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ケンダルジャクソンのヴィントナーズ・リザーヴ・カベルネソーヴィニヨン2015
アメリカのカリフォルニアと言えば、オーパス・ワインが思い浮かびます。カリフォルニアらしい素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンの味わいを思い出します。
今回のケンダル・ジャクソンのカベルネは価格は一桁違いますが、こちらもカリフォルニアらしい素晴らしいワインだと思います。私はヴィンテージ違いを含め何度も購入して飲んでいます。
やはりフランスやイタリアのカベルネではなく、カリフォルニアという印象を受けます。機会があれば、意識して飲み比べていただいてはどうかと思います。
サスティナビリティ(下記生産者の情報で記載)を実践しているところも、素晴らしいと思います。継続して美味しいワインを造るためには、行きつくところは生態系を含めた自然な環境の中でのブドウ栽培ではないかというように感じます。
それだけの手間暇をかけて育てたブドウから造られるワインは、やはり素晴らしいワインになるんだろうと思います。
ヴィントナーズ・リザーヴの生産者ケンダル・ジャクソン
生産者の情報はエノテカのページから抜粋・要約しています。
ケンダル・ジャクソンについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのへのリンク)
所有するブドウ畑は、メンドシーノ・カウンティ、ソノマ・カウンティ、レイク・カウンティ、ナパ・ヴァレー、モントレー・カウンティは好立地に位置している。これらは、沿岸部の海風が吹く丘陵の斜面に位置し、冷涼な気候によりブドウが時間をかけじっくり成熟できる為、タンニンや風味が凝縮し、高品質なブドウを造ることができます。テロワールの概念を導入し、畑を細かい区画に分けてブドウを管理します。収穫されたブドウはカリフォルニアにある4つのワイナリーに分散し、それぞれフランス産およびアメリカ産の高品質なオーク樽で発酵と熟成が行われ、その後ソノマ・カウンティーのセラーで集中管理されます。
ケンダル・ジャクソンでは、ブドウ畑を所有する責任をしっかりと持ち、その土地に対し生物的多様性を保持(サスティナビリティ)することに努めています。ブドウの植樹は所有地の1/2のみ。残りは自然のままにし野生動物がそのまま生息し行き交うような環境を保っています。また、河川の回復や侵入する害となる動物の除去などを、化学的な薬品に頼らず植物を植えるなどすることで、その土地本来の固有性を保つ努力をしています。
ケンダル・ジャクソンでは「ブレンディング」を醸造の核とし、様々なテロワールの特徴をもつブドウの良い所を掛け合わせます。ソノマ・カウンティーのセラーで集中管理された1,000種類以上の樽から、ワインマスターであるランディ・ウロム氏の芸術的なセンスと豊富な経験が培うブレンド技術により最上のワインが造られます。
ケンダルジャクソンのカベルネソーヴィニヨン おすすめ赤ワインの感想
熟したカシス、ブラックベリー、ブルーベリーなど黒系果実の甘い香り、バニラ、ハーブ、杉、甘いスパイス、風が吹き抜ける爽やかな森に入った時のような涼しげで清涼感のある香り。
久しぶりにカベルネらしい芳しい香りです。香りの量も豊富で、このワインが美味しいワインであることを想像させます。
口に含むと、ブラックチェリー、ブラックベリー、ブルーベリー、バニラ、スパイスなどの味わい。タンニンは豊富でやや滑らかさに欠ける。果実の凝縮感が凄い。
濃厚ですが、酸味がしっかりとあるので、意外に飲みやすく、豊富な果実味と華やかさがあり、美味しい定番ワインです。
クオリティがかなり高いワインと思います。このヴィンテージの場合は、もう少し何年か寝かした方がタンニンがこなれてもっと美味しくなりそうな気がします。
ケンダルジャクソンのカベルネソーヴィニヨン おすすめ赤ワインの基礎情報
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州
・葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン84%、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルト、メルロー
・栽培法:サステナブル農法
・購入先:エノテカ
・参考価格:3000円位~
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カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、近い価格帯のおすすめのワイン。フランスのエレガントなカベルネと是非比較してみていただきたいと思います。やはり異なるワインですが、どちらもそれぞれの素晴らしさを感じていただけると思います。
クラレンドル・ルージュ2013/クラレンドル(クラレンス・ディロン・ワインズ)