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サンテミリオン(赤)

クラレンドル・ルージュ・サンテミリオン❜14はデキャンタで!

クラレンドル・ルージュ・サンテミリオン2014

以前同じ生産者の「クラレンドル・ルージュ」を飲み、その香りの素晴らしさに魅了されてリピートし、挙句の果てには、五大シャトーのオーブリオンを買ってしまったという経緯がある生産者のシリーズです。

下記はクラレンドル・ルージュの感想。

素晴らしい香りに感動!オー・ブリオンの一端を垣間見たのかも?クラレンドル・ルージュ2013。ボルドー格付1級シャトー・オーブリオンと、ラ・ミッション・オー・ブリオンを擁するクラレンス・ディロン・ワインズ。2400円台~。その実力を発揮し、このクラスでは素晴らしいエレガントな香りを身に纏ったワインになっています。...

 

サンテミリオンはボルドー右岸に位置し、一般的には粘土質の土壌でメルローが良く育ちます。左岸の主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンに比べると優雅でエレガントな印象を持つ品種です。ただ、右岸でもテロワールによっては、まさに粘土のようにこってりとなるメルローも経験しています。

上述のように「クラレンドル・ルージュ」が非常にエレガントなワインであったことから、このサンテミリオンはさらにエレガントを感じることができるワインだと、個人的には期待値が高いワインです。購入後、2年間セラーで寝かせてからの今回の抜栓です。

優雅でエレガントな香りを持つサンテミリオンを期待したいと思います。

醸造を担当するのはメドック格付第一級、シャトー・オー・ブリオンのチーム。支配人であるジャン・フィリップ・デルマス氏が率いる精鋭集団の技術により、ワイン造りの哲学と最高の技術が惜しみなくつぎ込まれています。

最も注目すべきは、クラレンス・ディロン・ワインズ社が今、最も品質向上に精力を注いでいるシャトー・カンテュスの畑のブドウを贅沢にもブレンドして仕立てられていることです。

シャトー・カンテュスはサン・テミリオン最高峰のシャトー、アンジェリュスとベレール・モナンジュに囲まれた小高い台地に位置する、メルロ種の生育にとって最上の土壌を有するシャトー。

2011年にシャトー・テルトル・ドゲイ、2013年にシャトー・ラロゼの格付けシャトー2軒を買収し、カントゥスの畑と併合。

詳細はこちら(エノテカオンライン)

icon

 

 

生産者のクラレンドル・ワイン・ディロンズについて

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

iconクラレンス・ディロン・ワインズは、特級格付第一級、5大シャトーのひとつシャトー・オー・ブリオンとその向かいにあり、兄弟にしてライバルと言われる、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの2つの偉大な名門シャトーを擁します。

シャトー・オー・ブリオンの歴史は1533年に遡り、17世紀にはヨーロッパ各地にその名声が伝わっていました。

その後、1935年にクラレンス・ディロン氏がシャトーを購入し、ステンレスタンクの導入や収量の制限など、近代的なワイン造りを積極的に取り入れ、常にワインの品質向上に努めてきました。1983年、ルクセンブルグ大公国ロベール殿下が最高経営責任者に就任。以来ロベール殿下は、複雑化していた両シャトーに関連するラインナップを見直し、ブランドに磨きをかけています。

ロベール殿下が新たに造り出したプレミアムブランドワインが「クラレンドル」です。クラレンドルは場面を選ばず、いつでも楽しめるワイン。たくさんの人にボルドーワインに出会ってもらいたいという想いから、最上級の技術を惜しみなくつぎ込みつつも、手軽に手にとれる価格を守っています。味わいも熟成が必要な重厚なタイプではなく、スムースでエレガントな伝統的ボルドーワインのスタイルを実現しています。

カンヌ映画祭、テニスのフレンチオープンの他、フランスのオペラ劇場、アラン・デュカスのレストラン、有名航空会社でも提供されている実力派のワインです。

 

クラレンドル・ルージュ・サンテミリオンの感想

少し茶色が入った透き通る赤色。青色はない。

香りを取ると、カシス、ブルーベリーなどの黒系果実の香りが漂う。スワリングしていくと、フレッシュなブラックベリー、ブラックチェリー、なめし皮などの香り。黒い果実が中心の香りです。ボルドーっぽいなぁと感じます。

口に含むと、カシスの甘酸っぱさとスパイシーさを感じる。フレッシュな黒い果実が中心の味わい。酸味、渋味がそれなりにある。

現時点の印象では、もっと開かせるか、もっと寝かせて熟生させる必要があるかの、まだまだ若い印象でした。

デキャンタージュ後(下記写真)、少し酸味が収まり、黒系果実の旨味が出てきて、少しベリー系の赤系果実を足したような印象になりました。

上品で控えめな甘やかさがあり、香りもストロベリーなどの赤いベリー系の香りがでてきたように感じます。全体としては黒系果実を頬張るイメージ。

抜栓するまでは、赤い果実が前面に出てくるのではと想像していましたが、全く異なりました。デキャンタージュしたことで味わいに多様性が出て、華やかさもアップしました。そして美味しさもアップしました。

 

美味しいワインでしたが、価格が5000円台なので、高すぎた(?)期待値までは届きませんでした。個体差によるのか、ヴィンテージによるのか、そもそもこれがポテンシャルなのか、私には判別できません。

しかし、少なくとも私は以前飲んだ下記「クラレンドル・ルージュ」の方がエレガントで、しかも3000円程度とロープライスで、コスパは非常に高く感じました。

素晴らしい香りに感動!オー・ブリオンの一端を垣間見たのかも?クラレンドル・ルージュ2013。ボルドー格付1級シャトー・オーブリオンと、ラ・ミッション・オー・ブリオンを擁するクラレンス・ディロン・ワインズ。2400円台~。その実力を発揮し、このクラスでは素晴らしいエレガントな香りを身に纏ったワインになっています。...

 

ワインを開かせたアイテムであるデキャンタについては、下記リンク先(本ブログの他の記事)をご参照ください。

https://winelover-vinsan.com/wine-info/goods/

 

同じワインがもう1本セラーにありますので、何年かしてから再度挑戦してみたいと思います。

さらに熟成すると、どうなっているか楽しみです。

 

クラレンドル・ルージュ・サンテミリオン ワインの基礎情報

・生産地:フランス>ボルドー>サン・テミリオン

・葡萄品種:メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン

・抜栓時期:2020.5.

・参考価格:5500円台~

・購入先:エノテカ

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ワインの探究者ヴァンさん
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