今回はインポーターのテラヴェールが運営する、『ワイン見聞録』で購入したワインです。
フランス、ラングドッグのルーサンヌで造るワインです。
ルーサンヌの単一品種のワインを飲む機会はあまりありませんが、単一品種でも美味しいワインでした!
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌ2017
シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌ2017の情報は、購入先のワイン見聞録(公式ページはこちら)が同封していた資料から抜粋・引用しています。
ライムストーン、粘土、砂岩の異なる土壌に植えられたルーサンヌのアッサンブラージュ。別々に収穫し、別々に発酵、熟成。10〜14日間アンフォラてマセラシオンしながら野生酵母のみで発酵。熟成は12ヶ月アンフォラ。その後、ラッキングしてアッサンブラージュして大樽で6ヶ月熟成。年産4000本。
ラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌのワイナリー:シャトー・ラ・バロンヌ
ラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌ2017のワイナリー、シャトー・ラ・バロンヌの情報は、輸入元のテラヴェールから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールのページ)
ラングドックの西端に位置するAOC「コルビエール」。「シャトー・ラ・バロンヌ」の畑は森に囲まれた荒地で自然と共存している。地中海式気候と大西洋式気候の 2 つの影響を受ける地域。近くにそびえるのは石灰岩で形成された標高 600mのアラリック山。
年間を通じて強い北風が吹く、葡萄樹は風に耐えきれずに南側に倒れるように斜めに伸びている。またアラリック山の石灰質土壌は柔らかいので雨を吸い蓄える。これが乾燥による水不足から葡萄樹を守ってくれる。
化学薬品が使われた事の無い畑。2013 年からはビオディナミも導入している。 オーストリアの「マインクラング」に大きな影響を受けていてテロワールを素直に表す為にクローンは勿論、調剤、樽材、アンフォラに至るまでワインに触る全てのものをその土地のものにすべきと考えている。
ワイナリーも土地の石と木で造られていて、接着剤等の薬品は使われていない。
醸造に使用するのはステンレスタンク、セメントタンク、木樽、アンフォラと幅広い。天然酵母のみを使い、 材質の異なる容器で発酵・熟成されたワインは瓶詰 め前にアッサンブラージュされる。同じ葡萄でも異なる容器で熟成を行えば全く違った ワインが産まれる。温度の上がり方や酵母の活動、 酸素量の違いは自然なワイン造りでは重要。
シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌの感想
山吹色のような、やや濃いめのイエロー。
フレッシュ感が現れたイキイキした様子が見え、また、少しグラデーションしていて、非常に美しい!
ややフレッシュなオレンジなどの柑橘類、白色や黄色の花々、フレッシュなパッションフルーツなどのトロピカルフルーツ、バニラ、爽やかなスパイス、少しグラス(芝生)などの香り。
フレッシュなフルーティさや花々の非常に芳しい香りがします。
芝生のあるテラスで爽やかな風を浴びながら、様々な新鮮なフルーツが入ったバスケットと、花々を活けた花瓶がテーブルにおかれているようなイメージが浮かびます。
口に含むと、控えめな酸味、僅かに苦味があり、甘味はほとんど感じない。
パイン、オレンジ、アプリコット、パッションフルーツ、スパイス、麦わら、ピール、酵母、ミネラルなどの味わい。
フレッシュなフルーティさがありますが、酸味は程良く、刺激は強すぎず、まさに程良い感じです。
単純なフルーティさではなく、非常に複雑です。
また、非常にミネラリーで、固めの液体です。
ただし、実際には飲みにくく感じる程ではなく、フレッシュなフルーツのジューシーさがあり、バランスが取れています。
フルーティで、ミネラリーで、複雑さがあるワインです。
ローヌのボリューミーな白ワインに通じる美味しさです。
ミネラリーさとフレッシュ・フルーツの美味しさ、通好みの複雑さといい、非常に美味しいワインでした!
今回は、シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌを抜栓しました。
記事執筆時に調べると、樹齢37年のルーサンヌ100%とのことです。
ルーサンヌはアッサンブラージュで飲むことが多くて、単一品種のイメージの経験は少ないです。
ルーサンヌを単一品種で造ったワインを実際に楽しんだところ、「こんなにも楽しめるの⁈」と驚かされる美味しさでした。
ルーサンヌのワインを探究してみたい方、しっかりとした白ワインを楽しみたい方などにおすすめです!
しかし、残念ながら記事執筆時点でWEB上では販売を確認できませんでした。
輸入元のテラヴェールでも生産者情報がありましたが、ワイン情報はなく、現在輸入されていなさそうです。
輸入を再開した場合、または、現地で見つけた場合には、是非!
シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌに合わせた料理など
・鶏もも肉の香草パン粉焼き/Cafe Soleil
「鶏もも肉をじっくりジューシーに焼いて皮目にフランス産練マスタードを塗り香草パン粉(ニンニク、チーズ入り)を乗せて香ばしく焼いています」(Cafe Soleilの説明から抜粋)
チーズが非常にしっかりと香り、チーズ好きには堪らないと思います。
もも肉らしい、柔らかくジューシーな食感です。
チーズの味わい、パン粉の香ばしさがジューシーなチキンによく合います。
シャトー・ラ・バロンヌのラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌと合わせると、少し酸味が強くなり、よりフレッシュ感のあるフルーティさを感じます。
ワインの複雑さは少し軽やかになりつつ、親しみやすさがアップしつつ、やはり魅力的な複雑さは味わえます。
チキンの香草パン粉焼きは、予想以上にラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌに馴染むペアリングでした。
良いペアリングでした!
シャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌの基礎情報
・ワイン名:ラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌ2017
・ワイナリー:シャトー・ラ・バロンヌ(Instagram:@chateaulabaronne )
・ブドウ栽培地:フランス>ラングドッグ>コルビエール
・原産地呼称等:VDF
・葡萄品種:ルーサンヌ(異なる土壌に植えられたルーサンヌのアッサンブラージュ)
・気候や土壌:地中海式気候と大西洋式気候。ライムストーン、粘土、砂岩の異なる土壌。
・栽培・醸造法等:ビオディナミ(デメター取得とBiodyvin)、ビオロジック(AB認証取得)、異なる土壌に植えられたルーサンヌを別々に収穫、発酵、熟成。マセラシオンしながら野生酵母のみで、10〜14日間アンフォラで発酵。12ヶ月アンフォラで熟成。その後、ラッキングしてアッサンブラージュして大樽で6ヶ月熟成。
・インポーター:テラヴェール株式会社(公式ページはこちら。Instagram:@terravert_official )
・参考価格(ネットショップ):?円
・購入時期/抜栓時期:2023.02./2023.07.
・購入先: ワイン見聞録(公式ページはこちら。Instagram:@winekenbunroku )
ラングドック・ルーションの白ワイン関連のおすすめ記事
今回はシャトー・ラ・バロンヌが造るラ・ヴァル・ブラン・ルーサンヌ2017を抜栓しました。
ミネラリーさと様々な新鮮なフルーツの美味しさ、通好みの複雑さといい、非常に美味しいワインでした!
下記は同じくラングドック・ルーションの美味しい白ワインです。
・トゥールビヨン・ブラン2019/ジャン・フィリップ・パディエ
飲む進めて味わう程に、滋味深さのある美味しさを感じるワイン!
フランス、ラングドック・ルーション。2000円位。
パイナップル、洋梨、アプリコット、蜂蜜、少し緑のハーブ、白い花などの香り。
口に含むと、アプリコット、パッションフルーツ、蜂蜜、青リンゴ、スパイス、少し緑のハーブ、オイル、ミネラルなどの味わい。