今回はエノテカオンラインで、ハッピーワイン40%割引(VISAカード限定)の特典があった頃に、ムートン・カデ・シリーズを4本まとめ買いした内の1本です。
抜栓したのは、ムートン・カデ・セレクション・ブランです。
記事執筆時にチェックしていると、ムートン・カデ・レゼルヴ・ボルドー・ブランの後継とのことです。
実際にテイスティングした時に、並みのムートン・カデ・ブランと印象が違うと感じていたので、納得でした。
そんな一味違うムートン・カデの感想です。
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目次
ムートン・カデ・セレクション・ブラン2021
ムートン・カデ・セレクション・ブラン2021の情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
外観は淡く、輝きのあるレモンイエロー。レモンなどの柑橘系や瑞々しい白桃のアロマ、白い花の香りが漂います。口に含むとリッチで豊かな果実味と共に、爽やかな酸味が流れる印象。余韻にはオレンジピールやライム、ハーブなどの余韻が続きます。
ムートン・カデの中でも、高品質なブドウを用いて造られるセレクションシリーズの白ワイン。終売となった、ムートン・カデ・レゼルヴ・ボルドー・ブランの後継品としてリリースされました。HVE認証を取得している契約農家のブドウを厳選して使用。区画ごとに最適な状態を見極め、手摘みで収穫されます。
またブドウは、肥沃なアントル・ドゥー・メール地区の畑のもの。このエリアならではの石灰岩質由来のミネラル感、粘土質から来る豊かな果実味が、造られるワインにもたらされます。
醸造では除梗を経て軽く破砕した後に、低温浸漬することでアロマと風味を抽出。18℃に温度を保ちながら発酵し、3ヵ月間ステンレスタンクで澱と共に熟成させます。熟成中は澱を定期的に攪拌することで、ブドウの旨みとまろやかな口当たりを付与。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ムートン・カデ・セレクション・ブランの生産者:バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
ムートン・カデ・セレクション・ブランンの生産者、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
1855年にパリ万博に際して制定されたメドックの格付け。160年以上の歴史の中でただ唯一、格付け変更が許されたシャトーが、このシャトー・ムートン・ロスチャイルドです。
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が残した「われ一級になりぬ、かつて二級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」、という名句はあまりにも有名。「最高を目指すためにあらゆる努力を惜しまない」この姿勢こそがシャトー・ムートン・ロスチャイルドのスタイルとも言えます。
シャトー・ムートン・ロスチャイルドをトップシャトーに押し上げた伝説の人物、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵は1960年代、その卓越した先見の明によってアメリカ・カリフォルニアに進出。カリフォルニアワイン界の重鎮、ロバート・モンダヴィ氏とタッグを組んで夢のワインを生み出しました。それが「オーパス・ワン」です。
続いて1998年に誕生したワインが「アルマヴィーヴァ」。世界中で最高のカベルネを生む土地を探してようやく見つけたチリの畑で、チリ最大かつ最高のワイナリー、コンチャ・イ・トロ社とのジョイント・ベンチャーにより生まれました。
1930年、ブドウが不作となりシャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできなかったことから、そのブドウを使ったワイン「ムートン・カデ」が誕生しました。このワインを生み出したのはシャトー・ムートン・ロスチャイルドに大いなる飛躍をもたらした伝説の当主、フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵。彼が一族の末っ子(カデ)であったこと、それがムートン直系のワインであるという意味を込めてその名が付けられました。
ムートン・カデ・セレクション・ブラン、一味違うボルドーブランの感想
艶やかで、美しく透き通る、やや薄めのゴールド色。
グラスに注がれたワインを眺めているだけで、美味しそうです。
そして、グラスからは豊富に香りが溢れています。
ライムやゆずなどのグリーン系の柑橘類、洋梨やパパイヤなどの南国果実、少し緑色のハーブ、白胡椒、白い花や黄色い花、僅かにオイルなどの香り。
青っぽい香りではなく、爽やかさを感じさせ、さらに、ふくよかで、多彩で、非常にフルーティな香りが豊富に溢れています。
非常に芳しく、美味しそうな香りです。
多彩なフルーツバスケットや花々、ハーブなどが想像させられます。
口に含むと、少し甘味、僅かに苦味と酸味がある。
洋梨やパイン、ライムなどの柑橘類、アプリコット、白胡椒などのスパイス、ピールなどの味わい。
南国感があり、かなりリッチで、ふくよかな味わいだと思いますが、柑橘類などの爽やかさや苦味があり、重々しく感じさせないところが、親しみやすいです。
ふくよかさと爽やかさを伴うフルーティなワインですので、バランス感があり、非常に味わい深く、そして、奥行きを楽しめるボルドーブランでもあります。
やっぱり美味しいです!
今回はバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドのムートン・カデ・セレクション・ブランを抜栓しました。
通常のムートン・カデ・ブランよりも、たっぷりのふくよかさと、爽やかさが感じられるフルーティな味わいです。
さらに、通常のムートン・カデと比較して一味違う、奥行きのある美味しいボルドーブランを楽しめます。
1000円台で買えるムートン・カデ・ブランよりも価格はアップしますが、2300円台~と非常にお値打ちです
ムートン・カデのワンランク上のクオリティを是非!
ムートン・カデ・セレクション・ブラン、一味違うボルドーブランに合わせた料理など
・クアトロえびチーズ ルッソ/えびとチーズの専門店 SHIMAHIDE
「クアトロえびチーズ・ルッソ」は、「クアトロえびチーズ」をベースに、世界の4大料理と言われる「フレンチ」、「イタリアン」、「中華」、「和食」を代表する食材と色彩のFUSION(融合)がテーマです。(公式ページから引用。こちら)
今回は(株)志満秀から商品の提供をいただいています。
まさにワインとのペアリングのために開発されたようなクアトロえびチーズ ルッソ!
さっそくムートン・カデ・セレクション・ブラン2021とのペアリングをテイスティングしてみました。
◇バルサミコ+マンゴー+ピスタチオ:
香ばしさがパッと感じられ、次にマンゴーの味わいが現れ、余韻にむけて、チーズのコク、ピスタチオやえびせんの香ばしさが感じられ、絶妙なバランスをとっています。
やや意外にも、マンゴーが加わる香ばしさが非常に美味しいです。
ムートン・カデ・セレクション・ブランと合わせると、マンゴーが綺麗にワインの味わいに加わり、チーズもまろやかさを与えて、良いペアリングです。
今回1番のペアリングでした!
◇しょう油+山葵+椎茸:
えびせん、山葵、まろやかにしょう油、旨味たっぷりの椎茸の順で感じることができ、いずれも反発せずに、綺麗にまとまって行きます。
爽やかさ、まろやかさ、旨味がえびせんの香ばしさに変化や優しい刺激を与えてくれます。
チーズのコクも感じられ、美味しいです。
ワインと合わせると、えびせんの香ばしさがワインと共存し、控えめにチーズがまろやかさを与えています。
山葵は綺麗にワインに馴染んでいます。
2番目に良かったペアリングです。
◇ラー油+松の実+中国山椒:
中国山椒とラー油の刺激と味わいがしっかりとしていて、えびせんがそこに寄り添う印象です。
余韻でも中国山椒とラー油の刺激と味わいが感じられます。
チーズが刺激を少しマイルドにしてくれています。
よく考えられたペアリングで、美味しいです。
ワインと合わせると、ワインから少し複雑さを引き出し、中国山椒は一定の刺激をワインに与えています。
少し複雑さが増し過ぎているかもしれません。
また、中国山椒の刺激はワインと合わせた時は、チーズのコクよりも勝っている印象です。
4種類の中では、3番目のペアリングでした。
◇コンソメ+トリュフ:
えびせんの香ばしい風味がふわっと広がり、途中からソフトなクリームチーズのような味わいやトリュフの香りが感じられます。
見事な和洋のペアリングです。
余韻ではチーズとえびせんが上手く混じり合って、一つになった味わいが感じられます。
ワインと合わせると、えびせんは香ばしさよりも、イカ墨や甲殻類特有の風味を引き出してしまっているように感じます。
その風味は強くはないので、全体では一定のペアリングをしています。
4種類の中では4番目のペアリングでした。
・えびとチーズの専門店 SHIMAHIDE
公式URL他 | URL:https://www.shimahide.com/
Instagram:海老煎餅本舗 志満秀 Facebook:しまひで 楽天市場:えびとチーズの専門店 しまひで |
ムートン・カデ・セレクション・ブラン、一味違うボルドーブランの基礎情報
・ワイン名:ムートン・カデ・セレクション・ブラン2021
・生産者:バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
・生産地:フランス>ボルドー>アントル・ドゥー・メール
・原産地呼称等:ACボルドー
・葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン90%、セミヨン10%
・気候や土壌:石灰岩質・粘土質土壌
・栽培・醸造法等:HVE認証取得の契約農家のブドウを厳選して使用。区画ごとに最適な状態を見極め、手摘みで収穫。除梗、軽く破砕後、低温浸漬。18℃で発酵。3ヵ月間ステンレスタンクで澱と共に熟成。熟成中は澱を定期的に攪拌。
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):2000円台~
・購入時期/抜栓時期:2023.01./2023.08.
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の当時の特典であるハッピーワイン40%割引で、1600円台で購入。
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今回はバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドのムートン・カデ・セレクション・ブラン2021を抜栓しました。
ふくよかさと爽やかさを伴うフルーティさがあり、奥行きを楽しめるワインでした。
下記は同じくムートン・カデ・シリーズのワインです。
・ムートン・カデ・レ・パルセル・ブラン2021/バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
爽やかさと、一味違うふくよかな果実の味わいを楽しめるボルドーブラン!
2300円台~。
緑のハーブや草原の爽やかな風、柑橘類、アプリコット、洋梨、パッションフルーツ、白い花などの香り。
口に含むと、アプリコット、酸味の穏やかなグレープフルーツ、ハーブ、ミネラル、パイン、洋梨などの味わい。
・ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン2017/バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
1500円台~。安定のクオリティ。
爽やかな草原と柑橘類の香り。
柑橘系果実の酸味、苦味、甘味、旨味、ジューシーな白ワイン。
・ムートン・カデ・ブラン2018/バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
1500円台~。
柑橘系果実、爽やかなハーブや白い花、蜂蜜などの香り。柑橘系果実、程良い苦味と微かな甘みを感じる美味しいワイン。