今回のワインは、長野県のピノ・ノワールです。
最近の日本ワインの素晴らしさに出会い、日本ワインを探究中です。近隣のワイナリーを訪問したり、結構楽しんでいます。
そこで、日本のピノ・ノワールはどうなんだろうと思い、美味しい日本のピノを探究してエノテカでまとめ買いした内の1本です。
しかも、ちょっと高価で5200円台です。
長野県のワインはピノ・ノワール以外の他のワインももいろいろと飲んでいますが、非常に美味しいワインによく出会います。
今回のワインは、美味しいワインを造る長野県、お気に入りのピノ・ノワール、高価な5000円超など、いろんな意味で楽しみな1本です。
1年ちょっと前に購入して、セラーで保存してから抜栓しています。
目次
日本ワインのおすすめ ヴィラデスト・ワイナリーのピノノワール2015
下記コメントにあるブルーベリーっぽさは私も感じたのですが、私のワイン感想ではあまり触れていません。理由は、熟れた赤い果実と一体化しているような雰囲気だったり、出汁っぽいコク旨感やキノコっぽさの方が印象に残ったからです。
リリース直後だと、また違ったのかもしれませんが、私ごときではわかりかねるところです。
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから引用しています。
2015ヴィンテージのコメント
美しい色合いの外観。繊細な香りがグラスから立ち上り、エレガントな印象を与えます。口に含むとイチゴやブルーベリーの甘やかな風味が広がる滋味を感じる味わい。ピノ・ノワールの特徴がはっきりと出ている1本です。
こちらのピノ・ノワールは、2006年から少量リリースされている赤ワイン。ワイン専門誌や一般誌でも多く取り上げられ、「高原の冷涼な気候を映し出すエレガントな味わい」、「ピノ・ノワールのニュアンスをはっきりと感じる注目の赤」など、高い評価を得ています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
日本ワインのおすすめピノノワール 生産者ヴィラデスト・ワイナリー
このワイナリーの畑は、少雨量、日照量が多く、冷涼な気候で、昼夜の気温差が大きいようです。美味しいワインが出来上がりそうな条件が揃っています。
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ヴィラデスト・ワイナリーは、エッセイスト・画家として有名な玉村豊男氏が2003年10月に開設した、小規模生産で良質のワインを造っているブティック・ワイナリーです。日本有数の少雨地帯で、 畑は日当たりのよい南向き斜面にあるため日照量が多い一方、850mという標高の高さによる冷涼な気候で昼夜の気温差が大きく、収穫されるブドウは果実味や酸味、色付きのしっかりしたものとなります。
ワインは自社畑をはじめ、周辺地域で生産された原料を100%使用。醸造面では最新の知見と昔ながらの手作りの製法を合わせブドウの持つ個性を最大限に引き出し、風土を反映したワイン造りを目指しています。
日本ワインのおすすめ ヴィラデスト・ワイナリーのピノノワールの感想
かなり橙色をした落ち着いた透明感のある色合い。コク旨なピノノワールを想像させる色です。
抜栓直後、バラなどの花束の香りにはっとさせられる。
スワリングすると、ブルーベリー、チェリーなどの果実、花、スパイス、森の下草などの華やかさと複雑さのある香り。
様々な要素を感じる香りで、陰性のワインを想像させます。
スワリングを続けると、野イチゴ、ザクロなど少し甘味や酸味を感じる香り。そして、爽やかなスパイスの香り。
口に含むと、控えめな果実の甘味と酸味、そして、熟れた果実の旨味、キノコっぽさ、土や金属のニュアンス、出汁の旨味、オレガノやタイムなどのスパイスの味わい。
余韻には果実の甘味が長ーく続く。素晴らしい!
果実味もあるものの控えめで、少し熟成したような味わい。日本のピノノワールもこんな複雑で奥行きのあるワインが造られるようになったんだと改めて感じました。
やはり陰性のワインの印象。そして熟成した?ピノ・ノワールの味わい。
抜栓30分後、開いてくると、味わいに、熟したストロベリーやフランボワーズなどの甘やかな果実味が感じられるように変化。果実のジューシー感、ミネラル感、旨味が感じられるようになります。出汁、キノコなどのコク旨感は継続。
香りも花束感がさらに出てきて、素晴らしく芳しい香りがします。清涼感のあるスパイスの香りもバランスをとって、よい香りにしてます。
熟した赤い果実味と出汁っぽさやキノコ感あるコク旨なワインに変わり、しかも華やかで、清涼感のある香りもあり、非常に良いピノノワールになってきました。
閉じていたのが開いてきたようです。これが本来のクオリティですね!
抜栓3時間後、バラやブランデーのような非常に深みのある香り。ツンとすましていて、それでいて果実の甘やかさがあり、魅惑的な香りです。
味わいは、出汁的な深みのあるコク、熟した様々な赤系果実のコク旨感。
これは熟成によるものか、このワインの個性なのか…
恐らく前者と思いますが、5年でこんなに熟成感が出るものなのかが判断を迷わします。いずれにしろ、フレッシュなピノ・ノワールではなく、熟成したピノ・ノワールの味わいを楽しむには素晴らしいワイン。
抜栓直後は避けて、30分から1時間は開かせてから飲むのがおすすめです。
そして、いろんな要素が出てくるのを楽しむなら、ゆっくり4時間位かけて飲むのがおすすめです。普段は翌日に半部鵜前後を残すのですが、美味しくて飲み切ってしまいました。
ぜひ4時間の変化を楽しんでみていただきたい、非常に奥深いワインです。ピノ・ノワールを飲み慣れた方、味わいや香りを噛み締めながら飲みたい方におすすめです。
ちょっと高価ですが、その価値は充分にある、非常におすすめのピノ・ノワールです。
日本のピノもこんなコク旨系があるんだと驚かされるワインです。
ピノノワールのおすすめワイン 価格帯・地域別の厳選5本
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日本ワインのおすすめ ヴィラデスト・ワイナリーのピノノワールの基礎情報
・生産地:日本>長野県>千曲川バレー>東御市
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:5200円台~
(エノテカオンラインのケースオーダー20%割引で4100円位で購入)
・栽培・醸造法:自社畑及び周辺地域産ブドウ使用。
・購入先:エノテカオンライン
エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
エノテカオンラインを活用して、ワイン・ライフをもっと楽しめるような便利なサービスなどのおすすめポイントや、ワインを少しでもお値打ちに購入するおすすめの方法などを紹介しています。
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