで、ふくよかな素晴らしい香りです。
味わいは抜栓直後とあまり変化がないですが、緑のハーブが少し現れて来た印象です。
抜栓直後よりは、少し時間が経った方がやはり美味しいです!
やはりシャルロパンはACブルゴーニュ・クラスでも非常に美味しいです。
リュット・レゾネ(減農薬栽培)や殺虫剤などを使わず、大切に育てたブドウがテロワールを反映して、さらにポテンシャルを引き出した結果なんだろうと想像します。
とはいうものの、ACブルゴーニュでも4000円台と価格もそれなりにします。
いっそのこと、ちょっとした記念日に開けるようにヴィラージュ・クラスを頑張って買うというのも手かもしれません。
シャルロパンのリッチで深みのあるブルゴーニュ・ブラン2016の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ブラン2016
・生産者:シャルロパン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:シャルドネ
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:リュット・レゾネ。除草剤・化学肥料不使用。殺虫剤の代わりにフェロモンカプセルを使用。完熟したブドウを収穫、厳しく選別、除梗後、低温マセラシオン発酵を1週間。培養酵母不使用。補酸せず。瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成。
・抜栓時期:2022.09.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):4400円台
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、3800円台で2019年に購入。
ACブルゴーニュ・ブラン関連のおすすめ記事
今回はシャルロパンのブルゴーニュ・ブラン2016を約3年ワインセラーで熟成させてから抜栓しました。
リッチで深みのあるブルゴーニュブランでした!
下記は同じくACブルゴーニュ・ブランです。
・ブルゴーニュ・シャルドネ2019/ドメーヌ・シャペル
2800円台。
レモン、バニラ、白い花、黄色い花、リンゴ、ラ・フランス、ミネラル、ハーブなどのボリューム感のある香り。
さらに開くと、マンゴー、レモンパイ、バナナ、パッションフルーツなどが加わる。
口に含むと、パイナップル、ラ・フランス、ライム、緑のハーブ、レモンパイ、バニラ、ナッツ、ミネラル、少しバターなどの味わい。
・ブルゴーニュ・ブラン2017/ルーデュモン
ふくよかでコクがあり、それでいて爽やかなワイン! 3300円台~。
バナナ、トロピカルフルーツ、柑橘類、白い花、ハーブ、バター、ブリオッシュなどの香り。
口に含むと、トロピカルフルーツ、バナナ、バター、緑のハーブ、ライム、塩のミネラル、バニラなどの味わい。