今回のワインは過去に飲んで美味しかった2000円前後のイタリアワインをリピートしようと思い、まとめ買いした内の1本です。
ヴェネト州のカベルネソーヴィニヨン他で造る骨太の赤ワインです。開くと非常にエレガントになります。
コミック『神の雫』の初期に登場したワインですので、かれこれ20年近くリピートしていることになります。
そんなワインの感想です。
目次
ベッレンダのコントラーダ・ディ・コンチェニゴ・コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ2012
ワイン名が非常に長く、ほぼ呪文です。覚えるのはほぼ不可能なレベルですが、お気に入りのワインでしたので、当時必死に覚えました。
覚え方は下記のように分割すると、多少記憶に残せるかもしれません。
「コッリ・ディ・コネリアーノ」がイタリアの原産地呼称制度の最上位のDOCGの名称です。「コネリアーノの丘」という意味。
「コントラーダ・ディ・コンチェニゴ」は「コンチェニゴ地区」、「ロッソ」は「赤」。
ちなみに、「ディ(di)」は「~の」、英語だと「of」?などの前置詞にあたるのではないかと思います。
「コントラーダの丘(の)、コンチェニゴ地区(の)、赤ワイン」位の意味合いだと思います。
ということをイメージしながら、「コントラーダ・ディ・コンチェニゴ」にDOCG名の「コッリ・ディ・コネリアーノ」と「ロッソ」を付ければ、記憶に残せるのではないでしょうか。
コピペして検索するか、写真を店員さんに見せた方が早いですけど…。
ベッレンダのエレガントなコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12の情報は購入先のトスカニーから抜粋・引用しています。
コンチェニゴ地区という古い地名に由来するワイン。所有する畑のなかで赤ワインに適している土地に、メルロー、カベルネを植樹。出来の良い年に限り、約50000本生産されます。24ヶ月間ゆっくりとバリックで熟成。赤い果実の豊かなアロマとしっかりとした骨格のあるエレガントな味わい。しっかりしたボディになめらかなタンニンと酸のバランスのよい、重厚な味わいが特徴です。
詳しくはこちら(トスカニー(楽天市場)のページ)
コントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12 生産者:ベッレンダ
ベッレンダのエレガントなコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12の生産者の情報は輸入元のモンテ物産から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(モンテ物産のページ)
ヴェネツィアの北約60km、“ストラーダ・ディ・コッリ”(丘陵地の道)と呼ばれる地域にあるベッレンダ社は1986年に創設されました。コスモ家は長年農業を営んできた家系で、自家消費用のワインを生産していましたが、ブドウ栽培には非常に力を入れていたので、ベッレンダ社として自分達のワイナリーを設立したのです。
ベッレンダ社は、良いワインを造るだけでなく、ライフスタイルを表現できるワインをつくることを目指してきました。その革新性と個性で、ベッレンダ社はイタリアや世界の市場で、北東イタリアのリーディングワイナリーとしての地位を築きました。ベッレンダ社のワインは、イタリアでも最高のスパークリングワインの生産地の一つである、コネリアーノ・ヴァルッドビアーデネ プロセッコ・スペリオーレDOCGエリアの品質を体現したワインです。現在では、35haの畑を所有し、100万本のワインを生産し、世界中で親しまれています。
ベッレンダのエレガントなコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12の感想
熟したブラックベリーなどの黒系果実、燻した香り、生肉、熱帯の花、スパイスなどの香り。しっかりと熟れた果実や熱帯のような熱量を感じる香りがあり、スパイスが引き締める印象です。
スワリングすると、エレガントな花の香りも漂います。さらに開くと、エレガントなワインになるに違いない、そんな予感をさせる香りの変化でした。
口に含むと、タンニンはかなり豊富で、渋味もある。酸味は控えめ、甘味はほぼ無い。
少し熟したカシスやブルーベリーなどの黒系果実や、チェリーなどの赤系果実などの豊富な果実味があり、また、煮詰めた果実の凝縮感もあります。熟した果実の印象が一定の熟成を感じます。
スワリングしながら飲んでいると、タンニンもすぐに気にならなくなります。しっかりと濃い味わいで、かつ、フルーティで、少し出汁っぽさもあり、非常に美味しいです。
抜栓2時間後、熱帯のような雰囲気は控えめになり、フルーティさや爽やかなスパイスなどもしっかりと出てきて、また、バラなどの花々の香りが立ち込めて、さらにエレガントさが増します。味わいも同様に、バランスの良い様々な赤黒系果実のフルーティさと、出汁っぽさが饗宴し、全体ではエレガントな印象に変化していきます。
イタリア北部の美味しく、エレガントな骨太カベルネという印象のワインでした!
ベッレンダのコントラーダ・ディ・コンチェニゴは数年間飲んでいませんでしたが、やはり美味しいワインです。このワインはボルドー・ルージュのように抜栓直後ではなく、じっくりと開かせて飲んで欲しいワインです。
または、骨格がしっかりしているワインですので、デキャンタを使っても綺麗に開かせることもできると思いますので、アイテムがある方はデキャンタージュもおすすめです。
ここまで楽しめて2000円位~で購入できるワインですので、おすすめのイタリアワインです。
また、ベッレンダのコントラーダ・ディ・コンチェニゴはコミック『神の雫』でも登場したワインでもあります。かなり初期の段階に登場していました。手を出しやすい価格で、かつ、美味しそうでしたので、直ぐにネットショップで購入して、その後、何度もリピートしています。
機会があれば、是非!
『神の雫』に登場する本間チョースケが紹介したワインでもあり、下記書籍の本間チョースケのイタリア旨安ワインにもチョイスされています。P53に掲載。
ベッレンダのエレガントなコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12に合わせた料理
・サーロインステーキ:いきなり!ステーキアメリカ村店。@大阪市中央区。
今日も家籠りでUber eatsで注文。
骨太なカベルネ・ソーヴィニヨンには牛肉のステーキが合いそうと思い、サーロインステーキを注文。表面はよく火があたっていて香ばしい、脂身が少なく、噛めば噛むほど牛肉の旨味が出てきて美味しい!
ある程度開いた後のワインに合わせましたが、既に華やかに開いたワインを僅かに渋い印象に、フルーティでエレガントになったワインを僅かに全体のバランスを崩し、落ち着きのない印象にしていました。いずれも僅かずつですが、マイナス方向にワインを導いてしまっているようです。ベストマッチではなかったようです。
ただ、僅かなマイナスの印象ですので、同時に口に含まなければ、否定するレベルではなく、食べて飲みこんで、ワインを飲んで飲みこんでであれば、どちらも美味しく楽しめます。
ベッレンダのエレガントなコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12の基礎情報
・ワイン名:コントラーダ・ ディ・コンチェニゴ・コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ2012
・生産者:ベッレンダ
・生産地:イタリア>ヴェネト州
・葡萄品種:カベルネ ソーヴィニヨン、メルロー、マルツェミーノ他
・原産地呼称等:DOCG.コッリ・ディ・コネリアーノ
・栽培・醸造法等:24ヶ月オーク樽のバリックで熟成。
・インポーター:モンテ物産(モンテ物産直営オンラインショップはこちら)
・参考価格(ネットショップ):2000円位~
・購入先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)
2068円で購入。
イタリア、ヴェネト州の赤ワイン関連のおすすめ記事
ベッレンダのコントラーダ・ディ・コンチェニゴ’12はイタリアのヴェネト州のワインです。
そこで、ヴェネト州の赤ワインの感想の記事を紹介します。いずれもおすすめのワインです!
2000円弱の美味しいジャンニ・テッサーリのピノノワール
3000円台でアマローネを感じるアレグリーニのパラッツォ・デッラ・トーレ
そして、1度は飲むべきワインと感じるアレグリーニのアマローネです!
ピノ・ノワール2018/ジャンニ・テッサーリ
1700円台~。フレッシュな赤い果実、熟したベリー系の甘い果実、薔薇の花や香水のような香り高さと華やかさ。口に含むと、少しの上品な甘味を伴う赤いベリー系果実が美味しい!
パラッツォ・デッラ・トーレ2015/アレグリーニ
3000円台。イタリアのワインの中でも独特な製法のアマローネの片鱗を感じることができるワインです。葡萄品種やリパッソ製法(二重発酵)などアマローネとの共通項も多く、アマローネが飲みたくなる美味しいワインです。
ブラックベリー、カシス、リコリスなどの黒系果実、モカ、胡椒などのスパイス、バニラなどの甘やかな香り。口に含むと、上品な甘みがある凝縮した黒系果実、モカのような味わい。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2010/アレグリーニ
8000円台~。手間暇をかけた独特な製法と長期の熟成により実現する、妖艶な香りと魅惑的な味わいの、独創的な非常に素晴らしいワインです。1度はぜひ飲んでいただきたいワインの1つです。
詰めたジャムのような果実、ドライフルーツのような華やかで複雑な香り。口に含むと、良く熟した黒系果実の凝縮感、ドライフルーツを良く味合ったときの甘味、または、小豆で造る上品な餡のような優しい甘味。非常に上品な甘やかさ、芳醇な果実味、ふくよかなタンニン、濃厚でいて滑らかな舌触り、そして、全体としては非常にエレガントな味わいです。
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