約2年前に遡ります。2015vtのブルゴーニュがリリースされ始めた頃、今回のvtはひときわ優良な年との話が飛び交いました。
その話に乗って、当時ブルゴーニュ・ルージュにハマっていた私は、ACブルゴーニュを中心に買いだめしました。私のワイン・リストを見ると、ACブルだけで54本も買い、未だセラーに大量に入っています。
2年経過し、そろそろ飲んでいかねば、飲み頃を逃すのではないかと思い、最近意識して2015vtを飲んでいっています。
2015vtはタンニンが豊富でやはりブドウの出来が良かったのでしょう、まだまだ熟ししていけそうなワインばかりです。
まだまだ本数があるので、ぼちぼちセラーから出して抜栓して行こうと思います。
目次
ジャンテ・パンショのブルゴーニュ・ピノファン2015
ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。
2016vtのコメント
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
グラスに注ぐと熟したラズベリーやチェリーなどのフレッシュな香りに、スミレの花、スパイスなどのニュアンスが広がります。口当たりは軽やかで、いきいきとした酸や柔らかなタンニン、繊細でピュアな果実味が魅力。芳醇で気品溢れる味わいを堪能できる、コストパフォーマンス抜群の1本です
ブルゴーニュ・ピノファン2015 生産者:ジャンテ・パンショ
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ジャンテ・パンショは、ジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を構える造り手です。ワイナリーとしての起源は、1954年現当主ヴァンサン・ジャンテ氏の父、エドモン・ジャンテ氏によって創設されたことから始まります。
ワイン評価誌各誌で絶賛、ロバート・パーカー氏も「彼が継いでからのジャンテ・パンショのワインは、見つけたら即手に入れるべき」と高く評価しています。
ジュヴレ・シャンベルタンだけではなくシャンボール・ミュジニーの一級畑など優良な畑を少しずつ買い足し、現在では合計で25ha程の畑を所有。
一番の魅力は、ブドウのピュアな果実味と濃厚なエキス分。それはブドウ樹の樹齢の高さに由来しています。アン・シャンの畑では平均樹齢94年、ヴィエイユ・ヴィーニュに使用されるブドウも平均樹齢65年と、総じて樹齢が高く、古樹から濃いエキスのような果汁が搾り出されます。
またこの古樹ならではの個性を活かすため、栽培から醸造までも非常に丁寧な仕事が行われています。栽培ではリュット・レゾネ(減農薬法)を実践。
ブドウは手摘みで収穫が行われ、2度の選果が施されます。果実のフルーティでデリケートな味わいと色素を抽出させるため、100%除梗し破砕してから8~10日間ほど10℃で低温浸漬、天然酵母を用いて発酵。
その後、機械を使わず人の手によってじっくりとプレスされたワインは、樽の風味を控えるため30%という低い新樽比率のもと、樽熟成されます。
このように繊細な手作業で古樹の魅力を最大限に活かした結果生まれる、濃密でありながら果実の透明感も感じられる独特の風味こそがジャンテ・パンショのワインのスタイルなのです
ジャンテ・パンショのブルゴーニュ・ピノファン2015の感想
熟した甘いストロベリーやフランボワーズなど赤系ベリー、そして、フレッシュな赤い果実、シナモンなどのスパイス、薔薇やすみれの花、さらに湿度の高い森の鬱蒼とした香りあり、複雑さを感じる。
甘くて、フレッシュで、華やかな香りですが、複雑さもある。さすがジャンテ・パンショというところでしょうか。
そして、2015ヴィンテージのためか、甘い赤い果実の香りが強い印象があります。タンニン豊富でしっかりしたボディを想像させる香りでもあります。
口に含むと、やはりタンニンが豊富で少し渋味がある。2014vtと比較すると、かなり酸味が控えめな印象。そして、複雑さを全面に感じる。
ジューシーな赤い果実が豊富で素晴らしい!
非常に陰性で複雑ですが、凝縮感もある赤い果実をしっかりと感じるので、存在感がドーンとあります。
奥行きがどこまでもあり、美味しい上に、いつまでも味わいを探求できるようなブルゴーニュです。
そして、抜栓したままにして、ゆっくりと2時間程味わっていると、甘酢っぱい果実で溢れてきました!
渋みも全く気にならなくなり、ジャンテ・パンショらしさがでてきたのかもしれません。これはこれで美味しい!
ジャンテ・パンショの2014vtを飲んだ時を思い出します。もっとピュアで新鮮な赤い果実の印象でしたが、2015vtも抜栓直後の味わいからすると、2時間後はかなり2014vtの雰囲気に近づいてきたと感じました。
ACブルゴーニュでこれなら、村名やプルミエはどうなるんだろうと想ってしまいます。そういう意味では渇望のワインです。
価格は決して安くはないのですが、価格相応の美味しさや面白さがあります。
個人的には、食事と合わせず飲みたいですが、合わせるならガッツリ肉、特にステーキなど牛肉料理がベストマッチに感じます。そうすれば、抜栓直後に感じたタンニンの豊富さと渋味は滑らかな熟した赤い果実のイメージに変わりそうな気がします。
というのは、このワインを飲んでいると珍しくステーキが食べたくなりました。
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ジャンテ・パンショのブルゴーニュ・ピノファン2015の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノファン(ピノノワールの亜種)
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法:リュットレゾネ(減農薬農法)、手摘み、2度の選果、100%除梗、低温浸透、天然酵母
・インポーター:エノテカ
・参考価格:5,200円台~
・購入先:エノテカオンライン
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3,000円位~。味わいはラズベリーなどの赤い果実。フレッシュさと果実の凝縮感があります。かなり濃厚な印象でした。熟成するとさらに美味しくなりそうなワインでした。
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3,000円台~。抜栓直後から、華やかな薔薇の香り、そしてラズベリー、チェリーなどの赤いフレッシュな果実の香りが漂います。やや遅れてスパイスのニュアンスが続きます。味わいは、ピュアで、少し凝縮感のある赤い果実に満たされます。ジューシーな果実、柔らかい酸味、微かな甘味がうまくバランスを取り、さらに豊かな香りが美味しさを引き立てます。
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3,000円台~。2012ヴィンテージからの毎年のリピートです。2015vtは過去よりやや果実の凝縮感があり、ピュアな赤い果実が口内にジュワッと広がる感じに、スパイシーさが加わり非常に楽しめます。
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