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アルゼンチンのボデガ・チャクラのバルダ2016
以前から結構お気に入りなニューワールドの1つアルゼンチンワインです。
アルゼンチンは、2018年のワイン生産量は世界第5位、同じ南米のチリが第7位ですので、日本ではチリワインの方が良く見かけることから、イメージと少し異なります(参考「STATE OF THE VITIVINICULTURE WORLD MARKET State of sector in2018 April2019」OIV(Office International de la vigne et vin)
日本への輸入ワインは、チリが1位、フランス、イタリア、USAと続き、アルゼンチンは上位にはでてきません。チリよりもやや知名度が低めなのが理解できます。(財務省関税局「ぶどう酒(2L未満)」の推移より)
しかし、私は妻が10年以上前だと思いますが、アルゼンチンの確かマルベックを買ってきて飲んだのが初めてだと思います。フランス・南西地方のマルベックよりも濃厚さの中にエレガントさがあったように記憶しています。
ここ2年程では、白7本、赤4本を飲んでいて結構お気に入りです。だいたい1000円台のワインですが、このバルダのみちょっと価格が3000円台と高めです。
バルダは2015ヴィンテージを過去に飲み、かなりお気に入りのピノ・ノワールの1つになりました。今回は2018年の5月に買ってセラーインしていた2016ヴィンテージを抜栓しました。また、セラーには最近買った2017ヴィンテージが待機中です。こちらも楽しみです。
アルゼンチンのボデガ・チャクラ
生産者については、購入先のエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
スパータスカンで有名なサッシカイア・ファミリーが設立したワイナリー。そのきっかけは、ブラインド・テイスティングでブルゴーニュのピノノワールと予想したワインがアルゼンチンであったことから、同地にブドウ畑を探し、ワイナリーを設立したのが始まり。
近年ではその品質を認められ、テイスティングされたワインは全てパーカーポイント90点以上、ワインアドヴォケイト誌において「ボデガ・チャクラが造るピノ・ノワールは南米第1位である」と絶賛されている。
湿度が低く、太陽が照り付け、強い風があり、寒暖差の大きい厳しい気候である反面、病気も付け入る隙がなく、無農薬でも健康なブドウが育つ環境である。
化学薬品・化学肥料を一切用いない完全ビオディナミ、手作業による100%除梗などこだわりの栽培や醸造を行っている。
サッシカイアの行動力が凄いですね。こういうエネルギーが良いワインに結実して行くんでしょうね。
アルゼンチンのボデガ・チャクラ バルダの感想
ラズベリー、赤スグリ、スミレの花、胡椒などスパイスの香り。口に含むと、熟したラズベリーやカシスの赤い果実、スパイスなどの味わい。少しの酸味、僅かなの甘味がちょうど良いバランス。
透明感があるのに、しっかりと印象に残る色気のある香りです。香水のような香りに感じます香りが非常に立っています。味わいは、酸味は控えめなので、落ち着いた印象です。赤い果実の旨味を堪能できます。
以前、2015ヴィンテージをいただきましたが、バランスは2015の方がさらに良かった印象です。香りは同じくらいのインパクトで、味わいは果実の旨味をもっと感じれた記憶があります。ヴィンテージによる個性なんでしょうか。セラーにある2017ヴィンテージと今後飲み比べてみたいと思います。
アルゼンチンのボデガ・チャクラ ワインの基礎情報
1 生産地:アルゼンチン
2 葡萄品種:ピノ・ノワール
3 参考価格:3000円台
4 栽培法:ビオディナミ
5 醸造法:手作業による100%除梗
6 購入先:エノテカオンライン
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