今回は想い入れ深いボルドー、サンテミリオンのシャトーである、シャトー・ド・フェランの2012vtを抜栓しました。
かなり以前になりますが、同シャトーを訪問してシャトー見学や試飲をして、ワインを購入したことを思い出します。
非常に美味しいワインですが、その割には未だにお値打ちですので、非常におすすめです。
そんなワインの感想です。
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また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
サンテミリオンのおすすめワイン、シャトー・ド・フェランについて
サンテミリオンのおすすめワインである、シャトー・ド・フェラン2012を今回は抜栓しています。
シャトー・ド・フェランの情報は、輸入元のモトックスの公式ページから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(モトックスのページ)
最も古い記録では、1659年まで遡る歴史あるシャトーです。
シャトーを取り囲む畑は風通しが良く健全で、さらにその畑を囲むように広大な森が広がり、自然のままの環境を維持しています。他のシャトーと離れた環境にあるため、その独自性は一貫して守られています。
2009年に、ブドウ醸造の設備を一新。健全なブドウのみを選果できるオプティカル・ソーティング・マシンの導入、ブドウにストレスを与えない重力システム、垂直式の圧搾機、天然酵母の使用など、次々と設備投資や技術改善を行いました。
栽培では以下の2つの原則を守っています。
1. 最高品質のブドウの収穫を保証する事
2. 健全な生育環境を保護するため、持続可能な方法を用いる事
テラ・ヴィティス(Terra Vitis)の認証を取得しています(リュット・レゾネ)。除草剤は何世代にも渡り使われておらず、化学肥料はワインの成長をコントロールする為に必要最小限の使用に留めています。
収穫されたブドウはまず人の手で選別され、その後オプティカル・ソーティング・マシンによって状態の良いブドウのみが残ります。この二重のチェック体制によって、完璧な熟成を遂げたブドウのみが醗酵タンクへと移動するようになっています。発酵タンクへの移動はポンプを使わず、全て上から下へ、重力式の設備配置となっています。
フレンチオーク樽にて12~16か月熟成、新樽比率は60%で、残りは1年樽を使います(セカンドワインの新樽比率は33%)。ローストはミディアム・プラスで、樽感が出過ぎない、バランスの良いワインを目指します。樽は毎年8社の樽業者から選んでいます。
サンテミリオンのおすすめワイン、シャトー・ド・フェラン’12の感想
全体にオレンジ色が薄っすらと見えるルビーレッド。
エッジはガーネット色に近い。
光に照らしても一部しか透き通らない濃厚さがあります。
しかし、透明感も感じ、少し艶やかで、柔らかそうな美しい色をしています。
熟したブラックチェリー、カカオ、バニラ、シナモン、タイム、西洋杉、砕いた石、少しリコリスやクレームドカシス、スミレの花などの香り。
非常に複雑で芳醇です。
吸い込まれそうな程、奥行きがある香りです。
未だに黒系果実の熟れたフルーティさも感じることができます。
清涼感や鉱物感などもありつつ、まろやかで甘やかな香りもしたりと、非常に芳醇で芳しい香りです。
やはりある程度熟成したボルドーは最高ですね!
口に含むと、僅かな渋味、まろやかな甘やかさを感じる。
繊細なタンニンは殆どが溶け込んでいますが、未だに少し感じます。
熟したブラックチェリーやブラックベリー、クレームドカシス、バニラ、カカオやモカ、きのこ、スパイス、少しリコリスなどの味わい。
全体的にまろやかな甘やかさがあり、口当たりも非常に滑らかになっています。
熟成により様々な要素が渾然一体となり、深みのある味わいになりつつあります。
まだ熟成していきそうですが、果実味の残る今回のタイミングがこのワインの1つの飲み頃だったのかもしれません。
まろやかな果実味を楽しみつつ、熟成による複雑な奥深さも楽しめるタイミングでした。
非常に素晴らしいです!
今回はサンテミリオンのおすすめワインである、シャトー・ド・フェラン2012を抜栓しました。
実はシャトー・ド・フェランはボルドーに旅行に行った際に訪問したシャトーです。
ワイナリーの見学と複数ヴィンテージの試飲をして、グレートヴィンテージの2005vtをシャトーで購入し、パリへの帰りのTGV(高速鉄道)で飲み干したのが懐かしいです。
まさに絶品でした!
その後、日本でも購入できることを知って2012vtと、セカンドのル・ディ・フェロンの2014vtを購入し、後者は2022年に抜栓し、今回は所有している最後の2012vtを抜栓しました。
やはりシャトーで購入したグレートヴィンテージは偉大と思わせるものを改めて感じますが、今回抜栓した2012vtも非常に美味しかったです。
ボルドー全般に感じますが、若飲みはもったいなく、少なくとも少し熟成させるのがおすすめです。
今回もそんな熟成による複雑さを楽しめる美味しさでした。
そんな素晴らしいシャトーのワインですが、価格面では非常にお値打ちで、2018年当時5000円台で購入しています。
記事執筆時でも6000円台~と非常にお値打ちです。
セラーを所有している方は、少し熟成させて飲むのがおすすめです。
すぐ飲む方はゆっくりと開かせて楽しまれるのがおすすめです。
サンテミリオンのおすすめワイン、シャトー・ド・フェラン’12に合わせた料理など
・ニュージーランド産仔羊肉のロースト サルサヴェルデ / オステリア・ガウダンテ
我が家の定番となっている、厚切りで旨味のしっかりとした仔羊肉です。
サルサヴェルデソースをつけると、油っぽさを爽やかな印象で一気に変えてくれます。
口に含んだ瞬間に、そのバランスの良さに美味しい!と思わず、声に出てしまいます。
非常に相性が良いソースです。
サンテミリオンのおすすめワインであるシャトー・ド・フェラン2012に合わせると、仔羊肉の味わいが後退し、ワインが前面に出てきます。
ワインの味わいは全く変わりません。
その後、再度仔羊肉が前に現れて、肉の旨味をアピールしてくれます。
サルサヴェルデソースはワインに隠れてしまいます。
相性は悪くはないですが、仔羊肉の旨味やサルサヴェルデソースとの相性をより味わうならば、同時に口に含まない方が好みです。
ソースを付けずに、シャトー・ド・フェランとのペアリングでいただくのもおすすめです。
下記は『オステリア・ガウダンテ』の基礎情報です。
詳しくは『オステリア・ガウダンテ』の公式ページやグルメサイトをご参照ください。
店舗名 | オステリア ガウダンテ 大阪駅前第4ビル店 |
公式ページ | http://gaudente.jp/osakaekimae.html |
最寄り駅 | 地下鉄谷町線東梅田、JR大阪、阪急梅田各駅より徒歩5分 |
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビルB1 |
TEL | 06-6344-8685 |
営業時間 | lunch|11:30-15:00(L.O.14:00)
Dinner| |
休業日 | 無休(年末年始除く) |
支払い方法 | クレジットカード可。電子マネー不可。 |
予約 | 予約可。TEL。下記グルメサイト。 |
グルメサイト | 食べログは |

サンテミリオンのおすすめワイン、シャトー・ド・フェラン’12の基礎情報
・ワイン名:シャトー・ド・フェラン2012
・ワイナリー:シャトー・ド・フェラン( Instagram:@chateaudeferrand )
・ブドウ栽培地:フランス>ボルドー>サンテミリオン
・原産地呼称等:ACサンテミリオン。サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ(サンテミリオン格付)。
・ブドウ品種:メルロ77%、カベルネフラン14%、カベルネソーヴィニヨン9%
・気候や土壌:標高46m~100m。粘土質比率が高い4つの土壌。シャトーを取り囲む畑は風通しが良く健全で、さらにその畑を囲むように広大な森が広がり、自然のままの環境を維持している。
・栽培・醸造法等:リュットレゾネ(Terra Vitis 認証取得)。除草剤不使用。化学肥料は最小限。手作業とオプティカル・ソーティング・マシーンによる2度の選果。重力システム。垂直式の圧搾機。天然酵母。フレンチオーク樽で12~16か月熟成(新樽60%、1年樽40%)
・評価・受賞等:ワイン・アドヴォケイト90~92点
・インポーター:モトックス(公式ページはこちら。Instagram:@mottox_official )
・参考価格(ネットショップ):6000円台~
・入手時期/抜栓時期:2018.02./2023.11.
・入手先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)⇒(公式ページこちら)
2018年当時5200円位で購入。
サンテミリオンのおすすめワイン関連の記事
今回はサンテミリオンのおすすめワインである、シャトー・ド・フェラン2012を抜栓しました。
まろやかな果実味を楽しみつつ、熟成による複雑な奥深さも楽しめる、素晴らしいワインでした!
下記は同じくサンテミリオンのおすすめワインです。
・クラレンドル・ルージュ・サンテミリオン2014/クラレンドル(クラレンス・ディロン・ワインズ)
まだまだ熟成して美味しくなりそうなポテンシャルの高いワイン!
フランス、ボルドー。5000円~。
ブラックベリーなどの黒系ベリー、カシスリキュール、カカオ、シナモンなどの香り。
口に含むと、少しフレッシュさが残るブラックチェリーなどの黒系ベリー、リコリス、少しココア、クレームドカシス、スパイスなどの味わい。
