今回はまとめ買いした7本のフランスワインからの1本です。
内訳は、今まで飲んだことがないサヴォワ地方と、同じくロワール地方のアンジュー&ソーミュール地区、初めて飲むボルドーワイン、最後に、定番のお気に入りシャンパーニュです。
今まで様々な地域のフランスワインを飲んできましたが、ジュラ・サヴォワ地方のジュラ地方は飲んだことがありますが、サヴォワ地方がないことに気づき、エノテカでサヴォワの赤・白ワインを購入しました。
今回はサヴォワの白ワインです。初めて飲むジェケールという品種です。この品種はしっかりと開かせた方が、深みが増し、非常に美味しくなるワインでした。
そんなワインの感想です。
目次
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビーム2019
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームの情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
緑がかったイエローの外観。生の青リンゴやレモン、ミラベルのようないきいきとした果実のアロマにハーブ、そしてアルプスを想像させる火打石のようなミネラル香が感じられます。口に含むと、柑橘系の爽やかな果実味と酸がしっかりと感じられるシャープな味わい。後味には香り同様豊かなミネラル感が残り、クリアで涼やかな余韻をお楽しみいただけます。
樹齢30~40年のジャケール種100%で造られる白ワイン。ジャケールはサヴォワのワインに多く使用される品種でフルーティーでキュート、シャープな味わいが特徴です。12~14℃に保たれたステンレスタンクにて発酵、フレッシュな酸を保つためにマロラクティック発酵は行いません。その後ステンレスタンクにて澱と共に熟成し、味わいに深みを与え、リリースされます。
日本のワイン評価誌『リアルワインガイド Vol.64』の2018年旨安ワイン特集においては、「酸がイキイキしたこのワインは、爽やかでいて本格派なのだ」というコメントともに紹介。1,000円台で手に入る、まさにコスパ抜群の1本です。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームの生産者:フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームの生産者、フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエの情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ワイナリーが位置する地区はクリューズ・ド・シャンベリーと呼ばれ、白ブドウのジャケール種やアルテス(ルーセット)種が多く栽培されています。彼らの畑は、マール性石灰岩の下層地層の上に氷堆石質(氷河が削り取った岩石・岩屑や土砂などが堆積した地形)の土壌が覆う斜面にあり、ワインに岩や石を想わせる山岳氷河地域特有のミネラルの香りを与えています。
サヴォワワイン、開くと深みが増すヴァン・ド・サヴォワ・アビームの感想
緑色を含む、やや薄いイエロー。
白い花、ライム、パッションフルーツ、トロピカルフルーツ、黄色の花、爽やかなスパイスなどの香り。
スワリングすると、甘い花、レモンの香りが新たに現れ、フルーツの香りが強くなった印象です。スワリング直後の香りは非常にボリューミーで、「おおっ!」となります。
口に含むと、控えめに酸味があり、少し甘味がある。まろやかな酸味のライムやレモン、ジューシーなトロピカルフルーツやパッションフルーツ、熟したアプリコットなど非常に多彩なフルーツ、ハーブ、少し麦わら、僅かに胡椒などのスパイスの味わい。
甘味があるかもと想像していた割には少なめで、丸みのある酸味もあるため、甘味をさっぱりとした印象にしてくれています。
香りと味わいの印象がほぼ一致しています。バランスの良い白ワインだと感じます。ワインそのものの品質が高いため、非常にフルーティで美味しくいただけます。
美味しいワインです!
抜栓数時間後がもっとも美味しい状態に。このサヴォワワインは白ワインですが、室温で温度も高めにして、しっかりと開かせた方が甘さが抜け、非常にバランスの良い味わいになります。
角の無い控えめな酸味の柑橘類、深みのあるフルーティな味わい、控えめにバニラ、そして、ジューシーな美味しさでした。
サヴォワの白ワイン、さらに、このジャケールというブドウ品種も初めてでしたが、白ワインにしては温度も高めで、しっかりと開かせた方が深みのある味わいで、フルーティでした。
ぜひ変化も楽しみながら、ゆっくりと室温で飲んでみていただきたいです。
価格をチェックすると、1600円台~購入できますので、非常にコストパフォーマンスの高いワインだと思います。
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームに合わせた料理
・前菜の盛り合わせ「ガウダンテ」スタイル:オステリア ガウダンテ
ペアリングした全体の印象では、料理と合わせると甘味はほぼ感じない。ペアリングを前提として、今回のサヴォワワインを飲むといいのかもしれない。前菜全般とペアリングが可能で、魚介だけ少し気を付ければ万能に近いかも。
リエットonバゲットと合わせると、マイルドな風味のおかげで、サヴォワワインが少しマイルドになり、これはこれで美味しい。甘味も抑えてくれている。今回の前菜の中ではベストペアリングでした。
パテ・ド・カンパーニャは肉の旨味をより感じるようになり、ワインの甘味や酸味などが控えめになり、ワインが料理に最も寄り添っていると感じました。逆に、サヴォワワイン単独の味わいで言えば、華やかでフルーティな風味は少し抑えられています。料理をメインで考えると最も美味しくしてくれたペアリングでした。
イタリアンオムレツ:ジューシーなオムレツに、トマトベースのソースの酸味が刺激になり美味しい。サヴォワワインと合わせると、酸味を少し強くする印象です。スッキリと飲むにはいい!
タコはスパイスがいい刺激になり、ワインの柑橘感が強調された印象になり、サヴォワワインの甘味が抑えられて、少しスッキリ目の味わいになる。
魚介のすり身:単独だとマイルドな魚の風味で美味しいですが、今回のサヴォワワインと合わせると魚の風味を少し強調してしまう。
・オステリア ガウダンテ:「気軽に楽しむ本格イタリアン。大切な記念日にも、お友達と賑やかに楽しむ日も。イタリアワインとともに本場イタリアの量と味を大阪と神戸でお楽しみください。」(公式ページより引用)
URL | http://gaudente.jp/ |
住所 | 大阪店:大阪府大阪市北区梅田1丁目11−4 大阪駅前第4ビル B1F
神戸店:兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目6−1 神戸ハーバーランドumie モザイク 3F |
アクセス | 大阪店:大阪メトロ・谷町線・東梅田駅、JR・大阪駅、阪急・梅田駅より徒歩5分
神戸店:神戸高速鉄道・東西線・高速神戸駅より徒歩12分 |
サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームの基礎情報
・ワイン名:ヴァン・ド・サヴォワ・アビーム2019
・生産者:フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ
・生産地:フランス>ジュラ・サヴォワ>サヴォワ
・葡萄品種:ジェケ-ル100%
・原産地呼称等:AC.ヴァン・ド・サヴォワ
・気候や土壌:マール性石灰岩の下層地層の上に氷堆積質(氷河が削り取った岩石・岩屑や土砂が堆積した地形)の土壌
・栽培・醸造法等:樹齢30~40年。12~14度ステンレスタンク発酵(マロラクティック発酵はしない)。ステンレスタンクで澱と共に熟成。
・インポーター:アズマ
・参考価格(ネットショップ):1600円台~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、1500円台で購入。
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サヴォワワイン、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームと一緒に購入した、同じくフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエが造るサヴォワの赤ワインの記事です。
モンドゥーズ・サン・ジャン・ドゥ・ラ・ポルト2018/フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ
2700円台~。フランスのサヴォワ地方のワイン。カシス、チェリー、ブラックベリー、リコリス、すみれの花、黒胡椒、カシスリキュールなどの香り。口に含むと、カシスやブラックベリーなどの黒系果実、クレームドカシス、リコリスなどの味わい。
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