今回は2500円位までのイタリアのピノノワールを探し求めて、まとめ買いしていた頃に抜栓したワインです。
イタリアの北部にあたるトレンティーノ・アルト・アディジェ州の寒暖差のある畑で栽培されたピノネロで造るワインです。
まとめ買いした中では、個人的には非常に気に入っていて、おすすめのワインです。
但し、記事執筆時点では、既に取り扱っているネットショップは見つけられませんでした。
しかし、ピノネロ自体はワイナリーで造っているようですので、今後また輸入されることを期待したいワインです。
そんなワインの感想です。
目次
カステル・ザレッグが造るアルト・アディジェのピノネロ2017
カステル・ザレッグが造るアルト・アディジェのピノネロの情報は購入先のトスカニーから抜粋・引用しています。
アルト アディジェのボルツァーノ近郊で、土地の個性を綺麗に表現する「カステル ザレッグ」のスタンダードライン「ピノネロ」です。
スパイス、チェリーなどの赤い果実のクリーンな典型的なアロマ。程よいボディがあり、バランスが良く柔らかい口当たりです。細やかなタンニンと僅かにスパイシーな後味のあるフィニッシュが特徴的です。
標高500メートルの保水力の高い砂質の畑と、標高230メートルの赤みがかった斑岩の土壌の畑のブドウを使用しています。ステンレスタンクで温度管理しながら発酵後、マロラクティック発酵を行います。フレンチバリックで12ヶ月熟成。
詳しくはこちら(トスカニー(楽天市場)のページ)
アルト・アディジェのピノネロの生産者:カステル・ザレッグ
アルト・アディジェのピノネロの生産者、カステル・ザレッグの情報は輸入元のファインズ(FWINES)から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(ファインズ(FWINES)のページ)
カステル ザレッグは、イタリア最北の州である「トレンティーノ・アルト アディジェ」にあり、1851年、オーストリア大公によりワイン造りが始められました。
現在は、クウェンブルグ伯爵家がワイナリーを所有し、歴史と伝統を大切にしつつ、最新式の技術を取り入れて土地のテロワールを反映しています。ワインをこよなく愛するクウェンブルク伯爵、そして広い視野を持った若きワインメーカー マティウス ホイザー氏など、パッションに溢れたチーム力で、日々丁寧な仕事を行いワイン造りに励んでいます。
カルダロ湖からの暖かい風とドロミテ渓谷からの冷たい風の影響で、昼夜の気温差が大きく、最大40度の傾斜となる水はけの良い畑を所有。この恵まれた条件の中で造られたブドウは、すべて手摘みで収穫し、各ワインに合わせた特注のタンクで醸造しています。
ピノ ネロ、ピノ グリージョ、ソーヴィニヨン ブランやアルト アディジェ特有の品種を栽培し、一部を伝統的な仕立て方【ペルゴラ(PARGOLA)仕立て】で行うなど、土地の個性を綺麗にワインに表現することを目指しています。
カステル・ザレッグが造るアルト・アディジェの美味しいピノネロの感想
美しく透き通るルビーレッド。透明感のあるピノネロをイメージさせます。
フレッシュな赤系果実、甘い花、爽やかなスパイスなどの香り。
爽やかな中に、甘い花や酸味を伴う赤い果実の香りが漂う。
非常に上品さがありつつ、チャーミングな香りです。
口に含むと、程良い酸味があり、少し甘やかさ、僅かな渋味を感じる。
口に含んだ直後はフレッシュな赤系果実が思い浮かびますが、すぐに、程良く熟した赤系果実の味わいが支配的だと気付きます。
甘やかな果実の旨味や少し出汁をイメージします。
フレッシュ過ぎず、甘いわけでもなく、酸味とのバランスが良く、程良く熟した果実の美味しさ楽しめます。
非常に美味しいです!
抜栓2日目、やや熟した赤系果実、甘い花、スパイスの香り。そして、味わいは熟したチェリーやラズベリーなどの赤系果実や出汁のイメージで、旨味をじっくりと楽しめて美味しいです。
渋味はほとんど感じず、少し甘やかさがあり、控えめで穏やかな酸味から、非常に落ち着きのある熟した赤い果実の旨味を味わうことができます
抜栓2日目の方が落ち着いていて、抜栓初日よりも果実の旨味を楽しめます。
抜栓初日も非常に良いですが、抜栓2日目も非常に美味しいです。
非常におおすすめのワインです!
カステル・ザレッグのピノネロは華やかさもありますが、じっくりと楽しむこともできるワインでもあります。
抜栓2日目は初日に比べて大きく変化するわけではありませんが、味わいが落ち着き、果実の旨味をより楽しめて、美味しいです。
特に購入時は2300円位でしたので、非常にお値打ちなワインです。日々のピノノワールにちょうど良いと思います。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州のDOC.アルト・アディジェを試してみたい方や、熟した赤い果実の旨味をイメージするピノノワール(ピノネロ)を飲みたい方におすすめです。
しかし、取り扱いショップが見つけられず…。
当時の輸入元であるファインズの、カステル・ザレッグのワインの取扱リストには、他のブドウ品種のワインは複数種類ありますが、ピノネロは見当たらず…。
取り扱い再開を期待したいと思います! 是非!
カステル・ザレッグが造るアルト・アディジェのピノネロの基礎情報
・ワイン名:ピノネロ2017
・生産者:カステル・ザレッグ
・生産地:イタリア>トレンティーノ・アルト・アディジェ州>アルト・アディジェ
・葡萄品種:ピノネロ(ピノノワール)
・原産地呼称等:DOC.アルト・アディジェ
・気候や土壌:カルダロ湖からの暖かい風とドロミテ渓谷からの冷たい風の影響で、昼夜の気温差が大きく、最大40度の傾斜となる水はけの良い畑。
標高500m保水力の高い砂質土壌の畑と、標高230mの赤みがかった斑岩の土壌の畑。
・栽培・醸造法等:手摘み。温度管理下のステンレスタンクで発酵後、マロラクティック発酵、フレンチバリックで12ヶ月熟成。
・抜栓時期:2020.05.
・インポーター:ファインズ (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):取り扱い無し
・購入先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)
2020年当時2300円位で購入。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州のおすすめのピノネロ関連の記事
カステル・ザレッグのピノネロ2017を抜栓しました。落ち着きのある熟した赤系果実の旨味を楽しめるピノネロでした。
下記は同じくトレンティーノ・アルト・アディジェ州の美味しい、おすすめのピノネロです。
・クラシック・ピノネロ2018/カンティーナ・ラヴィス
非常に美しく、華やかな味わいと香りのピノネロ! 2400円台。
華やかなラズベリーやストロベリーなどの赤系果実、甘やかな花、清々しいスパイスなどの香り。口に含むと、華やかな熟した赤系ベリーの旨味や甘やかな味わい。
・トラミン・ピノネロ2020/トラミン
華やかさやまろやかさ、優しさ、艶っぽさのあるピノノワール! 3000円位~。
ドライフルーツ、やや熟したチェリーなどの赤系果実、ハーブ、爽やかなスパイス、華やかな花などの香り。
口に含むと、フレッシュさが残る、やや熟した赤系ベリーの非常にジューシーさが感じられる。