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アルザスのキュヴェ・ギョタク2016
以前から気になっていた魚拓が描かれたエチケットのキュヴェ・ギョタクです。日本とどういう関係にあるのかといろいろ調べていたら、ワイナリーのミットナット氏の奥様が日本人ということでした。
ブドウは認証を受けたビオディナミ農法、収穫は手摘み、除梗無しで造る白ワインは、ブドウ本来の美味しさが、ワインの味わいの決め手になっていそうです。そして、アルザスワインはあまり種類を飲んでいませんが、今のところ単一品種のみを飲んできたところ、ギョタクは5種のブレンドということも新しい経験になりそうです。
アルザスワインはトリンバックの様々なブドウ品種の白ワインとピノノワールと、パリ土産で貰ったロゼ位ですので、特定の生産者のワインのイメージが出来上がっていますので、今回のギョタクも含め、今後いろんな生産者のワインも飲んでいきたいと思います。ちなみに、赤も白もアルザスのワインは、現状非常にお気に入りです。
生産者:ドメーヌ・ミッドナット・フレール
いつもお世話になっているエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
ビオディナミ栽培で特に注目されているビオディナミ栽培の新世代の造り手がミットナット・フレールです。1999年よりビオディナミ開始しており、エコセールとAB認証を取得している。ラベルにも入っている、ドメーヌのキャッチフレーズ「Terre d’étoiles」(テール・デトワール)は、 「星々きらめく土地」という意味。
マルク・ミットナット氏とクリストフ・ミットナット氏兄弟が手掛けるワイナリーで、クリストフ氏の奥様である由佳さんは、赤坂のフレンチレストランで長年シェフを勤めていた日本人です。収穫はすべて手摘み。赤は100%除梗し、白は除梗しません。天然酵母のみで発酵しており、アルザスの伝統的なフードルと呼ばれる大樽で発酵、熟成している。 ワインは透き通るようにピュアでとても上品な口当たりながら、奥行きのある深い味わいに仕上がる。
アルザスのキュヴェ・ギョタク ワインの感想
優しい甘味を伴う果物の香り。口に含むと、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系果実の味わいと酸味があり、すっきりとしていて、爽やかな味わい。加えて、豊富なミネラルから味の深味があり、ふくよかさを感じる。
清涼感の中に果実の美味しさと、ミネラルの旨味を同居させているような印象です。なかなか美味しいですね。アルザスは冷涼な地域のイメージがあるので、さっぱり、すっきりだけかと思いがちですが、味わいをしっかりと楽しめるバランスの良いワインでした。
また、5種ブドウのブレンドということで、どんな白ワインになるのか期待していました。いろんなブドウの要素が散らかる様なことはないだろうかと考えていましたが、飲んでみるとブレンドを感じさせない程、全体で見事な調和を図っていました。当然、私のテイスティングは素人レベルですが、いいバランスで配分を決めているんだと思います。
今後のアッサンブラージュも期待しつつ、リピートしていきたいと思います。
アルザスのキュヴェ・ギョタク ワインの基礎情報
1 生産地: フランス > アルザス
2 葡萄品種:リースリング、ゲヴェルストラミネール、ミュスカ、ピノグリ、ピノブラン
3 参考価格:3000円弱
4 栽培法:ビオディナミ
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同じ価格帯の白ワイン。この価格帯はライバルが多い。米国シャルドネと南ア国シュナンブラン。
モントレー・シャルドネ2016 ラ・クレマ
ラーツ・オリジナル・シュナン・ブラン2017 ラーツ
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アルザス旅行
アルザスは以前8月末頃に旅行してきました。
アルザスの気候は涼しいと想像していましたが、日本ほどではありませんが、ある程度湿度もあり、日差しはそれなりに強く、しっかりと暑い地域なんだという印象でした。下記写真は旅行の際に撮影した、たわわに実ったブドウと、見渡す限りのブドウ畑です。
ワイナリー訪問では、トリンバックは残念ながら訪問はしていませんが、トリンバックの前を横切りました。かなり広そうな敷地に立派な建物が建っていました。現地ガイドの説明では、アルザスでも成功しているワイナリーで、ドイツや日本にもワインを多数輸出しているとのことでした。
下記はアルザス旅行(ワイナリーツアーを含む)の記事です。