今回は輸入元のO.W.L.WINEで6本まとめ買いをしたドメーヌ・マルク・ゴーフロワのブルゴーニュ・ワインの内の1本です。
抜栓したのはピュリニー・モンラッシェの2018vtです。
ピュリニー・モンラッシェはふくよかさやコクがありつつ、爽やかな要素もあり、お気に入りのヴィラージュ・クラスです。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワが造るピュリニー・モンラッシェを初めて飲むことになります。
先日飲んだ同ドメーヌの2500円台のアリゴテも美味しかったので、非常に楽しみです。期待が膨らみます。
そんなワインの感想です。
目次
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェ・コルヴェ・デ・ヴィーニュ2018
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェ’18の情報は輸入元兼購入先のO.W.L.WINEから抜粋・引用しています。
コルヴェとは、領主(王)に小作人が支払う年貢用の畑を意味し、最高品質の畑に「コルヴェ」という名がつくことが多いと言われています。
コルヴェ・デ・ヴィーニュは、ピュリニィ・モンラッシェの最北端、ムルソーの1級畑シャルムの南東側に隣接しています。
ボトルを開けた瞬間、バター、バニラ、ハチミツ、クロワッサンの絶妙な香りがします。
非常にコクがあり、バターの香りからすっきりと鼻に抜けていく後味まで美味しいワインです!
おすすめの飲み方:フォアグラ、鯛料理、蟹料理によく合います。
詳しくはこちら(O.W.L.WINEのページ)
ピュリニー・モンラッシェ’18の生産者:ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ
ドメーヌ・ゴーフロワは創業1900年、ブルゴーニュにムルソーやピュリニー・モンラッシェなどの畑を11ヘクタールも擁するドメーヌです。
何よりも驚かされたのは、ドメーヌ・ゴーフロワの自社畑の内、樹齢50年超のブドウで造るワインしか自社ブランドではリリースしないという、こだわりの造り手です。
その理由は、ブルゴーニュのテロワールを表現するには地中深くの栄養分を吸収したブドウでワインを造ることにあると考え、そのためには樹齢50年を越えて、長く地中に伸びたブドウの樹の根による吸収力が必要とのことです。
理屈は分かりますが、実践しているところが凄いですよね。
ちなみに、樹齢50年未満のブドウはネゴシアンに売却しているとのことです。しかも11ヘクタールの内、9ヘクタール相当を売却しています。
なんと勿体ない!
それだけにテロワールやクオリティにこだわりがあるということだと感じます。
下記はメゾン・ゴーフロワ・ジャコブに関する記事ですが、ドメーヌ・ゴーフロワのワイン造りのこだわりなどについても詳しく触れていますので、ぜひご参照ください。
輸入元のO.W.L.WINEに訪問してお聞きしてきた内容をレポートしたものです。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェ’18の感想
当初、かなり透明度が高い薄めのイエローに見えましたが、よくよく観察すると、18金のようなゴールドに近いイエロー。
蜂蜜、トロピカルフルーツ、バニラ、バター、ハーブ、優しい柑橘類などの香り。
スワリングしなくとも、芳しい香りが豊富に漂う。凄いワインです!
スワリングすると、パッションフルーツ、白い花や甘い花の香りなどが加わる。香りの量が増え、そして、強くなる。
トロピカルフルーツの香りが非常にまろやかで、クリアで、いい!
それにしても素晴らしい香りです。
口に含むと、控えめな酸味、僅かな甘味、塩味がある。トロピカルフルーツ、ハーブ、バナナ、蜂蜜、バター、ブリオッシュ、ミネラルなどの味わい。
トロッとした舌触りが少しあり、口に含むと、度数の高そうなアルコール感がある。長いワインの涙も現れている。余韻は非常に長く、味わいを変えながらフィニッシュする。
非常にふくよかさもありますが、不思議とムルソーのような濃厚さとは違い、まろやかで、爽やかさも感じるのが、さすがピュリニー・モンラッシェらしい。非常に美味しいです!
抜栓2〜3時間後、トロピカルフルーツ、ライムやレモン、白い花、フレッシュハーブ、バター、バニラ、ブリオッシュなどの香り。
大きな変化はなく、白い花の印象や柑橘類がやや強くなったように感じる。
口に含むと、トロピカルフルーツ、優しいライムやグレープフルーツ、スパイス、ミネラル、ブリオッシュ、バニラ、バターなどの味わい。
抜栓直後と比較すると、少し苦味が加わり、バターのコク旨感が少し薄まり、柑橘類がはっきりとしている。
抜栓3日目、スパイス、緑のハーブ、控えめなパッションフルーツ、グレープフルーツやライム、バターなどの香り。
非常にフルーティです。
口に含むと、僅かな酸味と苦味、控えめな甘味がある。パッションフルーツ、トロピカルフルーツ、ライムとグレープフルーツなど優しい様々なフルーツ、ミネラル、緑のハーブなどの味わい。
抜栓初日の最後の味わいに近い印象ですが、少し緑っぽさや、グレープフルーツっぽい苦味と果汁感などが現れた反面、バターのコクなどは控えめになっています。
フルーツの種類は少し変わりましたが、非常に多彩でフルーティな味わいで、やはり非常に美味しいです!
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェは多彩なフルーティさがあり、まろやかさや爽やかさ、そして、コクや緑のイメージも感じる非常にバランスの良い美味しさでした!
ワインが開いて、大きくは変化しませんでしたが、僅かずつ変化していくのも楽しめました。
そして、いずれの状態の時も、非常に多彩でフルーティでした。また、同じく、いずれの状態の時も味わいのバランスが良いと感じます
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェを堪能させていただきました!
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェ’18に合わせた料理など
・ホワイトシチュー ビストロカラト風:ビストロ カラト
ホワイトシテューは香ばしく、芳しい香りで、味わいにも香ばしさを感じます。各具材には焼き色が少しついていて、スープのコクに、香ばしさを加えているようです。
ホワイトシテューのしっかりとした濃厚さがありますが、具材の美味しさも引き出しています。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェに合わせると、ワインも料理も歩み寄って一つの調和を生み出しているようです。
フルーティさはより優しくなり、シテューの濃厚さや香ばしさもマイルドになります。優しい味わいに満たされます。
ワインと料理の個性の主張もいいけど、歩み寄った調和が取れた味わいも美味しいです!
・Bistrot KARATO(ビストロ カラト):
「ステークフリット、ビスクといったフランスのビストロ料理から、アワビのコロッケなどの日本で培われた西洋料理“洋食”、さらにフレンチレストランのまかない料理や、良質な野菜を用いた“野菜の美食”サラダなど、リュミエールのエッセンスが盛り込まれた料理を、ドゥプラ(2皿)コースや、アラカルトで、カジュアルにお愉しみいただけます。」(公式ページより抜粋・引用)
公式URL | https://bistrot-karato.com/ |
住所 | 大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋パルコ 13F |
アクセス | 大阪メトロ、御堂筋線心斎橋駅4ーB出口より徒歩約1分。四つ橋線四ツ橋駅6出口より徒歩約8分。堺筋線長堀橋駅7出口より徒歩約9分。 |
グルメサイト | ぐるなびはこちら、食べログはこちら、HOTPEPERはこちら |
・野菜のブレゼ:
野菜の旨味を引き出す蒸し煮。色々な野菜をベーコンと共にオリーブオイルで炒めて、塩胡椒・タイムと共に蒸している。シンプルな味付けで、薄味。野菜の素材の味わいを楽しめます。
ワインと合わせても喧嘩する要素は全く無し。スッキリとした味わいに塩・胡椒のアクセントがあり、ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェのスッキリさとコク旨感とは好相性です。
オリーブオイルでなく、バターで炒めるとコク旨感が出て、コク旨感が強いムルソーなどのワインにも合いそうな予感。
・タラの白いブイヤベース
バターの風味がたっぷりでコクがあり、さらに、タラの旨味が溶け込んでいる。タラの旨味とバターのコク旨に対して、レモンのようなさっぱりさがあり、バランスを取っています。柑橘類は使っていないですが、白ワインで煮ているために、恐らく柑橘類の風味が出ていると思います。ちなみに、オーストラリアのシャルドネ(白ワイン)で煮ています。
ピュリニー・モンラッシェと合わせると、ワインに少し酸味を感じ、コク旨感は綺麗に馴染みます。タラ自体はワインとは喧嘩せず、少しさっぱりとした印象になりつつ、タラの旨味を感じることができます。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのピュリニー・モンラッシェ’18の基礎情報
・ワイン名:ピュリニー・モンラッシェ・コルヴェ・デ・ヴィーニュ2018
・生産者:ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>ピュリニー・モンラッシェ
・葡萄品種:シャルドネ
・原産地呼称等:AC.ピュリニー・モンラッシェ
・気候や土壌:粘土質土壌の下に、石灰質・泥灰質土壌
・栽培・醸造法等:リュット・レゾネ栽培(化学肥料・除草剤を使用しない栽培法)。除梗無し。天然酵母のみ使用。パトナージュ(熟成中のワインをかき混ぜること)は基本的に行わない。オーク樽で最低18ヶ月間熟成。
・抜栓時期:2022.04.
・インポーター:O.W.L.WINE
・参考価格(ネットショップ):8690円台
・購入先:O.W.L.WINE(公式ページはこちら)
下記記事ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブに加え、O.W.L.WINEについても詳しく掲載しています。
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多彩なフルーティさがあり、まろやかさや爽やかさ、コクや緑のイメージも感じる非常にバランスの良い美味しさでした!
下記は同じくO.W.L.WINEでおすすめいただき、購入したドメーヌ・マルク・ゴーフロワのワインです。こちらも非常に美味しかったので、おすすめです。
・ムルソー2019/ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ
7000円位~。まろやかでコクがあり、そして多彩なフルーティさのあるエレガントなムルソー!
コクのある上品なバター、優しい南国果実、甘い花、ハーブの香り。口に含むと、優しい柑橘類、蜂蜜、パイナップル、パッションフルーツ、ミネラルバター、ブリオッシュなどの味わい。
・ブルゴーニュ・アリゴテ2020/ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ
2530円~。ふくよかさがありつつも、柑橘類の爽やかさもある非常にバランスが良い、ジューシーなワイン!
白い花やスパイス、優しい柑橘系果実、控えめに南国果実、バニラなどの香り。口に含むと、南国果実、柑橘類、ミネラル、緑のハーフなどの味わい。