今回はエノテカオンラインで、2022年8月のハッピーワインの割引対象で、まとめ買いした内の1本です。
抜栓したのはカリフォルニア州のラ・クレマが造るソノマ・コースト・シャルドネです。
以前、同じワインのヴィンテージ違いや、同じくラ・クレマが造るモントレー・シャルドネなど複数のシャルドネを飲んだことがあります。
私の中ではラ・クレマは、カリフォルニア州のシャルドネとピノノワールの、定番の美味しいワインを造るワイナリーです。
今回はどんなシャルドネなのか? 期待を高く持ちつつ、抜栓しました。
そんなワインの感想です。
目次
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネ2020
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネ2020の情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
2020vt
レモンやシトラス、熟した梨のようなさわやかな果実香、樽熟成による上品なバニラやスモークのニュアンスが加わり、エキゾティックな雰囲気もあります。マーマレードやオレンジの皮などの、フランスのブルゴーニュ地方のシャルドネにも似た、上品な口当たり。魚介類だけでなく、意外にもポークカレーやチキンとも相性が抜群です
「この美味なシャルドネには興奮せずにいられない」と有名ワイン評論家ロバート・パーカー氏が絶賛したというラ・クレマを代表する1本。
ワインに用いられるブドウが育つのは、チョーク・ヒルやロシアン・リヴァー・ヴァレーなどを含む、メンドシーノの南側郡境からロス・カーネロスにかけて広がる沿岸地域。いずれの畑も太平洋から50km弱の場所に位置することから、太平洋から霧と風の影響を受けて日中の気温が和らぎ、ブドウはゆっくりと熟します。
土壌は、粘土質のロームと岩が入り混じった水捌けの良さと保水性を併せ持ったもの。安定した長い生育期を過ごしたブドウは、非常にフレッシュでしっかりとした酸味を伴う凝縮した風味が特徴です。
収穫されたブドウは優しく圧搾され、発酵用のオークに移される前に24時間静置。マロラクティック発酵を実施する際、ワインにさらなる風味を与えるためにオーク内の澱を1ヵ月に1、2回撹拌させます。新樽率は17%にて、フレンチオーク75%、アメリカンオーク25%で澱とともに7ヵ月間熟成。その後ブレンドし瓶詰めします。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ソノマ・コースト・シャルドネの生産者:ラ・クレマ
ソノマ・コースト・シャルドネの生産者、ラ・クレマの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ラ・クレマは、1979年にソノマ・コーストの中心部、ロシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されたワイナリー。アメリカの有名ワイン誌ワイン・エンスージアスト誌の選ぶ「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績をもつ実力派で、1993年からはカリフォルニアを代表するビッグカンパニー、ケンダル・ジャクソンの傘下でソノマ・コーストの冷涼な気候「クール・クライメット」を活かしたワイン造りを追及しています。「クール・クライメット」のワインは、従来のパワフルなカリフォルニアワインのイメージを覆す、洗練された味わいで、各方面から注目を集めている、「いま旬のカリフォルニア」というべきスタイル。
そのワイナリーの基礎を築いたのは、アメリカNo.1であるとの呼び声高い天才醸造家、グレッグ・ラフォレット氏。カリフォルニアワインの伝説的ワイナリー、ボーリューで「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるアンドレ・チェリチェフ氏に師事し、大学時代に学んだ生物学や食品科学の知識を用いてカリフォルニアのワイン造りに大きな影響を与えました。その功績が称えられ、ワイン・スペクテーター誌、ワイン・アドヴォケイト誌、ワイン&スピリッツ誌という3大ワイン評価誌より、世界あるいはカリフォルニアエリアの「ベスト・ワインメーカー」としてのタイトルを授与されており、ラ・クレマをはじめ、多くのワイナリーをコンサルティングし、それら全てをトップワイナリーに仕立て上げました。
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネ 絶妙なバランス!の感想
非常に美しいゴールド。
酸味のないレモンやライム、トロピカルフルーツ、洋梨、バター、バナナ、バニラ、タイム、ミネラル、ハーブなど様々な香り。
非常に多彩で、南国果実感も豊富ですが、柑橘類のスッキリさがあったり、バターやバニラなどのマイルドでコク旨感があったりと、全体では素晴らしいバランスになっています。
スワリングすると、はっきりとした芳醇な香りが、豊富に立ち昇ります。
ブルゴーニュ・ブランを彷彿とさせる芳醇で芳しい香りです。
口に含むと、僅かな酸味、果実の上品な甘味が少しあります。舌触りでは、僅かにトロミを感じる。
酸味のないレモンやライム、洋梨やトロピカルフルーツ、バターやブリオッシュ、少し緑のハーブ、ミネラルなどの味わい。
味わいも非常にバランスが良いです。
酸味はほとんど感じないので、単純なスッキリ爽やかなイメージではありません。
南国果実のふくよかさがありますが、バターやブリオッシュなどのコクまろ感、柑橘類などがバランスを取っていて、味わい深く、親しみやすい美味しさです。
南国感とバターやブリオッシュのインパクトが強いです。
しかし、柑橘類や緑のハーブも意外にインパクトを与えています。
やはり上手くバランスを取っている味わいです。
抜粋2時間後、バターやブリオッシュの風味がより現れ、いい香りと味わいです。
そして、ミネラル感や塩味を感じます。
フルーティさは少し控えめになってきています。
(なお、抜栓後は冷やさず、栓もせずに、室内にそのまま放置しながら飲んでいます。)
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネは、味わいも素晴らしいですが、個人的には芳醇で芳しい香りだけでも一度は試す価値のある美味しいシャルドネです。
価格も3600円台とお手頃感があります。
非常におすすめの1本です!
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネ 絶妙なバランス!に合わせた料理など
・エナフ豚肉のリエット/エナフ:原産国:フランス。原材料:豚肉、豚脂肪、食塩、胡椒。(購入先)グルメマーケット BIG BEANS(ビッグビーンズ)、(輸入元)日仏貿易株式会社
「繊維状の食感が楽しめる豚肉のリエットで、カナッペやサンドイッチに。[フランス産豚肉使用・発色剤不使用>」(日仏貿易公式ページより引用。こちら)
添加物が無く、塩・胡椒のみのシンプルな味付けが、身体に優しくて非常に良いです。
イメージ程脂っこさがなく、豚肉臭さも無い。どちらかといえば、チキンのようなスッキリした味わいによく似ている。
もちろん動物性のコク旨でまろやかな旨味がある。
脂っこくなく、味が濃すぎず、バゲットにたっぷり乗せた方が美味しくいただけます。
バゲットに野菜とともに挟んで、カスクートにしても美味しそう。
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネに合わせると、綺麗に馴染みます。
ふくよかな南国感は少し抑えられ、バターのコク旨感が上品に強調され、柑橘類もややスッキリとした方向の味わいになります。
非常に良いペアリングです!
ラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネの基礎情報
・ワイン名:ソノマ・コースト・シャルドネ2020
・生産者:ラ・クレマ
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州>ノース・コースト>ソノマ>チョーク・ヒルやロシアン・リヴァー・ヴァレーなどを含む、メンドシーノの南側郡境からロス・カーネロスにかけて広がる沿岸地域。
・葡萄品種:シャルドネ
・原産地呼称等:AVA.ソノマ・コースト
・気候や土壌:太平洋沿岸地域。太平洋から霧と風の影響を受けて日中は和らいだ気温。粘土質のロームと岩が入り混じった水捌けの良さと保水性を併せ持った土壌。
・栽培・醸造法等:優しく圧搾、24時間静置、その後、1ヵ月に1、2回澱を撹拌しつつ、マロラクティック発酵。澱とともに、17%新樽率でフレンチオーク75%とアメリカンオーク25%で7ヵ月間熟成。ブレンドして瓶詰め。
・抜栓時期:2022.10.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):3600円台~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるハッピーワイン40%割引で、2600円台で購入。
ラ・クレマのシャルドネとピノノワール関連のおすすめ記事
今回はラ・クレマのソノマ・コースト・シャルドネ2020を抜栓しました。
ふくよかさ、コクまろ感、スッキリさのバランスの良いシャルドネでした。
下記は同じくラ・クレマが造る、モントレーのシャルドネとピノノワールです。こちらも美味しいワインです!
・モントレー・シャルドネ2017/ラ・クレマ
3300円台~。
ライム、レモンの柑橘系果実、りんご、爽やかなハーブ、白い花などの香り。
こってり系南国果実、控えめな酸味、清涼感やさっぱりさもあり、そういう意味では惑わせる複雑な味わい。
・モントレー・ピノ・ノワール2016/ラ・クレマ
3300円台~。
カリフォルニアらしい陽気なワインかと思いきや、ブルゴーニュのような少し陰性の雰囲気を持つ。
ストロベリーなど赤系果実の甘い香り、そしてハーブなどが加わり複雑さを感じる。
口に含むと、レッドチェリーなどの赤系果実、スパイス、ハーブなど複雑味も味わえる美味しさ。