今回のワインは2016年に購入して、自宅のワインセラーでずっと寝かせていたプルノットのバローロです。
プルノットのバローロは2013vtを以前飲んでいますが、今回はブッシアという自社畑100%のブドウで造られたワンランク上のバローロです。
まだまだ熟成するようですが、我慢ができずに抜栓してしまいました。
そんなワインの感想です。
目次
プルノットのバローロ・ブッシア2009
滋味深く、エレガントなプルノットのバローロ・ブッシア2009の情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
バローロの中でも最も名高い銘醸畑の一つ「ブッシア」のブドウのみを使用。海抜350m、砂礫質で泥灰石灰質の土壌で南向きに半円状に広がった形状のため、朝から晩まで十分な陽光が得られます。自社畑のため手入れは万全。フレンチオークの大樽と一部バリックを使用し、2年間樽熟成しその後12か月の瓶内熟成。20年、30年と熟成を重ねるほどに調和を深め、魅惑的なワインへと変化していきます。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
バローロ・ブッシア2009の生産者:プルノット
バローロ・ブッシア2009の生産者、プルノットの情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインページ)
1923年、第一次世界大戦後、ランゲ・ワイン協同組合をアルフレッド・プルノット氏が買い取ったことから、プルノットの歴史は始まる。同氏は、醸造家としても手腕を発揮し、当時の世界市場で「ピエモンテのワインと言えばプルノット」と言わるほどの知名度を誇るワイナリーであった。
様々な畑のブドウの混醸が一般的であった当時のピエモンテにおいて、「Cruクリュ」の概念を初めて導入したのもプルノットであった。プルノットがリリースした単一畑の「バローロ・ブッシア」は、バローロの品質を劇的に向上させるきっかけとなる、非常に革新的なワインだった。
現在はアンティノリに引き継がれている。
プルノットのバローロ・ブッシア2009は滋味深く、エレガント!の感想
エッジはオレンジ色で、全体的にオレンジ色がかったガーネット色。美しく透き通る薄い紅茶のような色。
抜栓直後から瓶から香りがしていて、グラスに注ぐと、一気に香りが溢れてくる。
甘やかな花やスパイス、清涼感のある花やスパイス、熟した赤系果実、少しリキュール、ブイヨンのような出汁などの非常にエレガントで、艶やかな香り。
豊富な香りにはボリューム感があります。甘い香りもしますが、清涼感のある香りも豊富で、艶っぽさもありますが、全体では華やかな香りです。
口に含むと、酸味はほとんどなく、非常に繊細なタンニンはこなれていて、渋味も僅かです。甘味はごく僅かです。
ミネラル、出汁、熟れきった赤黒系果実、紅茶などの味わい。完全に調和していて、複雑で旨味たっぷりの液体になっています。
そのため、個別に味わいを捉えるのが難しく、全体としてしか捉えることができません。フルーティさは少し感じますが、いわゆるフルーツを思い浮かべるのではなく、様々なものが溶け込んだ液体に、フルーツも共に溶け込んでいる印象です。
まさにそう言う液体が今回のプルノットのバローロ・ブッシアです。
予想以上に熟成が進んでいて、熟成した美味しいワインになっています。
余韻では、僅かですが、タンニンを未だに感じますので、さらに熟成しそうです。まだまだ飲み頃は続きそうです。
うーんと唸らす美味しさです。複雑で旨味たっぷりのため、滋味深く、エレガントに仕上がった味わいです。非常に美味しいです。
抜栓3時間後、出汁の旨味に、熟成しきって透明感のある甘やかなストロベリーやフランボワーズの風味、紅茶、ミネラル、ブランデーのような艶やかさなど、しみじみとした滋味深さとエレガンスを感じる味わい。
最高の状態ではないでしょうか。一人で悦にいってしまうほどの美味しさです。
抜栓3日目、抜栓4目の同じワイナリーのプルノットのバルバレスコ・ブリュック・トゥロット2011と共に飲み比べをしました。
バローロはバラの花、ミントなどのスパイスが溶け込んだ複雑でエレガントな香り。口に含むと、熟して透明感の増したストロベリーやフランボワーズのようなの甘やかさ、出汁やミネラルなどの味わい。抜栓初日と同様、透明感があり、しみじみとした滋味深さとエレガンスを感じる味わいです。僅かですが、未だに渋味を感じます。
バルバレスコの方がより透明感が高く、優しい味わいです。バローロよりもさらにエレガンスを感じます。比較の中では、バローロは僅かですが、渋味もあり、強めの香りで、味わいもしっかりめです。
熟成してバローロもバルバレスコも出汁っぽさや熟した赤い果実の透明感のある味わいなど共通の味わいがあり、いずれも滋味深くエレガントです。
バルバレスコはエレガントな装いの貴婦人のイメージでしょうか。バローロは年齢と共に、優しくなった紳士といったところでしょうか。
バローロが2009vt、バルバレスコが2011vtであり、ヴィンテージも異なるので、単純比較もできないのですが、共通点もありつつ、相違点も少し感じられる、楽しく贅沢な比較テイスティングでした♫
プルノットのバローロ・ブッシア2009に合わせた料理
・和牛とポルチーヌ茸の赤ワイン煮込み 自家製フォカッチャ添え:オステリア ガウダンテ。
「旨みの凝縮した和牛とポルチーニ茸のハーモニーは絶品!自家製のパン、フォカッチャを添えることでソースも余すことなくお楽しみいただけます」
煮詰めた赤ワインのコクが非常に美味しい! きっとそれなりの赤ワインを使っています。牛肉やポルチーニ茸の風味が溶け込んで、非常にコク深い味わです。香りも赤ワインを煮詰めた良い香りがします。
キノコがたっぷりと入っていて、その歯応えも楽しい。牛肉は非常に柔らかく煮込まれていて、口に含むと、ホロホロとトロッとした感じの中間位の絶妙な食感です。最後はフォカッチャにソースをつけて美味しくフィニッシュしました。
プルノットのバローロに合わせると、この赤ワイン煮のコクのある旨味が、ワインの複雑な出汁っぽさのある滋味深い味わいに非常にマッチします。ワインには僅かに酸味が現れて、オレンジや赤い果実のフルーツっぽさが現れ、ワイン単独では感じなかった一面を感じることができて、これも美味しい!
・オステリア ガウダンテ:「気軽に楽しむ本格イタリアン。大切な記念日にも、お友達と賑やかに楽しむ日も。イタリアワインとともに本場イタリアの量と味を大阪と神戸でお楽しみください。」(公式ページより引用)
URL | http://gaudente.jp/ |
住所 | 大阪店:大阪府大阪市北区梅田1丁目11−4 大阪駅前第4ビル B1F
神戸店:兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目6−1 神戸ハーバーランドumie モザイク 3F |
アクセス | 大阪店:大阪メトロ・谷町線・東梅田駅、JR・大阪駅、阪急・梅田駅より徒歩5分
神戸店:神戸高速鉄道・東西線・高速神戸駅より徒歩12分 |
グルメサイト | 食べログ:こちら、ぐるなび:こちら、ホットペッパー:こちら |
プルノットのバローロ・ブッシア2009の基礎情報
・ワイン名:バローロ・ブッシア2009
・生産者:プルノット
・生産地:イタリア>ピエモンテ州>バローロ>ブッシア(畑)
・葡萄品種:ネッビオーロ
・原産地呼称等:DOCG.バローロ
・気候や土壌:標高350m。南向き半円状に広がった形状の土地。砂礫質で泥灰石灰質の土壌。
・栽培・醸造法等:自社畑。フレンチオークの大樽と一部バリックを使用して2年間熟成し、その後瓶内熟成12ヶ月間。
・評価:ワインアドヴォケイト96点
・抜栓時期:2022.2.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):9000円台~
・購入先:エノテカオンライン
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、9000円台で購入。
プルノットのワイン関連のおすすめ記事
今回はプルノットのバローロ・ブッシア2009でした。一定の熟成もして、非常に滋味深くエレガントな美味しさでした。
下記は今回のワインの感想でも紹介した、同じくプルノットのバルバレスコ・ブリック・トゥロットと、もう少しお値打ちなプルノットのバローロのワインの感想の記事です。
バルバレスコ・ブリック・トゥロット2011/プルノット
7400円台。バラなどの華やかな花々、熟した甘やかな赤系ベリー、出汁、シナモンや黒胡椒、ミントなどのスパイス、土、森の下生え、ドライフラワーなどの香り。口に含むと、熟したストロベリーなどの赤系ベリー、リキュール、出汁、土、きのこなど熟れた感のある芳醇で、エレガントな味わい。
バローロ2013/プルノット
5400円台〜。熟した赤系果実と黒系果実、花の華やかな香りがする。加えてミントやスパイスの香り。口に含むと、ある程度熟した赤系果実と黒系果実、リコリス、胡椒などの多様なスパイスの味わい。
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