目次
ルーデュモン レア・セレクション シャンボール・ミュジニー2000
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン(このブログの他の記事)。そのルーデュモンのレア・セレクションです。
レア・セレクションは、ルーデュモンが生産者の蔵出しの古酒の中から、コストパフォーマンスの優れているものを瓶単位(シュル・ピルと言う)で買い付けし、ルーデュモン名義でリリースしています。
よって、醸造はルーデュモンではない生産者が行っていることから、仲田氏の優れたテイスティング能力に触れることができるワインとも言えます。しかも19年熟成したシャンボールはどうなっているんでしょうか?わくわく感が止まらないです。
レアセレクション シャンボール・ミュジニーの生産者ルーデュモンについて
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。
そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(葡萄を買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有し葡萄栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
10年以上前に、コミック「神の雫」に掲載された生産者です。そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。
そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳しくはエノテカさんの下記ページをご参照ください。
ルーデュモンのシャンボール・ミュジニー ワインの感想
バラなどの花の香り、酸味のある赤い果実、スパイス、森の下草など香りの複雑さを感じます。
フレッシュではなく落ち着きのあるしっとりとした芳しい香りが全体を包んでいます。
口に含むと、酸味が控えめで落ち着いた赤系果実、微かにミントのような爽やかさ、未だに若々しさもを感じます。
舌触りは非常に滑らかです。透き通るようなシャンボールではなく、きめ細かなタンニンが溶け込んでいるような滑らかさです。
大人の女性が森の中で、草や花やハーブの複雑な風を感じながら、ミントを片手に熟した赤い果実を頬張っている、そんな情景でしょうか。
19年も経っているとは思えないワインです。未だに若々しさもあり、同時に熟成による複雑さや落ち着きがあります。
既にピークは越えているだろうと想像していましたが、まだ熟成するのではと思わせる味わいでした。
ミュジニーの村名ワインも凄いですね。そして、仲田さんのテイスティングはやはり凄いんですね。
ルーデュモンのシャンボール・ミュジニー ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コ-ト・ド・ニュイ>シャンボール・ミュジニー
・葡萄品種:ピノノワール
・参考価格:6000円程度(購入時の価格)
・購入先:ワインセラー・ウメムラ
・購入時期:2018.1
・抜栓時期:2019.7
ルーデュモンに関連するおすすめ記事
シャンボール・ミュジニー2013 / ルーデュモン
8000円台~。抜栓直後から、バラや熟した赤い果実の甘く品のある香りが漂い始める。程よく熟したフランボワーズやストロベリーの華やかさや、出汁のようなコク旨感がある。
ブルゴーニュ・ルージュ2014 / ルーデュモン
4000円位。フレッシュでジューシーな甘酸っぱい赤い果実を思い浮かべる香り。ハーブ、白胡椒などスパイス。口に含むと、程よい酸味、熟した甘味のある赤い果実、スパイスの味わいがある。少しの甘味もあり、魅力的な甘酸っぱいさがある。ジューシーな赤い果実を頬張ったような瑞々しさがあり、口の中でジュワッとする感じは健在。
★ブログランキングに参加中です。参考になりましたらクリックをお願いします!