今回のワインはエノテカオンラインでハッピーワイン40%割引の対象だったとき(2019.12.)に、2本購入したオリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015です。
1本は購入翌月の2020.1.に既に抜栓していますが、非常にエレガントで美味しかったです。
既に素晴らしいワインとの自分自身のお墨付きのワインですので、非常に楽しみにしつつ、抜栓しました。
そんなワインの感想です。
目次
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ’15の情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
グラスに注ぐと、ラズベリーやブラックチェリーなどの華やかな果実香に加えて、スミレやなめし革の複雑なニュアンスが広がります。瑞々しい果実味と滑らかなタンニンが見事に溶け合い、しっかりとした旨味が感じられる味わい。余韻には力強さと気品に満ち溢れており、まさにピノ・ノワールの美しさと力強さが表現された1本です。
自社畑のブドウと買い付けたブドウを使用。ブドウ畑の標高は約250~300mに位置しており、土壌は粘土が混じった石灰岩で構成されています。収穫は全て手摘みで行われ、100%除梗。ブドウを破砕後、低温で15日間発酵を行い、新樽比率25%のオーク樽で9ヵ月間、ステンレスタンクで3ヵ月間熟成を行います。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ’15の生産者:オリヴィエ・ルフレーヴ
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ’15の生産者の情報は購入先の円手かから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルフレーヴ家は、1500年代からブルゴーニュでワイン造りを始めた名門中の名門。ドメーヌ・ルフレーヴは、「世界最高峰のシャルドネ」の名声を欲しいままにしていましたが、当時としては先鋭的なビオディナミを導入。名声はさらに高まり、2006年にはイギリスのデキャンター誌で「世界で最も優秀な白ワイン生産者」に選ばれ、世界最高峰の白ワイン生産者として確固たる地位を築き上げました。
このドメーヌ・ルフレーヴから独立したオリヴィエ氏が1984年、自らの名を冠してスタートさせたネゴシアンが「オリヴィエ・ルフレーヴ」です。
ドメーヌ・ルフレーヴでの経験を生かし高品質のワインを次々とリリース。瞬く間に人気生産者の仲間入りをしました。オリヴィエ・ルフレーヴは徐々に自社畑を拡大していき、さらに2010年にはドメーヌ・ルフレーヴより相続した2haの畑を正式に取得。それらは20年間に渡り徹底したビオディナミが実践されていたシュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェといった「ブルゴーニュの宝石」と賞される錚々たる畑ばかりです。
契約農家のブドウについては、オリヴィエ・ルフレーヴのチームが栽培方法や収穫日まで細かく指定、そしてそのチームが全て手摘みでブドウを収穫しており、それらは「ドメーヌワイン」と言っても過言ではありません。偉大な自社畑の数々、そして契約農家の畑を統括しワインを醸造するのは、ムルソーの名門、ドメーヌ・ルーロ出身の醸造責任者、フランク・グリュ氏。オリヴィエ氏の右腕として、醸造だけでなくブドウの栽培から買い付けまでを担い、その品質の向上に大きな役割を果たしています。
良いブドウを得るために畑での栽培から徹底管理し、さらに厳しい選別を課していることで、どのアペラシオン、どんなヴィンテージでも安定した品質を維持しているという点が、オリヴィエ・ルフレーヴの大きな魅力。そのワインは、安定した品質が厳しく求められる一流ホテルのオリジナルワインに採用されるなど、ワインのプロから「いつ飲んでも高いクオリティを保っている貴重な造り手」と称賛され、高い支持を集めているのです。
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ’15の感想
華やかな花々、程よく熟したストロベリーやフランボワーズなどの甘ーい赤い果実、甘く、そして爽やかなスパイスたち、ナッツ類などなどの香り。
抜栓してグラスに注いでいる間から、非常に華やかな香りが溢れます! 甘やかな果実などの香りも素晴らしい。
口に含むと、控えめな酸味、繊細なタンニン、渋味はほぼ感じないですが、ごく僅か、非常に上品な甘やかさがあります。程よく熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの果実、イチヂクやフランボワーズなどのドライフルーツ、スパイスなどの味わい。
赤い果実のジューシーさは健在で、程よく熟した果実を口に含んでジュワーッってなりながら、「ああっ美味しいっ!」ていう感覚になります。
香りがズバ抜けて華やかなです。味わいも熟した甘い果実感があり、そしてm非常にエレガントな気分にさせてくれます。
しかし、ブルゴーニュらしく、陽気過ぎない華やかさで、落ち着きがあり、奥行きも感じさせてくれます。
やはりエレガントで美味しいワインです!
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015は同一ヴィンテージをリピートしています。
前回2020.01の抜栓時に比べると、爽やかな雰囲気がなくなり、もっと華やかな印象になっているような気がします。
2本購入した内、1本は7~8年寝かせておこうと思ったところ、レンタルセラーからシャサーニュ・モンラッシェ・ブランと勘違いして、自宅のセラーに移してしまったので、自宅セラー容量の関係で、6年で抜栓しました。
でも充分過ぎる程美味しかったので、良かったです。果実のジューシーさとその華やかさを楽しむには、いい時期だったかもしれません。
また、2015vtのブルゴーニュ・ルージュはタンニンが豊富で骨太な印象がありますが、オリヴィエ・ルフレーヴに関して言えば、どのワインを飲んでもそんな印象を受けません。
ACブルゴーニュも含めて、若く飲んでも非常に華やかでエレガントです。
オリヴィエ・ルフレーヴはいろいろと飲んでいますが、ACブルゴーニュ・ルージュでも充分過ぎるほど美味しいです。そして、穴場のサントネイもいいですし、シャサーニュ・モンラッシェも非常にいいです。よりピュアで洗練されて、そして、さらに奥深く美味しくなる印象です。
また、ACブルゴーニュだと3000円台からと価格もそこまで高くないこともあり、おすすめの造り手ですので、機会があれば是非!
オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ’15の基礎情報
・ワイン名:シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015
・生産者:オリヴィエ・ルフレーヴ
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>シャサーニュ・モンラッシェ
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:ACシャサーニュ・モンラッシェ
・気候や土壌:標高250~300m。粘土が混じった石灰岩土壌。
・栽培・醸造法等:手摘み、100%除梗、15日間の低温発酵、新樽比率25%オーク樽で9カ月、ステンレスタンクで3ヶ月間熟成。
・抜栓時期:2021.7.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):5000円前半~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインの今月のハッピーワイン40%割引で4000円位で購入。下記は現在実施中のハッピーワイン。
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ルージュ関連のおすすめ記事
オリヴィエ・ルフレーヴの他のブルゴーニュ・ルージュの記事です。オリヴィエ・ルフレーヴ共通の華やかさと複雑さを感じます。ACブルゴーニュよりは村名のサントネイの方がよりピュアで上質に、シャサーニュ・モンラッシェはさらにその上、といった印象です。
オリヴィエ・ルフレーヴはブルゴーニュでも3000円から購入できますので、おすすめの造り手です!
サントネイ・ルージュ2013/オリヴィエ・ルフレーヴ
5000円台~。
熟したフランボワーズなどの赤いベリー系果実、花々、スパイスの非常に甘やかで、うっとりさせられる香り。
口に含むと、熟した赤系果実やアメリカチェリーのような甘やかさがあり、爽やかなハーブとスパイスが複雑さを演出している。
ブルゴーニュ・ピノノワール2013/オリヴィエ・ルフレーヴ
4000円位~。
リリース後、時間が経過していますが、まだまだフレッシュでピュアな赤い果実の印象が健在、そして複雑さもある美味しいワイン。香りが特にお気に入りです。