今回は大量に購入した2015vtのルーデュモンの各種ブルゴーニュワインの内の1本です。AC.ブルゴーニュ・ルージュはダース買いして、まだ10本がセラーに残っています。
それらルーデュモンのブルゴーニュワインの中から、今回抜栓したのはサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015です。
2014vtを以前飲んでいますが、その際に気に入って、2015vtは他のヴィラージュ・クラスに比べて価格が控えめということもあり、2本購入した内の1本を抜栓しました。
そんなワインの感想です。
目次
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015の情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
2017vt
外観は深みのあるルビーレッド。グラスに注ぐと、ラズベリーやレッドチェリーの赤系果実のアロマに、クローブや赤いバラなどのニュアンスが感じられます。口に含むと、仄かなミネラルや豊かな果実味が口内を満たし、透明感のある凛とした酸味と共に上品なフィニッシュへと続いていきます。
ルー・デュモンが使用するブドウは水はけの良い、石灰質の畑のものが多く、標高が高いため、コート・ド・ボーヌの中でも繊細さと果実感のバランスがとれた上品なワインが造られています。砂質土壌で特に水捌けの良いレ・プランショ・デュ・ノールの畑の平均樹齢は30年のブドウを使用。天然酵母のみで発酵させ、マルサネ社製ジュピーユ森産(シャトー・ディケムでも使用している貴重な名樽)の新樽50%、フランソワ社製の1回使用樽50%で18ヵ月間樽熟成。ノンフィルターで瓶詰めを行っています。詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015の生産者:ルーデュモン
ルーデュモンは、日本人の仲田晃司氏がワインを造る志を抱き、単身フランスに渡り、各地の醸造家の下で修業を積まれ、自らのワイナリーを持ち、現在はネゴシアンもの(葡萄を買付、醸造はワイナリーで行う)とドーヌもの(葡萄栽培から一貫したワイン造り)と両方のワインをリリースされています。
また、「ブルゴーニュの神様」、故アンリ ジャイエ氏からもコメントをもらったと言う逸話も有名です。
そして、NHKの「仕事の流儀」で、ルーデュモンが紹介され、仲田さんの職人気質・プロフェッショナルさを感じたられた方も多いようで、さらに支持を受けている醸造家です。
サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015の生産者、ルーデュモンの情報は購入先のエノテカの内容を参照しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015の感想
オレンジ色が僅かに全体に加わる、非常に透明なルビーレッド。
熟れた甘いストロベリーなどの赤系ベリー、甘い花々、清涼感のあるスパイス、少しリキュール、森の下生えなどの香り。
甘やかなボリューム感のある香りがする。
スワリングしていくと、爽やかな香りが加わる。さらに、少し酸味のありそうな赤系ベリーの香りも加わり、より複雑な香りに変わっていく。
口に含むと、少しの酸味、ごく僅かの甘やかさ、タンニンはほぼ溶け込み、渋味はほとんど感じない。熟しつつあるフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの少しの酸味と甘やかさ、滋味深い出汁などの複雑で、透明感のある味わい。
しみじみとした滋味深い出汁感もあり、熟しつつあることを確認できますが、まだ少しフレッシュさも残る赤いベリーを感じます。また、液体に様々な要素が溶け込んだ複雑な出汁の味わいがあり、程良い熟成を感じます。非常に美味しい。但し、出汁っぽい風味はまだそんなには強くないです。果実の方が強く出ています。
まだまだ熟成しそうですので、果実味がもっと熟して透明度が高まったようなワインも今後楽しめそうです。この段階で飲むのも良し、もっと熟成させるも良し、さらにフレッシュな赤い果実を楽しみたい方はワインのリリース直後に飲むも良いです。
抜栓2日目は、抜栓初日より華やかな香りです。口に含んむと、酸味もまだ感じますが、初日よりは抑えられ、フレッシュさが控えめになり、より落ち着いた印象です。
エレガントでフルーティなワインとなっています。上品な甘やかなフルーティさが素晴らしい!
フレッシュさをさらに抑えたい方は抜栓2日目がおすすめです。フルーツのフレッシュさがあった方がいい方は抜栓初日がおすすめです。
ルーデュモンのワインは毎年リピートしていますが、ACブルゴーニュ外では、サヴィニー・レ・ボーヌはまだお値打ちで、しかも親しみやすさとACブルゴーニュにはない奥行きを感じるワインです。
サヴィニー・レ・ボーヌは同じ2015vtがもう1本あるので、数年後に抜栓して、熟成の変化を感じてみたいと思います。
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015に合わせた料理
・豚バラ肉のビール煮:ビストロ フィル
「豚バラ肉をあめ色玉ねぎとビールで柔らかく煮込んだ人気の商品です。」
豚バラ肉の旨味がしっかりと味わえます。しかも、めっちゃ柔らかくてジューシーです。豚バラ肉の脂っこさやつこさは全くありません。非常に美味しいです。
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌと合わせると、ワインの酸味がアップして、フレッシュなフルーツの味わいが強くなり、よりフルーティな印象になります。ちょっと若返る印象です。
豚バラ肉は少しタンパクな印象になり、さっぱりとして美味しいです。
良いペアリングだと思います。お酒で煮込むと美味しいですね。ビール煮と赤ワインも合うことを確認できました。
ビール煮だけに日本のクラフトビールやベルギービールと合わせても、めっちゃ合いそうです。
【ビストロ フィルの実店舗】
・気軽にフレンチとワインが楽しめるビストロ 『Repas (ルパ)』
「本町駅徒歩3分、ビルの2階で営業しています。平日ランチ2,000.土曜日ランチは3,500円。
ディナーはアラカルトのみでの営業です。各国ワインを全てグラス🍷でご提供しております。カウンター席もありますので、お一人でも気軽にご来店下さい。天満橋に系列店、 」(公式ページから引用)
公式URL | 食べログ上の公式ページはこちら
Instagram公式アカウント:bistr_fil Repas ルパ【大阪 本町】 |
住所 | 大阪市中央区本町4-8-8 リズム本町 2F |
TEL | 050-5600-0699 |
営業時間 | 【ランチ】 11:30〜13:30(L.O.) 【ディナー】 17:30〜21:00(L.O.) |
定休日 | 水曜日ランチ、日曜日、祝日 |
アクセス | 御堂筋線・四ツ橋線 本町駅徒歩3分 |
グルメサイト | 食べログはこちら |
・前菜の盛り合わせ「ガウダンテスタイル」:オステリア ガウダンテ
ホタテ貝の自家製スモーク | フレッシュサラダ | |
フリッタータ(イタリアンオムレツ) | ||
パテ・ド・カンパーニャ |
鶏肉のロール巻き ハーブソース |
魚介のゼリーよせ |
・魚介のゼリーよせは、あっさりしてるのに魚介のコクの旨味を感じて美味しいです。
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌと合わせると、初めに魚介の旨味がきて、余韻でピノノワールの甘やかでエレガントな味わいが感じられます。酸味が少し控えめになります。
・フリッタータ(イタリアンオムレツ)はスパニッシュオムレツよりは瑞々しくて、薄めの味付けです。トマトソースとチーズの味わいを加えて、丁度いい味わいになるように計算されています。ワインとはトマトソース、チーズ、卵のいずれも好相性で、もちろん合います。
・パテも肉の旨味のバランスがいい。濃すぎず、しかし、しっかりとした味わい。今回のルーデュモンのワインとの相性は一番良かったです。
・鶏肉のロール巻きはジューシーで、ハーブも上品です。鶏肉とよく合います。ワインとも上品に合います。
・帆立は旨味とスモークの香ばしさが良い組合せ。ワインはフルーティさが少し落ちるものの、それ程影響はなく、美味しいです。
前菜盛り合わせは、いろいろとワインとの相性を試せて、ついつい頼んでしまう、お気に入りの料理です。
・オステリア ガウダンテ:「気軽に楽しむ本格イタリアン。大切な記念日にも、お友達と賑やかに楽しむ日も。イタリアワインとともに本場イタリアの量と味を大阪と神戸でお楽しみください。」(公式ページより引用)
URL | http://gaudente.jp/ |
住所 | 大阪店:大阪府大阪市北区梅田1丁目11−4 大阪駅前第4ビル B1F
神戸店:兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目6−1 神戸ハーバーランドumie モザイク 3F |
アクセス | 大阪店:大阪メトロ・谷町線・東梅田駅、JR・大阪駅、阪急・梅田駅より徒歩5分
神戸店:神戸高速鉄道・東西線・高速神戸駅より徒歩12分 |
ルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015の基礎情報
・ワイン名:サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015
・生産者:ルーデュモン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>サヴィニー・レ・ボーヌ>レ・プランショ・デュ・ノールの畑
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.サヴィニー・レ・ボーヌ
・気候や土壌:特に水捌けの良い砂利質土壌
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年。天然酵母のみ。マルサネ社製ジュピーユ森産の新樽50%とフランソワ社製1回使用樽50%で18ヶ月熟成。ノンフィルターで瓶詰め。
・評価:リアルワインガイド90点
・抜栓時期:2022.1
・インポーター:ヌーヴェルセレクション
・参考価格(ネットショップ):5100円台~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、4900円台で購入。
ルーデュモンの2015vt関連のおすすめ記事
今回はルーデュモンのサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015を抜栓しましたが、じわじわと熟成してきていて、ある程度熟成した同ワインも美味しいことを確認しました。
下記は少し前に抜栓した同じくルーデュモンの2015vtのラドワ・ルージュです。
ラドワ・ルージュ2015/ルーデュモン
5000円位~。非常に甘やかな熟した赤い果実、ドライフルーツ、バニラ、サンダルウッドのようなお香、赤い花、シナモンや胡椒などのスパイスの香り。口に含むと、やや熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、バニラ、ドライフルーツ、スパイス、土、ミネラルなどの味わい。
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ2015/ルーデュモン
4700円台~。やや熟したストロベリーなどの赤い果実、黒系ベリー、バラの花、清涼感のあるハーブ、少し果実を煮詰めたような香り。口に含むと、熟したストロベリーなどの赤系果実の甘やかさ、少し煮詰めた果実などの味わい。華やかさもあり、落ち着きもある複雑に混ざりあった美味しさです。
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