今回はブルゴーニュの生産者のマトロです。この生産者は以前からACブルゴーニュクラスを飲んでいますが、価格の割に素晴らしい香りと味わいで私は非常にお気に入りです。
2020年の冬頃に2016vtと2015vtをレンタルセラーから引き出してきていたものを抜栓しました。(エノテカ・レンタルセラーについての記事はこちら)
当初の想定では、ワイン会にして複数人でヴィンテージの特徴(相違点)を言い合おうと思っていましたが、自粛要請を受けてやむなく別々に抜栓して1人で飲んでいます。
やはり2015vtは他のヴィンテージよりもタンニンが豊富な印象があります。そう思って、他の生産者のワインも遅めに抜栓していっています。
時間を少し置くことで、タンニンを少し滑らかにしようとしましたが、それでもしっかりとしたボディであるように感じます。今回のマトロも同様少しタンニンを感じますが、非常にエレガントで華やかなブルゴーニュ・ルージュです。
2016vよりはしっかりボデイなので、どちらが良いかは好みではないかと思います。
上記はブルゴーニュ・ピノノワール2016(マトロ)の記事から一部引用(記事はこちら)
目次
マトロのブルゴーニュ・ピノノワール2015
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから引用しています。
ブルゴーニュ・ピノノワール2015について
外観は明るいルビーレッド。チェリーやイチゴなどのアロマが可愛らしい印象で、ほのかなスパイスの香りがアクセントとなっています。口当たりは柔らかく、チャーミングな味わい。甘やかなタンニンが心地よく、余韻にかけては黒系果実の深みのあるニュアンスが感じられます。熟成を経て飲み頃を待ちリリースされる、マトロのブルゴーニュ・ルージュ。この価格ながらもピノ・ノワールの魅力を存分にお楽しみいただける1本です。
ブルゴーニュ・ピノノワール2015 生産者:マトロについて
生産者の情報は、購入先のエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
マトロについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
その美しい輝きは”金のひと雫”とも例えられる、ブルゴーニュの3大白ワインのひとつ”ムルソー”。フランス国内のレストラン関係者の間で評価が高いのはこのマトロ。クオリティ本位のワイン造りで、本当に美味しいものを知っている人々から厚い信頼を勝ち得ています。そのため、マトロのワインのほとんどはタイユヴァンをはじめとするフランスの老舗レストランや、超有名レストランへ直行してしまうため、日本で入手できる量はごく僅かです。
ドメーヌ・マトロの歴史は1914年、ジョセフ・マトロ氏が妻マーガレットの家が所有していたムルソーの畑でワイン造りをスタートさせたことに始まります。そして1983年からは、現在の3代目となるティエリー氏が、ボーヌで醸造学を学びマコンなどで修業を積んだ後ワイナリーへ参加。現在はティエリー氏と彼の妻パスカルが夫婦でワイン造りを行っている。トップキュヴェである、ムルソー・シャルムとピュリニー・モンラッシェ レ・コンベットを筆頭に11ものプルミエ・クリュを手掛けている。
マトロのブルゴーニュ・ピノノワール2015の感想
抜栓直後から、素晴らしい香り!熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーや花の甘くエレガントな香り。そして、シナモンなどの爽やかな香り。
フローラル、エレガント、そして爽やかな香りの印象です。なんともバランスが良い香りです。非常にエレガントです。
口に含むと、酸味は控えめ、ややタンニンがあり、少し渋味を感じる。
ストロベリー、チェリー、フランボワーズなどの赤い果実、特にベリー系を感じる。上品な甘味があり、果実味が豊富でやっぱり美味しい!
チャーミングな味わいの印象もあるし、香りはフローラルでエレガント。バランスも良くて、美味しい!
マトロは極端に高くないし、味わいも香りも好みなので、いろんなヴィンテージを飲んでいます。
どのヴィンテージも香り・味わいともに素晴らしく、美味しいワインです。開くと薔薇のような気品のある香りも感じます。
いいブルゴーニュだなぁ。私の中ではお値打ちなブルゴーニュ・ルージュです。
ところで、酸味が控えめで、渋味・タンニンを少し感じるあたりは、2015vtの特徴かもしれません。
以前飲んで記事にもアップしているルーデュモンの2015vt(記事はこちら) もそうでした。そういう意味ではもっと熟成させても面白いと思う。
2016vtの方が酸味がもう少しあり、タンニンはもう少し控えめです。そう思って、マトロについては、2015vtは2016vtよりも抜栓を1年間程遅らせてみましたが、もっと先でも問題ないかもしれません。
ただ、1年遅らせたおかげか、非常に赤い果実や花々のエレガントさは出ていたのではないかと思います。
ちなみに、2014vtは2016vtよりもさらにフレッシュ感が強く、酸味がやや強めな印象で、果実のピュアさが際立っていた印象です。
ブルゴーニュ・ルージュは、ピノ・ノワール100%でアッサンブラージュ(ブレンド)しないため、同一の造り手のヴィンテージ違いを飲むと、ヴィンテージの違いがよく分かり、面白いです。
ただ、素人テイスターである私のワインの感想は、きっちりと違いを表現できていませんので、悪しからずご了承ください。
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マトロのブルゴーニュ・ピノノワール2015の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):2800円台~
・購入先:エノテカオンライン
エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
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毎年ダース買いしているお気に入りの3000円台のワイン。NHK『仕事の流儀』で紹介され、また、『神の雫』でも多数ワインが登場しているワイナリー。ネゴシアンもののAOCブルゴーニュ・ルージュです。
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3000円程度~。2015vtは過去よりやや果実の凝縮感があり、ピュアな赤い果実が口内にジュワッと広がる感じに、スパイシーさが加わり非常に楽しめます。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2015 ラローズ・ド・ドルーアン
3000円位~。ブラックベリー、カシスなどの芳醇な赤系果実の香り。味わいはラズベリーなどの赤い果実。フレッシュさと果実の凝縮感があります。かなり濃厚な印象でした。熟成するとさらに美味しくなりそうなワインでした。
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