今回のワインはJulie(ジュリー)でまとめ買いした5本から抜栓しています。
生産地は左から順に、フランスのボルドー、ドイツのバーデン×2種類、日本の山梨県、仏のアルザスです。
そして、今回抜栓したのはドイツのバーデン地方のキリアン・フンというワイナリーのオーガニックワインとのことです。
ブドウ品種はシュペートブルグンダー(ピノノワール)です。
そんなワインの感想です。
目次
キリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケン2017
ドイツのピノノワール キリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンの情報は購入先のJulieから抜粋・引用しています。
手摘みされ、選定された葡萄を果皮と共に長時間発酵。
熟れたベリーと共に、ほのかなヴァニラ、トースト香を感じます。豊かで魅力的なピノ・ノワールのスパイシーな香り。余韻は長くジューシーなフィニッシュです。
牛肉、豚肉、鶏肉、魚、サラダか薫り高いチーズと共に。
ドイツのシュペートブルグンダー・トロッケンの生産者:キリアン・フン
ドイツのピノノワール、シュペートブルグンダー・トロッケンの生産者、キリアン・フンの情報は輸入元のセレスタと同じグループのSAKE-YAから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(セレスタのページ)
気候:ヴォージュ山脈と黒い森に囲まれたバーデンはドイツ国内で最も暖かく、日照に恵まれた地域です。この位置の関係で地中海気候というユニークな天候に恵まれており、バーデンほど、自然に高品質なブドウを栽培するのに適した場所はないと言われています。
テロワール:南ドイツの代表的な、ブドウ造りに恵まれた黄土の土壌で栽培されるブドウの木のうち、よく成熟している木だけを選び栽培。その結果、並外れたアロマを持つジューシーなブドウが育ち、個性的な輝きを放つワインが生まれます。
醸造:完熟するまで育てたブドウを収穫し、優しくプレスします。白ワインを醸造する際には、マストと呼ばれるもろみが自然に沈殿するまで待ち、ストレスを与えないよう丁寧に清澄します。最新の冷却装置で発酵中のワインを冷やし、発酵過程をコントロールすることで、多面的でフルーティなブーケを持つワインを造っています。
ドイツのキリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンの感想
オレンジ色が全体に見て取れる。中心部も完全に透き通る、非常に透明度の高い、美しいガーネット色。
甘やかに熟したストロベリーなどの赤系ベリー、スパイス、控えめにバニラやトースト、僅かにピーマンなど緑の野菜、森の下草などの香り。
甘やかなフルーツ、少し香ばしさなどを感じる、華やかで、落ち着いた香りです。
口に含むと、酸味は感じず、僅かに甘味を感じます。タンニンはほぼ感じない。渋味も感じる内には入らないレベルです。
バニラ、熟したラズベリーなどの赤系ベリー、控えめにブルーベリー、スパイスなどの味わい。
液体は見た目は透明度が高いですが、口に含むと予想外にボリューム感があり、決して軽いワインではありません。
酸味がないため、非常に落ち着きのある熟したベリーの甘やかさやバニラのまろやかさが感じられます。
しみじみと飲んでしまう美味しさです。
華やかでジューシーで瑞々しさも感じますが、落ち着きがあるので、じっくりとスワリングしながら、ワインの果実味を味わえます。
ドイツのバーデン地方のシュペートブルグンダー(ピノノワール)も美味しいです。
キリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンは、華やかな印象もありつつ、香りも味わいも落ち着きがあるピノノワールです。
美味しいシュペートブルグンダーですので、おすすめです。
個人的にはドイツのシュペートブルグンダーが、最近はお気に入りで意識して飲むようにしています。
ドイツのファルツ、バーデン、ナーエ、ラインヘッセンなど色々な地方のシュペートブルグンダーを飲んでいますが、やはり少しずつ異なる印象を受けます。
ドイツのバーデンを代表するような味わいかは私レベルでは分かりませんが、キリアン・フンのシュペートブルグンダーは3000円位~と手頃な価格で、品質の高いですので、バーデンを知るための1本として良いのではないでしょうか。
同価格帯のドイツの他の地方や、フランスのACブルゴーニュと比較して楽しむのに、ちょうど良いワインだと思います。
もっとお値打ち価格帯で楽しみたい方には、同じくキリアン・フンの自然農法で造られるトゥガーナ・シュペートブルグンダーもおすすめです。
ドイツのキリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンに合わせた料理など
・酢キャベツとソーセージ:
今回の料理をドイツのザワークラウトとみなして、ドイツつながりで、シュペートブルグンダー(ピノノワール)とペアリングしてみました。
キリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンと合わせると、始めは少し複雑さが増す印象ですが、上手くこなれてワインの華やかさやフルーティさがよく感じられます。
余韻にはソーセージの味わいを、ワインのフルーティさと共に美味しくいただけます。
ワイン単独よりもペアリングした方が華やかさとフルーティさはより感じられます。
予想以上に良いペアリングです。
酢キャベツとソーセージには白ワインの方がより合いそうですが、ドイツのシュペートブルグンダーも良いペアリングでした!
キリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケンの基礎情報
・ワイン名:シュペートブルグンダー・トロッケン2017
・生産者:キリアン・フン
・生産地:ドイツ>バーデン
・葡萄品種:シュペートブルグンダー(ピノノワール)
・原産地呼称等:Q.b.A.バーデン
・気候や土壌:石灰岩質土壌
・栽培・醸造法等:自社畑。オーガニック(認証無し)。手摘み。果皮と共に長時間発酵。40%オーク樽、60%ステンレスタンクで12カ月間熟成。
・抜栓時期:2022.09.
・インポーター:株式会社セレスタ (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):3000円台~
・購入先:Julie(ジュリー)
当時、Julie(ジュリー)で購入しましたが、現在は柴田屋酒店Onlineで購入できます。(公式ページはこちら、instagram:@shibataya_sake.online)
ドイツのバーデン地方のシュペートブルグンダー関連のおすすめ記事
今回はドイツワインのキリアン・フンのシュペートブルグンダー・トロッケン2017を抜栓しました。
華やかさと果実味が感じられる落ち着きのあるシュペートブルグンダー(ピノノワール)でした。
下記は同じくドイツのバーデンのシュペートブルグンダーです。キリアン・フンの別のワインも紹介しています。
・トゥガーナ・シュペートブルグンダー/キリアン・フン
非常にボリューム感のあるシュペートブルグンダー!
1500円台から。
熟した赤系ベリー、花束、少しバニラ、腐葉土、生肉、ピーマン、甘いスパイスと僅かに爽やかなスパイスなどの香り。
口に含むと、熟した赤系ベリー、木苺、少しオレンジやジャムっぽさ、スパイス、緑の野菜、土などの味わい。
・シュペートブルグンダー・トロッケン2017/マルティン・ヴァスマー
2500円台~。
少し熟した赤いベリー系果実、きのこ、シナモンのようなスパイス、薔薇の花、生肉っぽさ、少し燻製のような香り。口に含むと、ピュアな赤い果実の上品な旨味・甘味・酸味、スパイスなどの味わい。
・フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・フォン・ロス/フランツ・ケラー
3000円位。非常にフルーティでたっぷりと熟したベリーの果汁や出汁が入った滋味深く、エレガントなワイン!
熟したフランボワーズなどの赤系果実、甘い花、生肉、バラなどの力強く、それでいて、エレガントさも感じる香り。口に含むと、熟した甘い赤系ベリーをたっぷりと感じ、オレンジ、スパイス、出汁、きのこ、土、ミネラルなど複雑で、滋味深く、薄旨系な味わいです。