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パトリス・リオンのブルゴーニュ・シャルドネ2012
このワインは、いわゆるネゴシアンものです。
ネゴシアンは、栽培農家からブドウを買い取り、醸造を自社で行うような形態を指します。
それに対して、ブドウ栽培から醸造まで一貫生産するワインをドメーヌものといいます。
ネゴシアンものとは言うものの、ブドウはビオディナミ栽培で丁寧に手間暇かけてブドウを育てています。
また、パトリス・リオンはブドウ栽培への指導や、収穫日の指定までしており、ブドウ栽培に自身が積極的に関与しています。
こうして出来上がったこだわりのブドウを使って天才醸造家が本領を発揮するワインは、やはり単なる美味しいワインではなく、気品を感じるブルゴーニュ・ブランに出来上がっていると感じます。
ワインの感想は後述していますので、ご参照ください。
ブルゴーニュ・シャルドネの生産者パトリス・リオン
天才醸造家のブルゴーニュ・シャルドネはいかがなものか、じっくり味わいたいと思います。
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
パトリス・リオンについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
「ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くパトリス・リオンは、2000年に設立されたブルゴーニュの中でも新しいドメーヌ。生産年、銘柄に関係なく、毎年安定したハイクオリティなワインを手掛ける生産者としてフランス国内で非常に高い評価を受けています。有名な三ツ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」をはじめ、錚々たる星付きレストランにオンリストされている。
彼はピノ・ノワールの神様と呼ばれるアンリ・ジャイエ氏からの強い影響を受け、オレゴンをはじめ各地でコンサルタントとして活躍するなど、天才的な醸造のセンスを発揮してきた人物。評価が低迷していたドメーヌを彼が引き継ぐや否や、一気にニュイ・サン・ジョルジュを代表する最高峰ドメーヌにまで引き上げました。」
パトリス・リオンのブルゴーニュ・シャルドネ ワインの感想
一見琥珀色と感じる程のかなり濃厚なイエロー。
素晴らしい白い花の香りが漂い、柑橘系果実、次に南国系果実の香りが続く。さらにバニラやナッツ系などの厚みのある香りがする。
香りの印象ではかなり濃厚なのかと想像しましたが、口に含むと、しっかりした酸味があり、フレッシュな柑橘系果実の爽やかさがあり、ミネラルが豊富な印象を受けます。
抜栓から時間が経つと、しっかりめの酸味が落ち着いてきて、さらにバランスが良くなります。柑橘系果実だけでなく、コク旨を構成する様々な要素が顔を覗かせてくる。
しかし、様々な味わいをバラけさせず、上手くまとめてくれているように感じます。
やっぱり品があり、美味しいなぁと思うワインです。さすが、天才醸造家といったところでしょうか。
柑橘系果実たけのニュアンスだとさっぱりするだけで、味わい深くないワインになりそうですが、このワインは味わい深く、飲みごたえがあるワインになっていると感じます。
非常にクオリティの高いワインです。
価格も結構するのですが、この1本を手に取って飲んでみていただきたいなぁと思います。
もしこのワインが好みの白ワインであれば、この延長線上にあると思われる村名や1級ワインを記念日やちょっと贅沢ができる日などに向けてチャレンジしていくというロードマップが見えてきそうです。
パトリス・リオンのブルゴーニュ・シャルドネ ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:シャルドネ
・参考価格:3000円位〜
・栽培法:ビオディナミ
・購入先:エノテカ
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2000円台〜
パトリス・リオンの4000円近い価格より安価にブルゴーニュ・ブランをまずは試したい方にはちょうど良いワインです。
グイグイ飲めるようなフレンドリーさと、しっかりと味わいこともできるクオリティも持っている美味しい白ワインです。
蜂蜜のような濃いめの美しいイエロー。爽やかなレモンが香った後、熟した果実と花の香り。トロピカルフルーツなどの南国果実、非常に余韻が長く美味しいワイン。
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