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1000円台赤ワイン ギガルのコート・デュ・ローヌ・ルージュ2014
生産者のギガルのコート・デュ・ローヌです。ギガルと言えば、コート・ロティ、エルミタージュなど北ローヌに多くのAOCのワインをリリースしている非常に有名な生産者。
テロワールの特性を引き出し、リュット・レゾネなどで果実の美味しさを引き出しているという印象があります。
ボルドーの一流どころのシャトーのように樽まで自製しているのは、凄いなぁと感じました。
コート・ロティはルネ・ロスタンしか飲んだことがないのですが、非常にエレガントなワインでした。ギガルのコート・ロティとどう違うのかいつかは試してみたいと思います。
今回はコート・デュ・ローヌですが、果実のピュアな美味しさはしっかりと出ていると思います。ワインの感想は「テイスティングコメント」をご覧ください。
そして、価格は1,300円台から販売しているようです。
コート・デュ・ローヌやシラー&グルナッシュ好きにはお値打ち感満載ですね。
1000円台赤ワイン ローヌの生産者:ギガル
生産者情報はエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
エノテカオンライン「ギガル」のページ
1946年にエティエンヌ・ギガル氏が創設。1966年コート・ロティの単一畑の先駆けとなる「ラ・ムーリンヌ」をリリース、その後1978年に「ラ・ランドンヌ」、1985年に「ラ・テュルク」をリリース。これらコート・ロティの畑は、「ギガルの3つ子の兄弟」と称され、ワイン・アドヴォケイト誌にて100点を連発した。
現在は3代目フィリップ氏がコート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュなど北部ローヌを代表する多数のアペラシオンを所有し、名実共にローヌワインを代表する生産者。
ブドウ栽培については、元々、選りすぐりのアペラシオンの中から特に優れた区画のみを購入しているため、テロワールのポテンシャルが十分高いことに加え、リュット・レゾネ(減農薬法)を実践し、収量を厳しく制限しています。
醸造については、コート・ロティは実に40ヶ月もの長期に渡って新樽で熟成、シャトー・ダンピュイに樽工房を設え、職人の手によって、年間に必要となるおよそ800ものオーク樽を自製しています。
1000円台赤ワイン ギガルのコート・デュ・ローヌの感想
スパイシーな印象、ブラックカラントやブラックベリーなど黒系果実やハーブの香り。
口に含むと、熟したブラックカラントなどの黒系果実の凝縮感、スパイシーな要素があり、また、ボディはしっかりした骨格を持つ。
実際に飲んでいくと、フレッシュな黒系果実の味わいも感じ、濃厚ですが、タンニンはそれ程気にならず、滑らかな舌触りに感じる。
シラーの風味が出ていて、ブラック・カラントのファーストインパクトのようなスパイシーで密度の濃い味わいと、特有のスパイシーな香りがあります。
グルナッシュがフレッシュさと華やかさを少し与えて、親しみやすくしているような気がします。
上手く購入できると、1000円台前半の価格ですので、コスパに非常に優れたワインだと思います。ギガルのワインの導入としてはぴったりだと思います。
1000円台赤ワイン ギガルのコート・デュ・ローヌの基礎情報
・生産地:フランス>コート・デュ・ローヌ
・葡萄品種:シラー50%、グルナッシュ45%、ムールヴェードル5%
・参考価格:1300円台~
・栽培・醸造法等:リュット・レゾネ(減農薬農法)
・醸造:自製樽の仕様
・ポイント:ワイン・アドヴォケイト87点
・購入先:タカムラ ワインハウス、エノテカ
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