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シャルロパンのモレ・サン・ドニ2013
シャルロパンのモレ・サン・ドニです。まだ、5,6年程度しかたっていませんが、エッジはややオレンジを含むいい色をしています。
モレ・サン・ドニは、シャンボールのエレガンスとシャンベルタンの力強さの両方を兼ね備えていると良く言われますが、まさにそのようなイメージです。骨太というような印象はありませんが、しっかりとした骨格を持ちつつ、しなやかなボディと香りを身に付けているというようなイメージでしょうか。
そして、シャルロパンは私のお気に入りの生産者の一人です。以前、エノテカのショップを訪問した際に、ちょうどシャルロパンの2015が入荷したばかりでしたので、ACブルも含め村名を中心に10種類近くを買い占めたことがありました。
そういえば、まだ1本も開けていません。そろそろACブルあたりは抜栓したいですね。
※下記は楽天・ヤフーがヴィンテージ違いです。
生産者のフィリップ・シャルロパン・パリゾについて
生産者シャルロパンの情報は購入先のエノテカさんのWEBページから抜粋・引用しています。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ジュヴレ・シャンベルタンを拠点に、ブルゴーニュ全域に37ものアペラシオンを持つブルゴーニュ最高峰ドメーヌの1つ。ピノ・ノワールの神様と呼ばれた故アンリ・ジャイエ氏の指導を受けた1人で、愛弟子として可愛がられていた、コート・ド・ニュイにおけるモダンなワイン造りの先駆者の1人です。シャルロパンのワインを飲んだジャイエ氏は「まさに私が言いたかったように造っているな」というコメントを受けた逸話もあります。
現在、マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネに25haの畑を持ち「シャンベルタン」「ボンヌ・マール」「エシェゾー」など、なんと8つのグラン・クリュを手掛けています。
ワイン造りにおいては、徹底した収穫量の制限や、低温マセラシオンによるエキスの抽出、自然酵母の発酵など、師であるジャイエ氏の影響が色濃く見られます。
シャルロパンのモットーはあくまでも自然なワイン造り。ブドウの樹が自力で凝縮味のある果実を結実できるよう、ブドウの栽培にはリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代わりにフェロモンカプセルを用いています。ブドウの樹齢は概ね高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年に達するものも。しっかりと完熟してからの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は、除梗した後一週間に及ぶ低温マセラシオン発酵を行います。培養酵母の補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されます。
シャルロパンのモレ・サン・ドニ ワインの感想
スミレや白い花の花束とブルーベリーのような黒系果実、その後ろにチェリーやクランベリーなどの赤系果実、そして豊富なハーブの香りがして、スワリングすると移ろいゆくように非常に多彩な香りを見せる。
口に含むと、少し熟したなブラックべリーなどの黒系果実の控えめな酸味と芳醇な果実味、そして凝縮感。いろんなハーブが非常に複雑な味わいを作りだしている。
全体として酸味は控えめ、タンニンはある程度感じるので、力強さもあり、骨格もしっかりしている。しかし、滑らかで飲みやすい。
2013年は特別なヴィンテージでなく、いわゆる並みのヴィンテージだったと思いますが、非常に素晴らしいです。香りも味わいも多彩な感じです。スワリングしては香りを楽しみ、口を付けずにまたテーブルにおくを繰り返す程でした。
シャルロパンは決して庶民の価格ではありませんが、また挑戦していきたいと思います。コート・ド・ニュイに加えて、コート・ド・ボーヌのワインも挑戦したいですね。
リピートしてしまいますが、香りも味わいも非常に素晴らしかったです。
シャルロパンのモレ・サン・ドニ ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ>モレ・サン・ドニ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:8000円位~
・栽培法:リュットレゾネ(減農薬農法)、低収量
・醸造法:低温マセラシオン、自然酵母の発酵など。
・購入先:エノテカ
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