ブルゴーニュにハマり、ACブルゴーニュを飲んでいた頃に、イタリアのテロワールで造るピノ・ノワールはどうなんだろうかと思ったのが、きっかけでした。
そこでエノテカ大阪店で紹介いただいたのが、今回のワインです。
ワイナリーのカステッロ・デラ・サラは知らなかったんですが、ワイナリーを設立しているアンティノリは既に何種類か美味しいワインを飲んでいたこともあり、価格は6600円と高価ですが、購入しました。
熟成ポテンシャルを持つワインとのことでしたので、2017年の夏頃購入して、自宅のセラーで熟成させていました。
多少熟成も進んで、美味しくなっていることを期待しながら抜栓しました!
目次
アンティノリ(カステッロ・デラ・サラ)のピノネロ2013
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
2013ヴィンテージのコメント
ブルゴーニュのピノ・ノワールを思わせる、淡い赤紫の色調。
フランボワーズやラズベリーなどの赤系果実のアロマに、 スパイスのニュアンスがあります。
口に含むと、果実味がしっかりとしておりふくよかな印象。程よい甘味が心地よく残ります。
タンニンはシルキーで滑らか。長期熟成のポテンシャルも十分に感じられます。
品種の個性である、優しい果実味を官能的に感じられる、ピノ・ノワール好きな方に是非飲んで頂きたい、魅力的な1本です。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ウンブリア州の生産者カステッロ・デラ・サラ(アンティノリ)
生産者の情報はエノテカオンラインから引用しています。
カステッロ・デラ・サラについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ウンブリア州の霧深い山の上にあるワイナリー、カステッロ・デラ・サラ。イタリア半島で唯一海に面していないウンブリア州で、高い品質のワインを生み出しています。
特に、フラッグシップのチェルヴァロ・デラ・サラは、「ガンベロ・ロッソ」において最高評価のトレ・ビッキエリを25回以上受賞しており、長期熟成を前提としたスタイルは「イタリア白ワインの歴史を変えた」と絶賛された名品です。
カステッロ・デラ・サラが位置するウンブリア州は、夏は暑く乾燥し、冬は寒く湿気が多いという気候からワイン造りに適した土地「緑のウンブリア」と称されています。
1300年代から近郊のオルヴィエートの街を統治してきたモナルデスキー家によって建設され、その土地と建物を1940年にアンティノリが購入し、ワイン造りを始めました。
カステッロ・デラ・サラが所有する500haという広大な敷地の中で、ブドウ畑は約160ha。海抜200m〜400mの畑で、太古の昔は海だったことから化石などの堆積物と粘土質の多い土壌で、シャルドネやプロカニコ(トレッビアーノのクローン)、グレケットといった土着品種を中心に栽培しています。
アンティノリ(カステッロ・デラ・サラ)のピノネロの感想
美しい透き通る赤色をベースに、全体に橙色が混じり、紅茶のような色合い。見ているだけでも、うっとりする美しさです。
抜栓直後、素晴らしい艶のある香り!
薔薇などの花々、熟した赤い果実、出汁、スパイスとハーブなどの非常に複雑な香り。
スワリングすると、花々、出汁、熟れた赤い果実の香りが、さらに強くなっていく。
口に含むと、熟れきった感のある赤い果実を感じるものの、果実味はそれほど感じない。既にかなり熟成が進んだのだろうか。
スパイス、熟れた果実の旨味、紅茶、出汁など複雑で艶やかな味わい。
非常に奥行きがあり、旨味をしっかりと楽しめます。フレッシュな果実感は既に失われつつあり、旨味がたっぷり出て来ているような印象です。
抜栓2時間後、ブルーベリー、フランボワーズなど少し熟した黒系・赤系果実、フレッシュ感こそないものの、少し果実味は現れて来た。
艶のある薔薇や熟れた果実、爽やかなスパイスなどの素晴らしい香りで、また、味わいも抜栓直後の印象に、果実感が加わり、素晴らしいです。
抜栓2日目、薔薇、熟した赤い果実、出汁のような香り、熟した赤い果実とブルーベリーの旨味、スパイスの味わい。控えめな酸味。
2日目の方が華やかさをより感じ、そして旨味があり、奥深い味わいで美味しい。
基本的には初日と同様の香りと味わいですが、若干の変化があり、より奥行きのある香りと味わいに感じて、私の好みは2日目でした。
3年程自宅のセラーで熟成させているので、2013年から7年程経過しています。そのため、ある程度熟成も進み、奥行きのあるワインになっているのかもしれません。
非常にクオリティは高く、さすがアンティノリ!というワインです。
クオリティが高いので、早く飲んでもフレッシュな果実をもっと楽しめて、美味しそうです。
価格は少ししますが、ピノ好きの方は飲んでみるべきピノに入れておきたい1本でした。
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アンティノリ(カステッロ・デラ・サラ)のピノネロの基礎情報
・生産地:イタリア>ウンブリア州
・葡萄品種:ピノネロ(ピノノワール)
・原産地呼称等:IGTウンブリア
・栽培・醸造法等:手摘み。フレンチオークの古樽でマロラクティック発酵、8カ月の樽熟成、9カ月瓶内熟成。
・インポーター:エノテカ
・参考価格:6600円台~
・購入先:エノテカ大阪店
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エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
エノテカオンラインを活用して、ワイン・ライフをもっと楽しめるような便利なサービスなどのおすすめポイントや、ワインを少しでもお値打ちに購入するおすすめの方法などを紹介しています。
エノテカ大阪店の魅力について
エノテカ大阪店の魅力を紹介しています。豊富なグラスワイン、特別なグラスワイン、ワインとよく合う美味しいランチ、約1000種類から選べるボトルワイン貴重な経験ができるワインイベントなどについて紹介しています。
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コントゥーゴ2017 / グアド・アル・タッソ(アンティノリ)
5000円位~。トスカーナ州。クレームドカシスのような甘やかでクルーミーな印象、ブラックベリーとブルーベリーなどの黒系果実、スミレの花、爽やか系スパイスの香り。ブラックベリーの旨味、クレームドカシス、スパイスなどの味わい。非常に凝縮感があり、果実の旨味を楽しめます。
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3700円位~。トスカーナ州。黒い果実のフレッシュ感と熟した感じが共存するのがイタリアっぽい。ブラックベリーやブルーベリーなどの黒系果実、すみれの花、スパイス、スモーキーな香り。ブラックベリーやブルーベリーの少し熟した黒系果実、果実っぽい甘味を伴います。
フィキモリ2016 / トルマレスカ(アンティノリ)
価格は1700円位~。プーリア州。冷蔵庫で冷やしてこの赤ワインを飲むと、ネグロアマーロ&シラーのフルーティで、濃厚な果実の旨味と上品な甘みを美味しくいただけます。
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